[No.36] 栄養剤の選択について From:はな 2001/10/20(sat) 01:53:41 [MAIL] はじめまして。悩める栄養士はなです。ぜひ栄養剤のことでおしえていただきたく、思い切ってメールします。最近私のつとめる病院でも胃ろうの患者さんがふえてきたのですが、そのときの栄養剤の選択で、いろいろと悩むことが多くなりました。うちの外科では消化態栄養剤か、半消化態栄養剤かのちがいくらいで、濃度と速度があえばあとはどれでも同じじゃないのという感覚で選択されているようです。
私は少し繊維が入っている栄養剤(圧倒的に食品扱いの品がおおいのですが)のほうがお通じが安定するように思えてなりません。じっさいに患者様でもPEGから食物繊維の製品をワンショットでいれておくとお通じが安定するというヒトも結構いるのです。
というわけで、入院中は腸管を動かしていい人に対しては繊維の入っている栄養剤を第一選択にしておすすめするのですが結局退院するときには医薬品扱いでないとお金がちょっと・・・といわれてしまいます。口からほとんどとれないと栄養剤の選択って大事だと思うのですが、下痢の原因って濃度とか速度、乳蛋白ぐらいでしょうか?繊維とか関係ありますか?病院によっては多種類をそろえるのは難しいでしょうし、食事と併用の場合病院側の持ち出しがあるので、食品扱いの栄養剤より医薬品扱いの方が都合がいいといわれたこともあります。栄養剤はいろんなメーカーからでていますが皆様はどのように選択していかれるのでしょうかご示唆いただければうれしいです。
[No.35] 視点は360°の視野から見れますよ!(今、考える時かも知れません) From:Healing 2001/10/17(wed) 12:52:27 [MAIL] ”とんぼ”さんの「とんぼは複眼です」周りをぐるっ見渡す、というご意見はご感想は「的を得た」ご意見だと念います。自分とう人間が1人いると、”例えば”「周囲には360人の人がいて360°からの目が有る」のですし。従って、そこに「違い」があっても当然ではないでしょうか「考える」する「思考錯誤」する「研究」する「検討」する「書いて」みる「実行」する「行動」する「実験」する「検証」する「吟味」する「証明」する・・何か「課題に取り組む」時、自分1人で行うときはどうしても、ふと気がつくと「独りよがり」「不安が頭を過る」かも知れませんが、それは日本人に伝統的に代々から受け継いできた、悪しき慣習ですよ。「個性を自覚」していない「大切にしていない常識があった」からではないでしょうか!又、医療だけに関わらず「世の中は全てそのような流れ」にながされているのではないでしょうか!医療における「中間アウトカム」の件にしても、個人個人の先生方がそういう事が必要だと強く感じていらっしゃるのであれば「PEGドクターネットワーク」を通して1つ1つの「問題・課題」等をそれぞれが「違った意見・違った見方・違った提案」の「交換の場」として欲しいと思います。医師会の学会は、多い人は1周間に1回もあるそうですが、ある先生は多すぎるね月1回位にしてもらわないと「医療活動に専念出来ない」とのご意見でした。この事が、現在の医療が「研究中心の医療活動」と叩かれるゆえんではないでしょうか、先生・・もうこれからは「患者を中心とした医療活動」に切り替えないと「欧米諸国との格差」は開く一方ではないでしょうか。「中間アウトテム」設定のとっかかりは「各、「病院内での診療科目の壁を破る」→「風通しを良くすし個人情報を開示する」→「病院ないでの診療科目間の情報交換」が行われ客観的に「自己評価・総合評価」→「改善」へと進むことが出来るものと
期待するのですが!・・医療界も時代の変革期に来ています。40歳台〜50台歳位の先生方は、65歳台・80歳台にかけての先輩教授や名誉教授の意見には逆らえない、という実態も承知しておりますが、もう21世紀ですよ・・思い切って変わる勇気ある先生がぞくぞく登場されてもおかしくないと念います!患者は
「もう、金太郎飴タイプの先生は患者家族は望んでいません」。
この欄に投稿される先生方や患者さんの意見交換は近い将来の医療の在り方を問いあう貴重な場であると感謝いたしております。
[No.34] とんぼのめがねは・・・ From:とんぼ 2001/10/16(tue) 10:36:00 トンボは複眼です。周りをぐるっと見渡します。
医療に関わらず、自分の周りをぐるっと見渡すことって必要だと痛感しています。1つの事を解決しようとする熱意が視野狭窄を招いていないだろうか。良かれと思ってすすんでいたはずなのに、独り善がりの独善的な行為を押しつけていないだろうか。
自分が突き進んでると思った時にふと不安になるのです。
こういう時にこそ、中間アウトカムの設定という視点で、冷静に客観的に自己評価する必要があるのでしょうね。抽象的な表現ですみません。
[No.31] 今こそ,考えるべき時かもしれません From:yutaka suzuki 2001/10/07(sun) 21:55:28 [MAIL]
● 朝日新聞の6月13日に興味深い記事が掲載されました.
● PEGの問題は,手術を受ける患者が本当に望んでいるか否かです.しかし,現場では,それがはっきりしない場合も少なくありません.では,本人の意思が正確に反映されなければ,それは悪い医療なのか?アメリカの学会などではすでに10年前からこの問題が学会で取り上げられています.PEGの適応の問題は,今後さらに検討を続ける必要があるでしょう.ただし,ひとつ確かなことは,PEGの是非の前に,明確な治療ゴールのない点滴や手足を縛りながら行う経鼻胃管からの経腸栄養は論外であるということです.願わくば,PEGが患者のQOLの向上に結びつき,さらには家族にもストレスを軽減できるならばと思います.
● 朝日新聞の記事を参考までにコピーしました.ご意見をお聞かせ下さい.
企画特集 [QOLのカルテ]
経管栄養 藤田晴康
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脳血管障害、いわゆる脳卒中を発症後、命は取りとめたものの寝たきりとなって合併症等のため入院しているお年寄りは数多い。特に民間病院では一般内科病棟の日常は、こうした大勢の患者さんたちの処置や看護・介護に追われている。単に延命を図るだけではすまないというQOLを重視した医療の課題はこうした現場でも切実である。
脳梗塞(こうそく)で倒れた後、数年間寝たきりで当院に入院されたAさんは言葉を発することはない。何かをたずねても表情やわずかな手の動きで何とか返事をしてくれているように見えるだけである。物をのみ込む力も衰えており、ふつうに食事を取ってもらおうとすると「むせ」がひどい。誤って肺に入ってしまい肺炎を起こしたこともある。現在、食事は鼻から胃に入れた細い管を通しての流動食である。しかし、これではのどの奥に違和感があり、Aさんも何回か自分で管を抜いてしまった。管を入れ替えるときも何回かのどに引っかかってしまい安楽とは言いがたい。
最近では腹壁から胃に直接管を入れる「胃瘻」という手段がよく用いられるようになってきた。最初にみぞおち付近の皮膚から針を刺して胃に穴を通すとき、胃カメラで胃内を見ながら行う技術や道具が進歩したためである。
病院スタッフからみれば、同じ経管栄養を行うなら1回胃瘻を造ってしまえば、患者さんにはかなり楽をさせてあげられるように思える。しかしAさんに胃瘻の説明を行って本当に理解していただけたか、確証を得るのは難しい。ご本人の意思がうまく確認できない場合には家族の意見を参考にすることになる。
むろん反対される家族もいらっしゃる。いわく、「うちのおばあちゃんもかなりの年だ。体に穴をあけたり傷をつけたりするのはやめてほしい」「おなかにチューブが入るのはかわいそう」。
そもそも寝たきりで言葉も出ないような重症になったら、余分な管や機械類はなるべくつけてほしくないと願う人も多いのだから、もしもAさんの思考が読み取れたなら病院スタッフも何と言われているかわかったものではない。
コミュニケーションがふつうに取れる人たちに「胃瘻」を説明して賛否の程度をアンケートで求めることもできるだろうが、その結論は「平均値」や「最大公約数」であって、Aさんに本当に承認されているかという疑問も残る。
きわめて日常生活的な要素である食事や栄養法を取っても、こうした患者さんの場合にはQOLからみた処置の判断について現場のスタッフも、おそらく家族も現在のところ手探りであろう。
「沈黙した」Aさんたちはわれわれの時に思い切った、時に恐る恐るの処置を病院での暮らしとしてどのように思っているのであろうか。
QOL Quality Of Lifeの略。「生命の質」や「生活の質」と訳され、それらを重視した医療を目指す考え方。欧米のホスピスなどが背景にあり、日本では88年にQOL研究会が発足し、2000人を超す医療関係者らが参加している。
[No.33] NTV「からだ元気」見ました From:おっちゃん 2001/10/14(sun) 10:26:18 [MAIL] 10月12日(金)11:00〜11:25、NTV「からだ元気<若者も高齢者もご注意!肺炎ーその実態と最前線>」で”PEG”が登場した場面をあらかじめ録画しておいたテレビで拝見致しました。主たる診療科は「肺炎」を対象としていましたので内科でしたが、若い女性と男性の老人との2例が紹介されました、何故!このような症例が発生するのか、それぞれ原因等を分けて説明紹介されていて素人にでも「へー・・なるほど」そうなのか怖いなという印象を受けました。同じ肺炎でも2種類ある点も勉強になりました。特に、「老人のケース」は体力的に衰えて食事も取れない状態になるとは知りませんでした。その対策として「PEG」による点滴で体力を回復出来る場面は「PEG」の存在がいかに広範囲に活用出来るか証明してくれるものでした。更に、図解入りで「PEG」をどのようにして体内から体外へ引き出すかと言う説明も我々素人にはとても判りやすかったです。おそらく「各、診療科目」の壁を乗り越えて「PEG」は活用出来るのだなと言う事を強く感じました。先日、この欄で「(dr)鈴木」が紹介したいた赤ちゃんにも「PEG」を挿入した症例が紹介されてビックリしていた矢先だっただけに、応用範囲の広さには驚かされます。この調子だと次から次へと新しい試みがなされるではないかと楽しみにしております。アメリカでは「PEG」は身体に何の障害にはもならない危険性もない事が証明されているそうで、ごく一般的に使用されているとの報告や報道を耳にする度に日本の取り組みの遅さにいらいらさせられます。
[No.32] 今こそ、考える時かもしれません From:平成の一休さん 2001/10/07(sun) 23:21:04 [MAIL] ★dr「yutaka suzuki」へ、大変な記事が掲載されましたね。
★この記事の内容は要約すると次のように私は解釈いたします。
記
@患者が医者を指名する時代がやがて訪れる。
A医者が患者を逆に選ぶ時代がやがて訪れる。
★20世紀は【心の時代】でした。21世紀は【命の時代】です。
即ち、【生命の質】や【生活の質】はもはや避けて通れない。
その事をこの【記事は示唆している】のではないでしょうか。
合掌三拝
[No.30] PEG啓蒙活動について要望がありました From:平成の一休さん 2001/10/07(sun) 12:04:03 [MAIL] PEGスタッフの皆さん、こんにちは毎日今日は西へ明日は東へと
飛び回るような忙しさに「やった」と心地よい充実感を感じられると念います。昨日、静岡の知り合いの開業医の先生と情報交換をしている中で、協力病院の登録はしたけど「PEG」のことが未だ良く判らない・・時々「PEG」の患者さんから「質問・相談」を受けるけど回答に窮することが度々あって困っている。この問題は自分だけではなく「地方の医療関係者」全て言える課題だとおもう。そこで、ご提案があります。【市医師会】【県医師会】等の地区地域の小さな単位で先生方の講演会を開催して頂ければ【医療関係者の不安は払拭され】される筈だと力説されていました.その為には「PEG」の講演会をどんどんやって欲しいとのことでした。その先生はこうコメントしました「PEGの良さは判る」し、「PEG」の患者さんも沢山いて「良さは自分が一番知っている」でも、何か問題が発生した時の事を考えて医療関係者の方々はやっては見たいけど何だか怖い・不安が本音です。それは、以下の通りです。
何か「トラブル」等が発生した時の対処方法が判らないのが実情である点が1ツ。新しいものを理解しようとせず、逆に排除しようとする「PEGの対する強い抵抗感や偏見」が1ツあるからだそうです。まずは何をおいても、【富士市医師会】で早急に講演した欲しいとのことでした。以上、お知らせまで。合掌三拝
[No.29] テレビに「PEG」が登場します From:平成の一休さん 2001/10/02(tue) 23:38:07 [MAIL] まいどー・・お待たせしました、またまた「一休さん」ですよ。
やりましたねついに、いよいよ「PEG」もメジャーの仲間入りを
しそうな勢いですね。嬉しいです、本当に嬉しいです。
「PEG」が栄養障害患者だけでなく食道炎による逆流で「肺炎」の併発に効果を発揮するなんて皆さんビックリされるでしょうね。9月24日のこの談話室で鈴木裕先生が「赤ちゃん」にも「PEG」を使用されて成功を収める等、PEGの幅広さが改めて認知された感がいたします。今後もマスコミにどんどんと取り上げられるでしょうね。楽しみにしております。合掌三拝
[No.26] 子供のPEGについて From:yutaka suzuki 2001/09/24(mon) 23:22:09 [MAIL] 以前,このコーナーで、子供のPEGについてお話しましたが、新しい知見が入りましたので,ご報告いたします.
何歳くらいからPEGは可能かという質問を時々受けるのですが,つい1週間ほど前,生後4ヶ月の3000グラムにも満たない赤ちゃんにPEGを行いました.私自身,1200例以上のPEGの経験があるのですが、実はこんな小さな赤ちゃんには初めてでした.でも、造ることはあまり難しくないというのが実感です.倫理的な問題や全身状態,胃食道逆流の状態などを考慮すれば、どんなに小さな子供でもPEGはOKというのが回答だと思います.ちなみに3000グラムの赤ちゃんの経過は良好です.
[No.28] テレビにPEGが登場します。 From:PDN 2001/10/02(tue) 16:59:32 [MAIL] [HOME] トップページでもご案内しましたが、来る10月12日(金)午前11時〜日本テレビ系で放映される「からだ元気科<若者も高齢者もご注意!肺炎−その実態と最新治療>」でPEGが登場します。
「飲みこむ機能が衰えた方や胃からの逆流を起こしやすい方は、飲食物を誤嚥(食道ではなく気管にはいってしまうこと)しやすく、それが原因の肺炎も多く発症しています。このような誤嚥性肺炎を予防する方法のひとつとして、飲みこまずに直接胃から栄養をとるPEG−胃瘻からの栄養摂取−があります。」…という筋書きで紹介されるのでしょうか。
あの「思いっきりテレビ」の前に放映されている番組で、ご自宅あるいは病院の待合室で見ている方も多いようです。こうやって、一般の方の日常会話にPEGが登場してほしいと思います。
尚、宮崎放送は放映時間が異なり、10月16日(火)午前11時10分からとなります。
[No.23] 入浴について教えてください From:村上美恵 2001/09/23(sun) 16:09:04 [MAIL] 私は、老健施設の看護婦です。痴呆棟にハードガストロチューブ装着している入所者がいるのですが、入浴について看護と介護で扱いが違い、困っています。介護側は、「湯船につけたほうが気持ちいいはず」といい、看護は「ボタン装着部から腹腔内へお湯が入り感染の危険がある」と意見が分かれてます。ボタンは、先月入れ替えて、その時付き添った介護職員が主治医から、「湯船につけないように」と言われたらしいのです。本当はどうなのか、教えてください。この方は、介護度5でほとんど寝たきりです。
[No.25] 入浴について教えてください・・続き From:平成の一休さん 2001/09/24(mon) 00:24:21 [MAIL] 「mube」さん、こんばんわ。またまた一休さんの登場ですみません?・・「PEG」についてはまだまだ大部分がその実態・効果・効用等が知られていないのが実情です。その為PEGドクターズネットワークにて疑問点や判らない点等々にてそのつどお答えするようにしております。【PEGの特徴】は以下の通りです。
@ボタン式PEGは操作が簡単である点ですA経口栄養点滴は自分の都合の良い時間に、自分に必要な量の点滴が自由に出来る点ですB一度PEGを挿入すれば「次回交換」する時は入院の必要はなく診察室で「4〜5分」で交換完了する点ですCお風呂には普段通り入れる点ですD社会保険が適用されるので費用が安い点です
E自分に合った栄養剤を点滴すれば体重が比較的短期間に上昇する点です(私はツインラインです)F体重が上がり始めると本人も気分が良くなり表情が明るくなる点ですGすると自然に自分から話しかけるようになる点です。こと「PEG」に関しては医療関係者の方でも、どう扱っていいのか手探り状態が実情です。
私から言わせればPEG周囲を常に清潔にしておけば感染等ありません。仮にお湯が腸内に少し位入ったとしても、元々腸内は雑菌で一杯ですからそれ程心配する必要などありません。むしろ、「PEG周囲の液漏れ管理を怠る」と化膿し感染するそちらが心配されますし医療者の勉強不足が目立ちますね。
【患者さんが先生です】 合掌三拝
[No.24] 9月22日にアルファークラブ主催の胃切除後障害のセミナーが開催されました From:yutaka suzuki 2001/09/23(sun) 17:34:48 [MAIL] ● 9月22日にアルファークラブ主催の胃切除後障害のセミナーが開催されました.
● 胃切除後の障害に悩まれている患者さんの多いことに驚きました.
● 特に,栄養障害は深刻な問題です.
● このコーナーでもこの問題について取り上げたいと思います.
[No.18] 教えて下さい! From:白たぬき 2001/09/06(thu) 14:31:16 [MAIL] はじめてお便りします。長期療養中の患者さんで胃瘻造設しています。瘻孔完成して1年経過しますが、最近、瘻孔からの胃液や栄養剤の漏れが激しく困っています。どうしたものでしょうか?
教えて下さい。
[No.19] このままで良いのでしょうか From:mube 2001/09/06(thu) 23:40:23 [MAIL] 以前 mochiさんのおばあさまのことで書き込みをさせて頂いたmubeです。今日は 父の事で以前から疑問に感じていたことがあるので、そのことについて質問させて頂きます。
最近の書き込みを読んでいると 色々なケースがあるのだな、と思います。ここに書き込みをする人は何らかの問題を抱えている人が多くなりがちでしょうから 余計にそう感じるのかもしれませんね。
父は 現在80歳、脳出血の後遺症で昨年6月頃から急速に嚥下障害が進み、8月に胃ろう造設の手術を受けました。お蔭様で漏れたりただれたりといったトラブルはまったくありません。しかし、術前の医師からの説明によると「以前(嚥下障害が始まる前)と同じ生活に戻れますよ」ということだったのに、術後も痩せ続けて
体力が衰え、ついに僅かながら口から食べていたゼリー類も食べられなくなり、車椅子中心の生活から寝たきりの生活へとなってしまいました。
父は内臓はどこも悪いところはありませんし、新たに脳梗塞が
おきていることもないそうです。(小さなものはあるかもしれないそうですが) 術後 自宅で過ごせたのは2ヶ月ほどで 後はずっと入院生活でした。一時は反応も鈍くなり 私の問いかけに答える事もできなくなっていました。今年の6月 すがるような思いで栄養剤の量を増やしてもらえないだろうか とお願いし、1日1200ccから1400ccに増やしてもらいました。相変わらず 痩せたままではありますが、表情が戻って来て 高熱が続く事もなくなってきました。7月末にやっと退院する事ができましたが、まだまだ安定した とは言い難い状態です。
そこで質問なのですが、父が多少なりとも回復してきたように思えるのは やはり栄養の量が影響していたと考えられますか?また いまだに微熱が出たりするのは歳のせいで仕方が無い と言われているのですが、痩せたまま太れない ということも考えると何か他に原因があるような気もするのです。どのようなことが考えられるでしょうか。
誤解してほしくないのですが、私は誰かを非難しようとか、胃ろうを否定しようとか思っているわけではありません。素人は何もわからないので 小さな事でも不安に感じていまうものです。父の入院中にも 胃ろう造設の手術を勧められている患者さんの家族から質問を受ける事が何回かありました。良い事も悪い事も含めて 色々な情報を知りたいと思うのは当然の事だと思うのです。
もしも 父と同じような状態にあり悩んでいる人がいるとすれば
何かを解決していくきっかけになりはしないかと思い 書き込みをしました。
医療関係者に限らず、ご本人 家族の方で こんな問題があったけどこのような方法で解決しました とか 医学的なことでなく普段の生活においての色々なアイディアなどでも教えて頂いたら、もっと不安がなくなるのではないかと思っています。よろしくお願いします。
[No.4] ペグ From:ひで 2001/08/05(sun) 10:16:01 ペグを日常で愛用している?ものです。
が、昨年末からメーカーが変わり、ペグの寿命が短く、
2週間ほどで交換するような状況です。
[No.15] お願い 術後の栄養障害について From:yutaka suzuki 2001/09/01(sat) 15:57:57 [MAIL] 胃がんや食道がんの術後栄養障害は最も頻度の高い障害です.しかし,生命に直結しないことから,外科の学会でも比較的軽視された領域でした.しかし,最近では術後の患者さんが,いかに障害を少なく,元気に暮らせるかが術式の最大のテーマに変わってきています.9月22日には,アルファークラブ主催の胃術後障害の患者さん対象のセミナーが開催されます.
今後,PDNでも術後栄養障害についても取り上げようと考えています.もし,術後の栄養障害で悩まれている方がいらっしゃいましたら,この欄に投稿して下さい.
[No.22] タイトルなし From:平成の一休さん 2001/09/13(thu) 00:25:31 [MAIL] 【mariru】さん【2001/09/02術後置去り状態の患者や家族】の
タイトルでこの談話室へ投稿した【一休さん】です。その時指摘した内容の典型的症例と内容は同じで、本当にお気の毒ですし【担当医の無責任さ】に腹が立ちます。でも勇気を出してよくぞ投稿して頂きました。ありがとうございます。私達患者はもっと【生の声】を大にして改善すべきことは改善くれとを要求すべきではないでしょうか。「医者:患者」は対等の立場を基本に対応して欲しいものです。しかし、先生だけにだけお任せなんてと言うような患者や家族の姿勢も同様に改めなければいけないと思いますよ。何故でしょうか?【病気の原因はご自分が作ったから】ですよ。そのことをきちんと自覚した上で先生方と正確な情報交換をしないとこんな筈じゃなかったと後悔する結果になります。自分の身体の状態は自分が一番良く知っているんです・・先生は各種検査結果や病理の検査結果あるいは問診等で判断するしかないんです。お薬だってそうですよ。完全な処方なんて不可能なんです。その辺も私達は良く自覚して研究する事はとても大切なことです。【頑張る患者さん】には【先生もナースも応援します】が【頑張ろうとしない患者】には【先生もナースも応援してくれません、それが現実です【患者は病人】なんですから【健康な人より尚一層病気と正面から向かい合って戦う姿勢】がなければ全てのチャンスは逃げてしまいます。
おっしゃるように【術後患者はほったらかし状態】は事実です。
一説では現在、術後障害者は推定ではありますが【日本全国に50万人】もいるとの報告もある位だそうですとんでもない話しです
数年前までは【術後障害は100人:1人】の割り合い、つまり100人手術して【術後障害を起こす人は1人位】と言うのが定説でした。しかし最近の発表では【術後障害は1人:100人】の割り合い
つまり、【100人手術して術後障害を起こす人は99人位】なのが
新説になりつつあります。手術をするなら術後どうなるか位良く検討した上で手術をして欲しいものです。9月22日アルファークラブ主催の胃術後障害の患者対象のセミナーに是非お越し下さい。【mariru】さんがお悩みにピッタンコの症例発表が鈴木先生から紹介される筈です。勿論、私も参加致します。合掌三拝
[No.21] 空腸瘻の経腸栄養剤について教えて下さい! From:ぴ 2001/09/10(mon) 05:00:50 [MAIL] PEGの談話室ではありますが、私の父(age;68)の件で皆さまのお知恵をお借りしたく、初めて投稿致します。父の原疾患は食道癌で昨年10月に手術、非常に稀とのことですが、その後遺症で嚥下障害(嚥下不能で現在は専門クリニックで週2日リハビリ通院中)となりました。術後の経過が良くなかったこと(術後肺炎併発)などもあり、未だ入院中(リハビリは外のクリニックに通っている)です。栄養補給については、術後より空腸瘻(既存の胃は再建食道のため「胃管」となっている)から「クリニミール」1600kcal/dayを目安に補給しています。現在は全身状態もそれほど悪くない(長期の入院のため体は硬くなっているが、ADLはまずまず)ため、本人も退院、帰宅を考えている様子です。さて、そこで懸念は現状栄養補給に日中丸1日かかってしまう(100kcal/h(標準)で投入)ことで、理由がなくては体がFreeになる時間がありません。私自身も「経腸栄養剤」について調べていますが、栄養効率が良く、メンテナンスの簡素な栄養剤(医薬品、食品含めて)についてよくご存知の方に情報を頂けますと幸いです。例えば、「エンシュアH」など良い製品の様に思うのですが・・ちなみに、父は腎機能、肝機能などの疾患はありません。脳血管障害の既往症もありません。よろしくお願いします。
[No.17] もう大変! From:tantan 2001/09/04(tue) 21:32:51 この前の土曜日PEGの研修会にいきました。いって良かった
問題の一つが解決しました。家族の方も喜んでおられてたんです
でも胃ろうからの漏れはまだ続いています。家族の方といろいろ
な事で話をしていて、きっと家族のかたも胃ろうからの漏れをなくす事ができると思ったんだとおもいます。私自身も試せるのであれば、毎日寝衣までぼとぼとに漏れてもう2年程たっているにも、かかわらずガーゼ交換しかしていない状況なので考えたいと思っていた、矢先にその相談事がGの耳にはいり、きっぱり何をやっても無駄といわれた今日、家族の気持ちが痛いほどわかります。私は訪問を始めて2ヶ月位ですが利用者の為に少しでも状態が良くなればと思っていたのですがいまの世の中では現実できないことがあると感じました。試してみてはとすこしでも考えてくれない心のせまさと言うものに今日はとても腹立たしかった。
[No.16] 術後置き去り状態の患者や家族 From:平成の一休さん 2001/09/02(sun) 15:34:02 [MAIL] 明治以来、日本の医療界は病気になると、検査→入院→手術→退院→自宅静養・・運が良ければ社会復帰出来るが、これは稀なケースに過ぎない。無事、社会復帰しても何時再発するかあるいは
社会や会社等では白い目で見られ肩身の狭い思いをしているし、家族にとっても精神的・肉体的・経済的その他で苦しみを共有しているのが現状でストレスは溜まる一方が現状のようです。
◆上記の件を簡単に表現するとすれば、医者の関心事は「患者が生きてるか・死んでるか」の2点しかないのです。退院して様態が悪くなったら又病院にいらっしゃい、そうしたら見てあげる。
そして運悪く病状が進行していれば入院→検査→処置→再手術→退院の繰り返しなんです。そうして入退院を繰り返して入る内に
体重が減少→気力が減少→寝たっきり状態になる→再々入院→この状態では治療するだけの体力が残されていないので放置されて
死を待つだけの絶望的な状況に追いこまれるし本人も家族も病気と戦うことを諦めてしまう。やがて、死を迎え追いたてられるようにして病院を後にする。これが今の日本の医療制度・医療者の
姿勢なんです。医療ミス等が盛んに取り上げられるようになりましたが、良く考えてください”おかしいと感じませんか”手術して運悪く死亡して「診断書」を書くのは医者ですが、死亡理由や
原因は「医者の裁量権」でどうにでも書けるのです。医者の証明した診断書は死亡届すると自動的に「役所は受付」戸籍謄本から抹消されそれで、何事もなかったように社会は動いています。
そうした日常が「当たり前のことと社会は受け止めていた」のが常識的で有たのが今までの日本の社会だったような気が致します
でも、これからはこれらの「常識」は「非常識」な事と国民が気付き始めたんです。現在の医療制度は先進諸国の制度からは恐ろしく後退した遅れた制度でアメリカなんかの医療者からは笑いものにされています。手術が終わったら自宅で勝手に自分達の裁量でやりなさい・・ってほったらかし状態なんですから。
◆アメリカは「医療制度が確立」されていますよ。
つまり、検査→入院→負担の少ない手術→体力回復→退院→自宅医療システム・コースへ→在宅医療制度に基づいて→退院後もケアする→@栄養管理A在宅管理方法が確立されているので患者や
家族の負担が少ない→更に「カード」に個人病歴がインプットされていてアメリカ全土どこの病院に緊急入院しても「カード」から、病歴が一目瞭然判る仕組みになっております。
米国の優れている点は【社会復帰を目的】としています。
日本ではどうでしょうか・・ほとんど医者が個人情報を自分の拳の中にいれて情報を公開しようとしません。よって、違う場所で
病気に倒れると、そのつど再検査し問診で過去の病歴を聞き出す
して処置しているのが原状なんです。
◆日本でも新しい取り組みがはじまりましたので紹介します。
@術後障害対策は存在するという点を知って頂きたいのです。
A術後障害対策は「在宅医療の在り方を変える」と言う事です。
その方法は:「栄養補給方法を確立」するということです。
その方法は:【PEG】と言いますが、ツインラインと言う経口栄養点滴を在宅で誰でも簡単にやれ、家族の負担は改善されます。
手術は簡単で直系5o長さ3センチ位の機関銃の弾丸のような形をしたもので、そのPEGを十二指腸当たりにSETすれば完了です
栄養剤はワンパック400kcalでそれを2回合計800kcalを夜間寝てる時落とせば日常生活には何の支障もありません。そう言う私も
この方法で一般の人と同じように「会社員・僧侶・家事一切」等
切り盛りしております。ちなみに、私は術後障害で4年間40kg前後の「飢餓状態」を経験しましたが、「PEGを挿入」1.5年後には「体重が14KgUP」して「54Kg」の元の状態になり現在は立派
に「社会復帰」してバリバリと働いています。私は58歳ですよ。
この、「PEG」は決して万能器具とは申しませんが大部分の症例
に対応できる優れものであることは確かです。 合掌
[No.14] 普及活動がまだまだ必要ですね。 From:Boder.S 2001/08/27(mon) 08:36:42 [MAIL] 鈴木先生のおっしゃるとおりですね。まだまだ医療サイドの偏見や知識なさが問題だと思います。知ってる人はよく知っているが知らない人は興味もないというのが問題ですね。褥創、ストーマなど同じような問題がまだまだ医療の世界にはありますね。
PEGのいいところは作るのも簡単、抜けばすぐに閉じてしまう。栄養を勉強している人なら2週間以上IVHをやるなら経腸栄養にするというのは常識だと思います。地域での医者向けの啓蒙活動とともに是非このHPからどんどん発信していきましょう。よろしくお願いいたします。
[No.3] 読売新聞の記事で見ました From:mariru 2001/07/31(tue) 19:42:48 [MAIL] [HOME]5才の娘が重度の障害児です。
成長とともに燕下が困難になり、経口と経鼻経管栄養の併用を
2年ほど続けた後に逆流があることが確認され、内視鏡による
噴門部造設・胃婁造設の手術を半年前に行いました。
結果は本当に思い切ってやってよかったです
逆流症が改善された為頻繁だった嘔吐が全く無くなり
それまで肺炎で入院、吐いては点摘と言う生活から開放され
親子ともストレスだったマーゲンチューブの交換も無くなり
チューブを止めるためにいつもかぶれていた頬がきれいになって
今のところいいことずくめです。
傷も落ち着き、来週にはカンガルーボタンに交換の予定です。
重症児を抱える親にはなかなかPEGの情報が無く、小児科医も
消極的な方が多いように感じます。
娘の場合も術後、歯科、耳鼻科のドクターからよかったね
と言う言葉を聞き、手術がうまく行って良かったのももちろんですが
経口摂取も出来るのでそのためにも選択が間違っていなかった事
体調がよく、逆流がひどくなる前のいいタイミングで手術が出来た事
これからの成長を楽しむ心のゆとりが出来ました。
PEGに関してのこのような情報が得られるサイトが出来て
とても心強く思っています。
[No.13] PEG From:mochi 2001/08/24(fri) 18:10:44 [MAIL] はじめまして。初めて書き込みをします。
2週間ほど前から94歳になる祖母が老衰で病院で寝たきりになってしまいました。
呆けてしまったわけではないのですが、昼でも寝ていることが多くほとんど話しません。
そして固形物を一切受け付けないので点滴で栄養を摂取しています。
病院の先生からこのペグを勧められました。全く情報がないのでこのHPに来てみました。
私の印象ではペグを使用し元気な生活を送れる方にはいいもののように思うのですが、ペグを使用しても病院で寝たきりの生活を送る祖母にそこまでする必要があるのかと少し疑問に感じています。
酸素を送るマスクや点滴でさえもとても嫌がり抵抗し外してしまう祖母のお腹に穴をあけることが本当に祖母にとっていいことなのかわかりません。変な話になってしまうのですが、自然に任せてあげたいように思うのです。
実際にペグを使用している方や知識のある方のご意見を聞きたく書き込みをしました。
ご意見を聞かせていただければと思いますが、この書き込みがこちらのBBSで不適切であれば削除してください。
[No.12] 残暑お見舞い申し上げます From:PDN 2001/08/17(fri) 14:17:29 [MAIL] [HOME]また暑さが戻ってきましたが、皆さんいかがお過ごしですか?
少しずつ談話室でお話してくれる方が増えてきました。
さあ、次はあなたが書きこんで下さいね!
ひでさん、その後いかがですか?
漏れについてはメーカーの方たちも心配して、今調べていらっしゃいます。ひでさんお一人の悩みではないと思いますので、いずれ、このホームページでも取り上げたいと思います。もう少々お待ち下さい。くれぐれもお体にお気をつけて・・・。
[No.10] 胃ろう患者とショートステイ From:SOS 2001/08/09(thu) 22:22:20 胃瘻の主人を四年間在宅介護しています。この間、一日も家をあけたことはありません。
「胃ろう」で経腸栄養をしている要介護者を、医療施設がショートステイの受け容れをしてくれないのは何故でしょうか。介護保険適用の老人保険施設や療養型病床群などの医療機関に、胃ろうへの偏見があるとすれば、介護保険制度は成り立たないように思います。
健常人が三食食事をするように、口から食事の出来ない病人も、一日三回の経腸栄養は欠かせません。経腸栄養の病人を持つ介護者は一日も家をあけることが出来ないのです。それでも、ショートステイをお願いすることは、介護者のわがままなのでしょうか。
次々に介護施設の建設が進んでいるようですが、胃ろう患者の
ショートステイを受け容れていただけなければ、他人事としか思えません。
[No.11] タイトルなし From:Boder.S 2001/08/11(sat) 08:36:32 [MAIL] 娘さんよかったですね。意外に医療者のほうがPEGの存在を知らなかったり、認識が低かったりまだまだしてると思います。私が東京で10年位前にやり始めたときは胃瘻があると転院先の看護婦さんがいやがるので経鼻にしてくださいと言われたものです。
東京ではもうそんなことはないと思いますが、まだまだ地方では認識は低いです。医療者、介護関係者への啓蒙も必要ですね。がんばりましょう。
[No.7] はじめまして From:Boder.S 2001/08/08(wed) 07:38:02 [MAIL] 読売と朝日見逃しました。何日の新聞ですか?教えてください。東京から移って地方でPEGをやっていますが、なかなかまだ認識が低いと思います。このホームページが普及に役立つものと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
[No.8] 新聞見ました。 From:ステイ 2001/08/09(thu) 00:23:21 こんにちわ。
新聞(朝日)を見てこのHPを知りました。
自分は特養に勤める介護福祉士ですが、家の苑にも現在2名
経管栄養を行っている利用者がいます。
経管栄養を介護課が行うと言う事に対して、最初は戸惑いと抵抗があったが
「在宅などでは家族が行っている事」と、いう事から
「では、自分達が!」と、いう気持ちになって一生懸命介護課の方で
準備や消毒、もちろんリキッド(家の苑では)を流す(表現が悪いかもしれません)
事を行っています。
しかし、まだまだ職員の認識レベルが低いせいか、トラブルもあります。
もれるや、つまるなど、、、。
それと、経管栄養の利用者を食堂に出て頂き他の利用者と
一緒にご飯時間を共有するか?
それとも、居室にて経管栄養を行うか?
が、問題です。
最初から、長々と書きこんでスミマセン。
これからも、頑張って下さい!!!
[No.9] タイトルなし From:Boder.S 2001/08/09(thu) 08:15:16 [MAIL] ステイさん、はじめまして!!PEG作成側のものです。
我々は作ったらあとは主治医や訪問看護や転院先の方にお任せでした。実はそれではいけないんですよね。しかも地方だと情報がなく講演会もなかなかいけないという状態です。PEGや栄養の専門の医者も少ないですし・・。やはり作れる病院が中心になって作成後のフォローを含めての連携が必要と考えています。クリニカルパスの分野でも連携パスなども作られ始めています。大変でしょうががんばりましょう。
[No.6] 待ってました From:Qel 2001/08/07(tue) 17:58:17 以前 メディコンにたのまれてPEGの話をするときに
WWWで論文を探しましたが、ほとんど有効なものは
ありませんでした。
このようなサイトを望んでおりました。
ご長寿とご繁栄を!
[No.5] PDNより From:PDN 2001/08/07(tue) 16:57:10 [MAIL] [HOME]読売新聞、朝日新聞と本ネットワークの紹介記事が掲載されてから、アクセス件数が増えたと同時に電話やE-Mailによるお問合せが多数寄せられています。そこで事務局からのお願いです。
至急相談室のコーナーを設ける予定ですが、ご質問は本事務局から専門の先生方にお届けしご回答いただきますので、年齢、病状、現在の様子、栄養のとり方などなるべく詳しくお知らせ下さい。尚、回答にはお時間を頂くことがありますのでご了承下さい。
また、同じような悩みをお持ちの患者さんやご家族の方との情報交換や交流に、この談話室を利用していただければと思います。
日常的なケアの工夫や、PEG体験談も「PEGと私」のコーナーでご紹介いたしますので、ご協力下さいませ。
[No.2] はじめまして。PEGドクターズネットワークです。 From:PDN 2001/07/31(tue) 19:41:30 [MAIL] [HOME]このところ毎日暑いですね。
突貫工事をしながらもホームページオープンとなりました。
みなさんからのご意見を反映して役立つホームページをめざしますので、
宜しくお願いします。
こちらの談話室で、離れた場所にいる一人ひとりが身近にお話できますように…。
[No.usr/local/bin/perl
] From:
[No.
] From:
[No.#--------------------------------------------------------------------------------------------------
] From:
[No.# ] From:
[No.6のレス] Re:待ってました From:PDN 2001/08/08(wed) 01:27:59 [MAIL] [HOME]有難うございます!
スタッフ一同,涙を流して喜んでおります。ご要望がございましたら,どんどんご意見お寄せ下さい。長寿番付に載るような息の長いホームページにしたいと思います。ご支援、宜しく御願い申し上げます。
[No.8のレス] Re:新聞見ました。 From:yasuko 2001/08/09(thu) 19:39:47 私は自分の身近に経管栄養を行っている方、胃瘻にされている方はいませんが、仕事柄(一応医学書の編集やってます)関心を寄せています。
PEG施行の標準化ということがいわれていますが、介護福祉士の方々にも栄養についての説明が必要なんですね。
私の頭の中のささやかな知識だけでどーこーいうのもはばかられますが、お食事は皆さんと一緒というのがいいなぁと思います。以前ある先生が、食事は栄養をとるだけでなく、社会的な意味合いが深いんだといっていたことを思いだしました。家族であったり友達であったり、同じ施設に入所されている方であったり、誰かと一緒に食事をすることは人間関係から孤立してないことを確認できるというようなお話だったかな。誰だったかなあ?こんなことでは編集者からパシリに降格だぁ〜(笑)
「もれる」とか「つまる」というのは、ここのホームページでもっと詳しく解説して欲しいところですね。困ったことはみんなで知恵を出しあって、患者さんのために一番いい方法を考える。その気持ちはお医者さんも介護福祉士さんも編集者もいっしょだと思うんです。
ナマイキ言っちゃいましたが、またこの談話室でお茶でも飲みましょう!!
[No.7のレス] Re:はじめまして From:PDN 2001/08/08(wed) 11:45:08 [MAIL] [HOME]こんにちは。はじめまして!
今回の新聞記事は、このホームページの紹介です。
(読売:7/22 朝日:8/5)
それ以前にも、読売新聞1997年7月28日朝刊、9月10日朝刊、日経新聞2000年10月23日夕刊、朝日新聞2001年6月10日日曜版でPEGそのものを取り上げています。
[No.7のレス] Re:はじめまして From:mariru 2001/08/11(sat) 02:47:02 [MAIL] [HOME]↓で、読売新聞を見て、と書いたものですが、娘にPEGを
と言うきっかけになったのが「日経新聞2000年10月23日夕刊」
でした。
この記事を読んで、話すことが出来ない娘にこんなに辛い
思いをさせていたのかと、さっそく主治医に相談しました。
娘の場合はGERはあったものの、発育がよく体も大きく
複数の主治医の賛成も得られ、幸運な事に赤ちゃんの時から
お世話になっていた大学病院の外科で手術が受けられ
2週間前にカンガルーボタン・16fr.・17mm、に交換
とても快適です。
[No.11のレス] Re:タイトルなし From:mariru 2001/08/13(mon) 23:37:09 [MAIL] [HOME]そうですね、娘の場合も差し迫った状態ではなかった事から、以外にも同じ重症児を持つ母さんからの反発がとてもありました。
子供も大人も一人として同じ病状と言う事は無いので親が子供にとってベストだと思って決めた事をとやかく言う問題ではないと思うのですが・・・
手術をするならばGERが進む前の体力があるときと考えていましたので、とても驚きました。
やはり地域差、親の子供の病気に対する受け止め方の違いを感じています。
[No.10のレス] Re:胃ろう患者とショートステイ From:PDN 2001/08/12(sun) 01:53:42 [MAIL] [HOME]SOSさんからのコメントは、まさに先日のHEQ研究会の特別講演やパネルディスカッションのテーマに重なるものです。全ての医療施設・介護施設における、胃瘻を正しく理解した上での受け入れ体制の整備、介護保険の見なおしなどは、実際に介護されている方の声を広く行政につきつけ変えてゆかなければ,本当に「他人事」になってしまいますよね。
PDNでもこの問題はしばしば話題になっております。少しでも患者さんと介護される方の負担が軽減されるような制度になっていくよう、皆さん知恵をお貸し下さい。
[No.10のレス] Re:胃ろう患者とショートステイ From:mariru 2001/08/13(mon) 23:52:59 [MAIL] [HOME]ショウートステイとは少し違いますが、『医療ケアと学校教育』と言う問題もあります。
娘は重度重複障害児のため来春、学区域の肢体不自由の養護学校に入学する予定ですが、まず、経管栄養が医療行為になるため医療従事者か家族(主に母親)しか行う事が出来ず、PEGの方が経鼻チューブよりも安全なのに学校サイドの評価としてはより重度になるそうで、子供が登校するのに、送り迎えは別として、待機と言って控え室にずっといなければならないケースがあることを知り、なぜ?と言う気持ちでいっぱいです。
障害があるから養護学校を選択しているのに、その辺の受け入れが整備されていないのが残念です。
子供が元気でも、親が具合が悪かったり、兄弟の行事があれば学校に行く事が出来ない、また子供に教育を受けさせたいと、毎日学校に付き添って行ったら、親の自由な時間が全く無くなってしまいます。
養護学校なのだから、安心して子供を学校に通わせ、ひとときでも休息の時間がほしいと言うのは我儘でしょうか?
[No.10のレス] Re:胃ろう患者とショートステイ From:PHNシュウ 2001/08/15(wed) 20:40:07 [MAIL] 初めまして、在宅サービスの地域格差は、今更の話ですが、何とかして欲しいものですよね?何で、経鼻栄養チューブが扱えて、PEGが扱えないのでしょうかね?同じですよね?私が担当している患者さんは、特養ホームで、月1程度の割合で、ショートステイを利用しています。勿論、要介護5ですしね。ケアプラン上、充分ショート利用出来ます。
病院と同じ系列のホームで、主治医がホームの嘱託医も兼ねているのも、利用しやすい理由の一つですが・・・。
自分の時間を持つ事って、決して、介護者のわがままではありませんよ。介護を長続きさせていく為の、一番大切な事だと思います。信頼のおける、医療スタッフに説明してもらっても難しいのでしょうか?
>mariruさま
初めまして、障害児さんは介護保険からもはずれるし、とっても大変ですよね?経鼻チューブとPEGの評価って、誰が決めるんでしょうか?将来的に、「経管栄養の接続」「サクション」等を実施してもよい!というヘルパーさんが、養成される予定らしいですが、まだまだ先の話・・・と事。結局、「禁止行為」覚悟で、実施しているヘルパーさんの何と多い事か?ですが・・・。あまり、参考にならないかもしれませんが、人工呼吸器をつけている子供達の「ばくばくの会」ってご存知ですか?こちらの親御さん達も、mariruさんと同じ思いをしていらっしゃる方達がたくさんいます。決しておっしゃってる事は我儘な事ではありませんよ。利用できる在宅サービスをうまく利用して、どうぞ、介護疲れで、倒れられません様に・・・。
[No.13のレス] Re:PEG From:Boder.S 2001/08/24(fri) 18:56:58 [MAIL] 医者に立場からするとPEGの方が自然な感じがします。点滴で栄養を入れるよりも可能ならば腸を使って栄養をとる方が自然です。
お腹に穴があくという印象が悪いのかもしれませんが、点滴も静脈に穴があくことには変わりません。できる限り腸を使ってあげた方が感染症なども防げるし、在宅などの可能性も広がると思います。状態にもよりますが主治医が勧めてくれるのであればその方がいいと思われます。当たり前の意見ですがご参考になれば幸いです。
[No.13のレス] Re:PEG From:S-AYASE 2001/08/24(fri) 19:22:34 [MAIL] 94歳・・・という年齢では、悩みますよね?ただ、上のDrがおっしゃっている様に、点滴よりは、自然です。やはり・・・。あとは、どんなPEGを選択して、充分管理してくれるか?の問題でしょうか?PEGを選択しても、1年後に、自然に逝かれた方もいらっしゃいますし、どこまで可能性があるのか?は、充分主治医と話し合った方がいいでしょうね。今の点滴は24時間の中心静脈栄養ですか?酸素も常時使っていますか?老衰の他の疾患によっては、適応にならない場合もありますしね・・・。
[No.13のレス] Re:PEG From:みっくん 2001/08/24(fri) 22:39:25 [MAIL] 医師です.参考になるかどうかわかりませんが、コメントさせていただきます.
おばあさまは確かに94歳と御高齢でいらっしゃいますが、徐々に食べられなくなって弱られて2週間ほど前からの寝たきりということですので、十分な栄養管理がなされれば回復する可能性はあるのではないでしょうか.
寝たきりかもしれませんが、御家族の方とお話ができるような状態まで回復するのであれば治療の意味はあると思います.
また、酸素や点滴を外してしまうそうですが、おそらくぺグにしたほうが邪魔にもならず気にしないでいられると思います.
御家族の方は「お腹に穴をあける」ことに始め抵抗を感じます.当然です.けれど、実際に自宅で過ごすようになってみると、ぺグを造られた方の御家族の8割以上は「ぺグにしてよかった」と言えるようになります.
「自然に任せてあげたい」と思われるとのことですが、いやがる酸素や点滴を病院で無理矢理行っている姿は決して自然であるとは思えません.
むしろ、ぺグにして早く住み慣れた御自宅で安心して過ごせるようになればその方が自然なような気がします.ぺグにしないで自宅で過ごす方法もありますがその場合はそのまま最期をみとる覚悟が必要です.(個人的にはぺグで元気に過ごしていただきたいと思います.)
ぺグは人間の尊厳を損なうこともなければ、永遠に長生きさせるための魔法の道具でもありません.口からの栄養を代わりにとってくれる単なる栄養補給の手段で、点滴や経鼻胃管(鼻から胃へ入れる管)よりも苦痛が少なく優れたものと思って下さい.
以上、気に障ったらすみません.思い付くままに書きました.
[No.13のレス] Re:PEG From:mube 2001/08/25(sat) 11:42:24 [MAIL] mochiさん、皆さん、はじめまして。
私の父も1年前からpeg利用者です。mochiさんの悩みに家族として感じる事がありましたので、書き込みさせて頂きます。このホームページの主旨に反するところもあるかと ずいぶん悩みましたが、一つの意見として聞いて下さい。また 医療関係者の方で気を悪くされた方がいらっしゃったら心よりお詫びいたします。
まず pegによっておばあさまがどこまで回復する見込みがあるのか ということです。やってみないとわからないということもあるかと思いますが、父の場合は明らかに手術前より悪い状態で落ち着いてしまいました。現在 経口摂取は不可、ほとんど会話もできない状態です。術前より体重も減少し、発熱を繰り返しています。この状態で痴呆もあまりない場合 本人の生きる気力を支えていくことは並大抵の事ではありません。
素人考えですが、手術のタイミング 術後の医療側からのフォロー 本人に残されている体力 受け入れる家族側の体制や考え方等の条件が整っていなければ、94歳という年齢から考えると残酷なのでは?という気がします。確実に栄養が入る ということは、回復するという可能性とともに 自然に弱って死ぬことが出来なくなる可能性もある と思うからです。
否定的な事ばかり書いてごめんなさい。pegで救われる人がたくさんいることは事実です。しかし 条件によっては新たなる苦しみをもたらす事もある ということも(特に高齢の方の場合は)知っておいた方が良いのではないでしょうか。
ちなみに 父は悪いなりに落ち着いて来て やっと今の状態を受容し始めたところです。手術を受けていなければ今頃は無かった命だということちを考えれば 大変有難い事です。
mochiさんも 色々な条件を考え合わせて、おばあさまにとって一番良いと思われる選択をして下さい。
[No.13のレス] Re:PEG From:mochi 2001/08/25(sat) 23:22:38 [MAIL] こんばんは。
皆さん、貴重なご意見をありがとうございます。
母にも皆さんからいただいた返信を読んでもらいました。
まだまだ勉強不足ではあるのですが、皆さんのご意見も参考にさせていただき
祖母にとって一番良い方法を家族、先生ときちんと話し合い、決めていきたいと思います。
本当にありがとうございます。
[No.3のレス] Re: 読売新聞の記事で見ました From:kenken 2001/07/31(tue) 19:43:48 [MAIL] こんにちは。はじめまして!
ステキなホームページですね。お嬢ちゃんたちの愛らしい写真に,
しばし暑さも忘れて心和ませていただきました。ありがとうございます。
このホームページももちろんですが、mariruさんのホームページも楽しみにしています。
あまりにも完成度の高いホームページだったので、ついお邪魔しました。
ところで、子供へのPEGってどのくらい行われているんでしょうか?
医療関係者の方、メーカーの方、どなたでもご存知の方教えてくださいな。
[No.3のレス] 子供へのPEGに関して From:yutaka suzuki 2001/08/26(sun) 18:38:58 [MAIL] ● 子供へのPEGに関して
PEGは,1979年にアメリカの小児病院ではじめて施行されました.PEGの開発者は小児外科医で,PEGの最もよい適応は子供でした.現在でもその考え方には変わりはなく,年間約5万件が行われ,年々施行件数は増加しています.一方,日本では子供へのPEGの普及は遅れ,正確な数字はわかりませんが,多くても年間100件以下だと思われます.小児科医や小児外科医のPEGへの偏見が最も問題なのかもしれません.
[No.17のレス] いくつか確認 From:yutaka suzuki 2001/09/06(thu) 22:30:03 [MAIL] ● tantanさんは訪問看護婦さんですね.
● PEGの講習会に行って,何の問題が解決したのですか?
● 何に対して,腹立たしかったのですか?
● 瘻孔からの漏れに関しては,いくつかのチェック項目があります.
1 年齢は?
2 原疾患は?
3 併存疾患は?
4 全身状態は?
5 栄養状態は
6 胃瘻の器材は?バルーン型,バンパー型,ボタン型,チューブ型,シリコン製,ポリウレタン製,塩化ビニル製,尿道バルーン?
7 栄養剤の種類は?
8 栄養剤の投与法は?
9 担癌状態か?
10 いわゆる老衰か?
11 消化管に閉塞があるか?
12 消化管機能改善剤を使用しているか?
13 抗潰瘍剤を使用しているか?
14 栄養後の体位は?
15 胃瘻の周囲にびらんがあるか?
16 漏れはいつおきるのか?
17 胃内で凝固する栄養剤を試してみたのか?
などなど,漏れを正しく評価するためには,いくつもの確認事項があります.諦めるのは,とくに2年間も継続しているのであれば,少なくとも上記を確認してからでしょう.
● 私は,PDNの鈴木 裕です.私がわかる範囲内で力になりますから,もう少し詳しい情報をお伝え下さい.
[No.17のレス] ! From:tantan 2001/09/08(sat) 01:00:55 読んでいただいてありがとうございます。
あまり詳しいことはうまく書けませんが。。。
92歳の女性です、多発性脳梗塞で両側に麻痺があり強い拘縮を伴っています。だいたいいつも微熱傾向にあり、体動時には喘鳴が聞かれます。栄養状態はあまり良いとはいえません。今はツインライン800ml、朝昼夕にいっています。チューブはボタンのタイプです。消化管には特に異常は無いと思います。年もとしですから、消化機能は多少衰えているのかと感じますが?今は薬は内服していません。前はよく吃逆や嘔吐があったようですが、今はセミファーラにして栄養をいくようにしてからは、殆どありません。だいたい栄養後から漏れがあるようです。栄養後は側臥位にしていることが多いようです。漏れがきついときにはびらんを作ることもありますが常時発赤は見られます。胃内で凝固する栄養剤については探している最中です。
[No.21のレス] Re:空腸瘻の経腸栄養剤について教えて下さい! From:平成の一休さん 2001/09/10(mon) 12:22:29 [MAIL] 「び」さんへ・・後遺症で「燕下障害」で食べ物を飲み込めない
とは辛いですね。また、「肺炎併発」と言うのも気になる状況で
未だ入院中とか、しかし、「燕下障害のリハビリ」をされている点は燕下障害を若干でも克服できるチャンスが残されている事を
示しています・・相当時間が掛かるとは思いますが根気強く希望を捨てずリハビリを続けて下さい。食道は口から胃まで運消化管
で、ノドから胃の入口まで約25cm位です。上から顎部・胸部(胸部上部・胸部中部・胸部下部)・腹部のの5部に分けられます。
食道ガン全体の半数以上は胸部中部に出来ます。又、上部・下部を含めると約8割が胸部ガンのようです。日本人の食道ガンの大部分は、扁平上皮ガンと言って皮膚の組織である扁平上皮細胞と同じ種類の細胞が出来るガンです。進行が早く比較的短い時間で
血管やリンパ管に入りほかの部位に移転します。主な原因は外部からの刺激だと考えられており、その刺激の代表的なものが過度の飲酒と喫煙です。又、熱い食べ物や飲み物も発ガンに関係しています。30代でもみられますが患者の多くは60代以降です。
食道ガンの初期にはまったく自覚症状は見られません。燕下困難
(飲み込みにくさ)胸がつかえる感じ、胸がしみる感じ、胸の痛み等の症状が出た時にはすでに進行が考えられます。ガンの進行は粘膜の表面に始まり粘膜の中に浸透するように広がって食道の外側迄達します。ガンが粘膜の表面に留まっている内は移転しませんが、粘膜内に広がるとリンパ節移転と見られようになります。食道ガンを診断するには、バリュームを飲んで撮影する食道エックス検査、粘膜に色をつけて観察する食道内視鏡検査を行い食道の形の変化、粘膜のただれ、ガンの広がり等を調べます。
又、CT検査、超音波検査、MRI検査等によって移転の状態を見ます。・・次ページへ続く
[No.21のレス] Re:空腸瘻の経腸栄養剤について教えて下さい! From:平成の一休さん 2001/09/10(mon) 12:35:06 [MAIL] 「び」さんへ・・続きです。
ガンの部位や進行の程度によって治療方法が異なります。ガンが、食道粘膜の表面に留まっていて範囲がさほど広くない場合は内視鏡を使って粘膜を切除する方法(内視鏡的粘膜切除=EMR)がとられます。ガンが広い範囲に広がっている場合や、粘膜の内部までしている場合は、又、進行ガンでは患部の食道を取り去る手術が行われます。手術には胸を切り開かずに腹部や顎部を通って食道を抜き去る方法と胸を開いてガンとリンパ節を一緒に切除する方法があります。この場合、取り除いた部分を債権する必要があります。・・次へ続く
[No.21のレス] Re:空腸瘻の経腸栄養剤について教えて下さい! From:平成の一休さん 2001/09/10(mon) 12:50:21 [MAIL] 「び」さん・・続きです。
再建は通常残った食道を引っ張って胃と縫合して行いますが場合によっては小腸や大腸を移植することもあります。手術療法では多くの場合、放射線治療・抗ガン剤・免疫療法・温熱療法等が併用されます。ガンがひどく進行している場合には、一般に手術は行わず放射線治療と抗ガン剤投与を中心に治療が行われる傾向にあります。最近はガンを取り去るだけでなく機能の温存が重視されるようになりました。手術の後は出血や肺炎、再建した部分の壊死等の合併症が起こる場合があります。合併症や食道ガンの再発のチェックなどの為に退院後も定期的に通院する必要があります。3〜6月毎に主に内視鏡検査や超音波検査やCT検査等をします。早期に治療すれば5年生存率は60〜70%ですが、進行ガンは少なくなりつつあります。・・次は続き
[No.21のレス] Re:空腸瘻の経腸栄養剤について教えて下さい! From:平成の一休さん 2001/09/10(mon) 13:06:39 [MAIL] 「び」さんへ・・続きです。
さて、問題の「経口栄養剤」の件ですが、私は元患者ですが自宅にて自宅療法しています。経口栄養剤は既に数多く開発されております。従ってどれが自分の相性に叶うか色々試して見る必要が
あります。問題は「1600kcal」を24hかかって落している点は大変な苦痛です。ちなみに私は「ツインライン」800kcalを7h位で落しています、もし1600kcalを落すと14hで完了しますね。
1日24hですから10hはフリーの時間が作れる勘定になります。
エンシュアリキッドもほぼ同条件です。一度、先生に相談されたらいかがでしょうか、又、この談話室には多くの先生方がご覧んになっていますので「アドバイス」が飛び出すでしょう。合掌
[No.21のレス] Re:空腸瘻の経腸栄養剤について From:yutaka suzuki 2001/09/10(mon) 17:44:06 [MAIL]
● このような症例の場合,個別対応が必要になると思われます。
● もう少し詳しい内容を、yutaka@jikei.ac.jpにメール下さい.
● 詳しい内容としては、
1 どこの病院で手術したのか
2 進行度は
3 反回神経麻痺は完全なのか不全か などです。
[No.15のレス] Re: お願い 術後の栄養障害について From:mariru 2001/09/11(tue) 10:48:26 [MAIL] [HOME]以前、5才の娘がPEGにしてとても調子がいいことを書かせていただいたものですが
75歳の母が10年前に胃に早期ガンが見つかり全摘手術を受けました。
術後5年間は執刀した大学病院の教授の診察を受けていましたが手術はとてもうまくいった、傷の状態は良好と言うだけで、術後の後遺症、栄養などのアドバイスが何も無くおそらく栄養状態が悪いだろうため、年々体力が衰えてきています。
転移・再発が無いだけ幸せかもしれませんが、体力の衰えに伴いしょっちゅう感染症・発熱に苦しみ、本人は生きる気力も衰えてしまって・・・
口から食べられるのでPEGは考えにくいのですが、経口摂取の栄養不足ははっきりしています、ただ、無理に食べるとつかえてしまったり、下痢・便秘の繰り返しでお腹が落ち着いている事が少なく、外出も避けがちです。
家族としてみていてとても辛いのですが、本人が流動食・栄養剤などは好まない為に困っています。
せっかく早期発見でガンを克服できたのに、術後の栄養障害でつまずき、このまま衰えていくのを見守るしかないのでしょうか
食べて具合のいいものが限られる為に、食の楽しみも無く、口癖のように「いつ死んでもいい」と鬱傾向もあるようです
何かいいアドバイスがありましたらお願いします。
現在は何処の病院にもかかっていなくて、薬も眠剤を服用している位です。
[No.15のレス] Re: お願い 術後の栄養障害について From:Boder.S 2001/09/12(wed) 09:52:56 [MAIL] 医療従事者、外科医として恥ずかしい限りです。胃がすべてないということは鉄分の吸収、ビタミンの吸収が十分にできません。
必ず定期的に検査をされなければ貧血など起こしている可能性があります。定期的にビタミンの注射なども必要な場合が多いです。食事については経口の栄養剤を少し飲めたりすると改善するでしょう。もしどうしてもいやなら外来で点滴のサポートを受けるとかで全体的に少しでも改善すると、良くなっていくものだと思います。消化器内科の先生と相談なされてみられるのが良いかもしれません。外科医はまだまだ栄養など認識不足ですね、
[No.15のレス] 術後の栄養障害について From:yutaka suzuki 2001/09/12(wed) 20:35:00 [MAIL]
● 胃全摘術後栄養障害は必発の障害です。
● この世の生き物は、ほとんどが口→食道→胃→小腸→大腸→直腸→肛門となっています。言い換えれば、高等動物も下等動物もみな同じ構造をしているのです。
● ですから人間が胃を切ることは、その自然界の掟に逆らっているのかもしれません。
● では、外科医は何故胃を切るのか?それは、切る以外に患者さんを救えないからです。
● 胃を切れば、本来あるべきものはなくなった障害が生じるのは当然です。
● しかし、人間には智恵があって、その障害を克服しているのいです。
● 9月22日に千代田公会堂で、胃術後障害の患者さん対象セミナー(アレウファークラブ主催)があります。その多くが、胃の術後の栄養障害の患者さん達です。
● 特に高齢の場合、胃全摘術が原因で、生活の質が極端に低下することがあります。
● 一時的な栄養補充では、症状が改善しない場合の方が実際には多いようです。
● この栄養障害について、慈恵医大の鈴木がお話します。
● 本症例の場合、術後の栄養に詳しい病院にコンサルトする必要は間違いなくあると思われます。
[No.15のレス] Re: お願い 術後の栄養障害について From:mariru 2001/09/15(sat) 12:28:35 [MAIL] [HOME]Boder.S 様、鈴木先生
貴重なアドバイスをありがとうございます
アルファークラブにはだいぶ前から会員になっていて、会報を読むことでずいぶん本人も救われているようです。
22日のセミナー、母を連れてぜひとも参加させていただきたいのですが、長男の小学校にあがって初めての運動会と重なってしまって・・・残念です。
どこかにかかった方がいいと薦めるのですが本人が病院嫌いで私も中々連れて行く余裕が無く、また、何処の病院がいいかなど悩む所です。
何か改善の方法があれば、せっかく助かったのだから少しでも元気に前向きに過ごしてほしいと願っているのですが・・・
[No.4のレス] Re:ペグ From:PDN 2001/08/05(sun) 13:25:23 [MAIL] [HOME]え?2週間ですか?それは難儀なことですよね。
何がどうしてどんな風になって交換を余儀なくされるのでしょうか?差し支えなければ詳しく教えてください。
[No.4のレス] Re:ペグ From:ひで 2001/08/11(sat) 11:18:33 詳細を書くのはぜんぜんOKでっす。
2週間と書きましたが、早いときは3日で交換です。(苦笑)
ペグと経腸栄養剤(エレンタール)を入れたバックのラインを
延長チューブ(ペグ接続用のコネクタ?)でつなぎますよね?
その、接続部分から漏れるのです。ひどいときは、布団まで・・・
去年末までは、別の会社のバルーン式のものを使っていて、
それは半年以上交換なしで使えたのですが・・・
現在はバードのバルーン式のものを使っていますが、漏れが
ひどいので、メーカーの人と相談して漏れにくいという
バルーンじゃないやつに交換しましたが、3日でお腹が痛くなり、
救急外来で元のバルーンに交換して、現在にいたっています。
ほとんど、あきらめムードなのですが・・・
どーにかならんですかね。ほんとに。
ちなみに、私はクローン病です。
[No.4のレス] Re:ペグ From:PHNシュウ 2001/08/15(wed) 20:55:16 [MAIL] ひでさん、こんにちは!初めまして。シュウと申します。3日で、交換?なんて・・・。それはあまりにも、負担が大きいですよね?ひでさんのペグはボタンタイプのものですか?腹壁から、10センチくらいのチューブが出ているタイプのものですか?いずれにせよ、接続部が漏れる、だから、交換・・というのは、解せませんね。クリエイトメディックのバルーンタイプは、ファネルの部分が2種類の接続が出来る様になっているので、従来の、栄養セットでも、最近の誤接防止の経が太いタイプの栄養セットでも、どちらでも、接続可能ですが、ボタンタイプだと、そのあいだに、もう1本、接続チューブが必要ですよね?問題はそこなのかなぁ?ちなみに、ひでさんの病名であれば、やはり、バルーンタイプの方がおなかに優しいと思います。
[No.4のレス] Re:ペグ From:Medicon 2001/08/22(wed) 17:26:48 バード製品を国内で販売しております潟<fィコンと申します。先ずは当社製品がご迷惑をおかけしている件お詫び申し上げます。
さて、お問い合わせの件を拝見しますとバッグのラインと胃瘻カテーテル延長チューブとの接続部から漏れが発生するとのことですが、それでしたら現在は経腸栄養専用のバッグライン(誤接続防止用)がありますのでバッグラインメーカーとご相談の上そちらでお試し下さい。
胃瘻カテーテル延長チューブに合わせました規格になっておりますので極力漏れが防げると思います。
[No.4のレス] Re:ペグ From:ひで 2001/08/25(sat) 22:44:22 メディコンさん、すみません。
私の説明のしかたが悪かったようです。
漏れてしまうのは、バックとペグの延長チューブの間ではなく、
ペグと延長チューブの間です。
メディコンさんには病院から連絡がいっていると思います。
私自身、以前、貴社に電話したことがあるので。
改良版というやつは1ヶ月以上もつのですが、
普通のものは、ひどいときは当日からにじみ始めます。
何が違うのでしょうか???
[No.4のレス] Re:ペグ From:PDN 2001/08/27(mon) 11:06:38 [MAIL] [HOME]ひでさん、こんにちは。
今日はどんな具合でしょうか?
ご自身でメーカーさんにご連絡されたということですが、メーカーさんもひでさんご本人と連絡をとりたいということです。
差し支えなければ、PDN事務局宛てにE-Mailでひでさんのご連絡先をお知らせ下さい。
PEGを正しく理解するためにも、このような事例を解明し、その情報を共有してゆくことが必要だと思うのです。どうぞご協力頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。
[No.4のレス] Re:ペグ From:ひで 2001/09/09(sun) 14:44:23 メールアドレスですか・・・
会社のは教えることができませんが、プライベートのアドレスならいいかな?
でも、そのアドレスは1ヶ月に数回しかチェックしないので・・・
それでもいいですか?
[No.4のレス] Re:ペグ From:PDN 2001/09/10(mon) 00:36:08 [MAIL] [HOME]ひでさん、こんにちは。お久しぶりです。その後、いかがでしょうか?
メーカーさんとの連絡につきましては、ひでさんご本人にお任せです。差し支えないのであれば直接メーカーの方とやり取りをして頂いてもいいですし、あるいはこちらの事務局が中継地点になってもかまいません。
個人情報の扱いというのは、重要ですし慎重に行わなければなら無いことだと思っております。
[No.4のレス] Re:ペグ From:ひで 2001/09/16(sun) 13:50:21 [MAIL] お久しぶりです。
その後は・・・
「改良版」というものを使っているので、順調です。
ただ、1ヶ月で交換と言われているのですが、もう2ヶ月以上、
使っています。バルーンが破裂しない限り大丈夫なのでしょうか?
交換用にもらっているのもは、「普通バージョン」のようなので。
「普通バージョン」はひどいと初回使用時から漏れるので・・・
自分で提供できる情報があったらしますので、連絡ください。
よろしくお願いします。
[No.19のレス] Re:このままで良いのでしょうか From:平成の一休さん 2001/09/07(fri) 00:51:35 [MAIL] 「mube」さんへ・・本当にご同情します、お疲れさまです。
私は元患者で現在も在宅でツインライン点滴を1日800kcal投与
しています。過去、4年間40kg前後の飢餓状態の体重で生死の間
をさまよいました。病気の種類が私とは違いますので一概には
言えませんが、40Kgを割るような体重だと1kgUPさせるのに大変な努力が必要なのは確かです。比較的安定してきたことは幸運と
言えます。それが第一条件です。次に「便の硬さが安定すると」
少しづつ体重が上昇し始めます。すると表情が温かくなります。
多少というか、かなり根気良く本人の「生きるぞ」と言う気迫を
導きだして上げて下さい。誉めてください。自身をつけさせて下さい。病状はお医者に任せるとしても、本人に生き抜こうとする
戦う気持ちが心底から湧き上がらないと変化は期待できません。
「自立」それが「最大の目標」です。周囲がいくら心配して上げても本人にその気があれば逆転サヨナラ・ホームランの予感もします。この「談話室」は医者のアドバイスも勿論大切ですが、それより患者間同士の体験の情報交換が生きたアドバイスにつながり、更に違った体験談が飛び出し効果も期待できます。
この後は【dr(suzuki yutaka)】のアドバイス待ちましょう。
合掌三拝
[No.19のレス] Re:このままで良いのでしょうか From:Boder.S 2001/09/07(fri) 09:34:02 [MAIL] mubeさん大変ですね。私は医者で作る側ですが、文章から拝見させていただくといろいろ担当の先生と話すことが必要ですね。まず胃瘻造設だけで高熱が続くということはないと思います。何らかの原因肺炎、尿路感染などが起きたりすることがあるのではないでしょうか?高齢者の方は起こしやすいですから。また栄養を入れていても下痢などが続けば吸収されないし、高熱が出ていればそちらに取られます。電解質なども崩れれば意識状態も悪くなることもあるかもしれません。状態に合わせての栄養量、輸液量が必要かと思います。栄養量を増やして改善したのならやはり少なかったのかも知れません。栄養管理は非常に難しいので疑問を感じられれば恐る恐るではなく堂々と医療側にお聞きになることをお勧めします。胃瘻の患者さんじゃなくても入院中の患者さんの40%は何らかの栄養障害を持っているとも言われています。一休さん の言われているようにいい方向に進みだすとますます良くなると思います。胃瘻はとてもいいものだと思いますが万能ではありません。患者さんにあった管理が必要です。つたないですがご参考までに。
[No.19のレス] Re:このままで良いのでしょうか From:S-AYASE 2001/09/07(fri) 19:32:33 [MAIL] こんにちは、初めまして!大変でしたね?どうしても、医療者側への、質問って、気が引けるし、言葉を飲み込んでしまいますよね?えーと、血液データを見せてもらったり、コピーを頂いた事ありますか?言えば、くれると思うのですが、栄養状態は、大体アルブミン値で、判断します。これが低いと、褥創(とこずれ)が治らなかったり、いろいろ悪さをしますね。3.0を切ったら、要注意です。総蛋白が正常値であっても、アルブミンが低い事がありますから、要チェックです。栄養剤は1ml=1kcal=1円と言われています。(1.5倍のもありますが、稀です)お父様の体型がわかりませんので、何とも言えませんが、私が担当する85歳の患者さんは、エンシュアリキッド1500mlで、アルブミン4.5、赤血球450万、血色素15.0・・・という、ホ、ホントに85歳?というデータです。栄養剤もい〜っぱい種類があります。栄養剤のつもりで、食品(流動食)を使っている医師もいますので、ここの、談話室で、いろいろ皆さんに、聞いてみるといいですよ。ちなみに、お父様の栄養剤は処方箋で出されていましたか?(栄養剤は薬品なので、処方箋、食品は退院すると、自費購入です)フランクに医療者側と話せる関係になれるとよいのですが・・・・。
[No.19のレス] Re:このままで良いのでしょうか From:mube 2001/09/08(sat) 20:30:49 [MAIL] 皆さん 色々とアドバイスを有難うございました。
父がお世話になっている病院では 胃ろうの手術の後はほったら
かし(言葉が悪いですが)で、栄養指導なんて何もないのです。主治医の先生が誰かもわからないような状態で(発熱で入院する度に
主治医が変ってしまって)、相談した事もあるのですが親身になっ
てもらえず「そんなもんですよ」の一言で・・・。手術をして下さった先生は転勤してしまったし・・・。すみません愚痴っぽくて。しかし 退院する時に脳出血の発作の時からお世話になっていた脳外科の先生にある程度は説明して頂いて、血液検査の結果は
異常をしめす値はないものの、いくつかの数値は平均を下回っている ということでした。中でも電解質のバランスはかなり崩れているようなので 塩を一日3回各2gずつ入れるように と言われました。発熱は(痰が多いので)気管の炎症からくるものでしょう とのことでした。高熱が続いた時は尿路感染していたり、インフルエンザやMRSAに感染したりしていたそうです。
父は 中肉中背と言われる体型でしたが、脳出血の発作の後は痩せて体重も50キロを切っていました。胃ろうの手術を受ける直前が48キロぐらいだっただろうと思います。術後は量ったことはありませんが、退院後お世話になっている訪問診療の先生は43キロぐらいだろうなぁ とおっしゃっていました。
入院中や施設利用中はMA8を入れていますが、在宅時は先生に処方して頂いてエンシュアリキッドを入れています。
一休さんのおっしゃる「便の硬さが安定すること」これは 父にとって今までも課題だったのですが、大切なことなのですね。栄養を流す速度でお腹をこわしたり ということは今までないのですが(結構速く流しても何ともないようです)、下剤に頼らないといけないので、量の調節が上手くいかず苦労しています。ほとんど毎回坐薬のお世話になっているような状況で・・・。
在宅になると看護婦さんにまかせっきりの時と違って 色々なことを私が管理していかなければなりませんので 皆さんのアドバイスを参考にさせて頂きながら本人を励ましていきたいと思っています。
[No.19のレス] Re:このままで良いのでしょうか From:平成の一休さん 2001/09/09(sun) 00:32:13 [MAIL] 「mube」さんへ、いろいろな先生方のアドバイスがこんなにあるなんてラッキーでしたね。前回も申し上げましたが私はあくまでも患者の立場・実体験から幾つかヒントを掴んだ気がしましたのでランダムですが思いつくまま書いて見ます。@エンシュアリッキッドは200kcal缶入りを使用しましたが「見事に下痢」しました。原因は液が濃い為でした(飲んでも・点滴しても)。A経口栄養剤は色々沢山種類がありますので、先生とご相談して別の物を幾つか試して見るのもいいかも知れませんと言うのも私は色々試して「ツインライン」にピッタンコ相性が合いました。但し、私の場合は400kcalを約4h位で落しておりますが、試しに2h位
で落したら「ダンピング」を起こしましたよ。確かに個人差がハッキリしているようです。B次に、現在使用されている点滴を早く落しても便に変化がないという点には若干違和感というか何か
引っかかりを感じます。消化器系統”特に、十二指腸・小腸・大腸”等腸系統が調っていない不安定さを感じさせますが如何でしょうか?C私は下痢が盛んな時はご多分にもれずビフォルミンを
服用し続けて「便秘・下痢共解消しました」。ここは、一つ先生方のお智慧をお借りして、こりずに色々なケースの様子を見ながら改善に向けて絞り込めるよう挑戦されて見たらいかがでしょうか、果たして参考に成るか否か判りませんが。<合掌三拝>
[No.19のレス] おかしいですよ・・・? From:S-AYASE 2001/09/09(sun) 18:51:57 [MAIL] 少し、お父様の姿が見えて来ました。有難う。まず、データですが、
>異常を示す値はないが、いくつかは、足りず、電解質はバラバラ・・・
これは、充分に正常値からはずれていると、思いますよ。80歳という年齢での、電解質バランスってとっても大切です。塩を1日、6gも入れるなんて・・・・、ではそのお塩はNacl(ナトリウム)という形で、処方箋で処方されていますか?
>入院中と施設ではMA8でした・・・
MA8は”食品”です。栄養剤ではありません!病院に居ながらMA8をPEGから入れるという指示を出すあたり、あまり、詳しい病院ではありませんね。食品は食品衛生法上、”微量元素”である、亜鉛、銅、セレンなどを添加出来ません。ですから、定期的に採血して、不足している栄養を補給する必要があります。ですから、野菜果汁、きな粉、ココア、ごまなどをお湯で溶いて、チューブが詰まらない様に注入します。造設後、ほったらかし・・・というのも、患者としては、不安で一杯ですよね?むしろ、在宅で往診して下さったDrの方がエンシュアという栄養剤を処方して下さるだけ、少し詳しいのではないでしょうか?施設利用時も、病院が処方する栄養剤を利用出来ますから、MA8である必要はないです。
少ないですが、詳しい本が出ています。一読する時間があるといいのですが・・・。医学芸術社から出ている、看護&介護ブックス「胃瘻造設患者のケア・マニュアル」が読みやすいかな?
[No.19のレス] Re:このままで良いのでしょうか From:mube 2001/09/16(sun) 21:02:20 [MAIL] AYASE先生 詳しく教えて頂いてありがとうございました。その後 訪問診療に来て頂いている先生に相談したところ、早速血液検査をして下さいました。
その結果 Naは131、Clは94で 塩は今まで通り一日6gで良い とのことでした。血圧も高くなく(上が120ぐらい)心電図も綺麗なのでこのまま様子を見ましょう ということになっています。(塩は普通の食用のものですが) 他に貧血がかなりひどいことがわかり薬を処方されました。アルブミンは3.4gでした。
紹介して頂いた本も 現在取り寄せてもらっています。私自身も本を読んで勉強するつもりです。
[No.19のレス] Re:このままで良いのでしょうか From:S-AYASE 2001/09/17(mon) 23:02:09 [MAIL] こんにちは、スレッドが長くなり、恐縮です。mube様、今は在宅療養されているのですね。24時間の介護、お疲れ様です。血液検査して頂いてよかったですね。電解質もアルブミンもOKだと思います。ひどい貧血が見つかった!というのも、よかったですよ。お薬で改善されるとよいですね。在宅の医師、いい方でよかったですね。前回のレスに書いた様に、微量元素が足りないと、いろいろ悪さをします。貧血の原因も、一概には言えませんが、鉄(Fe)が足りないのかも知れません。貧血は赤血球や、血色素等の量でみます。今回の採血ではきっと、鉄は調べてないと思いますが、改善が遅ければ調べてみる価値はあるのでは?と思います。ちなみに、栄養剤は
半消化態栄養剤(エンシュアリキッド、ラコール・・・その他)
消化態栄養剤(ツインライン、エレンタール、エンテルード)
の大きく2つに分かれます。組成が微妙に違うのが面白いですよ。貧血が改善されて、感染を起こさず安定した療養生活が送れます様に・・・・。(尚、私は先生ではありません^^;)
[No.18のレス] Re:教えて下さい! From:平成の一休さん 2001/09/06(thu) 22:11:15 [MAIL] 「白たぬきさん」へ・・それはお気の毒な状況ですね。
私は医者ではないので直接お答えできませんが、もう少し具体的
に様態を箇条書きにして頂ければ「dr(suzuki)」が明快なアドバイスが出来ると思います。
記
@Who・・(誰が・匿名の患者さんのお名前)
AWhat・・(何が起きたのか)
BWhen・・(いつ・あるいは期間)
CWhere・・(どこで・どのような症状が・病名は)
DWhy・・(なぜ・原因は)
EHow・・(どのようなねらいで装着したのか)
FHow Much(いくらくらいで・改善履歴を具体的に)
[No.18のレス] Re:教えて下さい! From:みっくん 2001/09/08(sat) 18:17:49 [MAIL] 「白たぬきさん」へ、1年が無事経過して、その後、突然漏れ始めたのでしょうか?不思議ですね.もう少し詳しく教えていただければできる範囲で御相談にのりたいと思います.(造設、往診、入れ換えを数年に渡ってフォローしている医師です.)
患者さんは寝たきりですか?拘縮はどうですか?車椅子などが可能ですか?背中が丸まっていませんか?胃瘻はどのタイプをお使いですか?(チューブ?ボタン?できればメーカーも)最後に入れ換えたのはいつ頃ですか?その時製品に変更はありましたか?流動食(または栄養剤)は何を何ml、どのくらいのスピードで(何時間で?)入れていますか?また、漏れの量は具体的にどの程度でしょうか?(一日にガーゼ何枚くらい、またはシーツまでぐっしょり?)胃瘻が妙に浮き上がっていることはありませんか?よろしければお答え下さい.
[No.18のレス] Re:教えて下さい! From:白たぬき 2001/09/17(mon) 16:54:48 [MAIL] 長くお返事せずに申し訳ありません。私の勤めている診療所ではpegが初めてだったので何もわからないまま過ごしていましたが、最近このようなコーナーがあることを知り問題が解決できないかと投稿しました。さて、患者さんの事ですが89歳多発性脳梗塞・パーキンソン他、数多くの疾患が有り平成12年6月くらいから寝たきりの状態です。意思の疎通も図れず要介護5、耳瘻や
慢性呼吸器感染症があり、悪化と小康状態を繰り返しています。
常時、排痰しようと腹圧をかける為に、その際、瘻孔から漏れる
と思います。チューブはTOPのネオフィードガストロミーチューブ20フレンチを使用しております。600mlをおよそ1時間かけて注入しています。今回、医学芸術社のpegケアマニュアルを参考に数時間カテーテルを抜去して瘻孔を小さくしてみてはどうか?と考えています。
[No.18のレス] Re:教えて下さい! From:みっくん 2001/09/18(tue) 16:51:16 [MAIL] 白たぬきさんへ
私の所にも常時力んでしまい腹圧でもれる方が時々みられます.試行錯誤でいろいろとやってみているので幾つかを御紹介します.
正直に言うと、必ずしも上手くいかないことも多いので苦労しています.
1.86才で寝たきりのADLの方でしたら、流動食のスピード600ml/時間では少しはやすぎるかも知れません.現在の2から3倍程度の時間をかけて流してみてはいかがでしょうか.
2.瘻孔を小さくするためにカテーテルを一時抜去する場合は20Frと細めのカテーテルの瘻孔なので完全に孔が塞がってしまわないように注意して下さい.
再挿入の時はできれば内視鏡で確認した方が安心と思います.
3.違うタイプの胃瘻に変更するだけで漏れがコントロールできる場合もあります.バルーン型のチューブなどが比較的漏れにくいようです.いろいろなメーカーからでているので一度入れ替えてみてもよいと思います.また、逆流防止弁のついたボタン型胃瘻などもトライしてみる価値はありそうです.
4.胃内でゲル状になる流動食品(粘度調整剤とまぜて使用する)もあります.
人によってはこれで漏れが減ることもあります.キユーピーより販売されていますのでこれもやってみる価値がありそうです.
5.胃排泄を促進するような薬を使用してみることもお勧めします(エリスロマイシンやガナトンなど)
6.いろいろやっても漏れがコントロールできない場合もあります.
特に、胃瘻周囲にひどい皮膚炎などをおこしてしまっている時には、思いきって一旦胃瘻からの注入を休止し、経鼻胃管に変更したり、経鼻胃管でも瘻孔からもれる時には、点滴に切り替えたり、胃瘻を抜去しなければならない場合もあります.
7.胃瘻を造設した病院の医師には相談されましたか?当院では評価と対応方法の検討のために短期間入院していただくこともあります.
8.あまりひどい場合にはメーカーさんにも直接聞いてみましょう.
患者さんの栄養管理が一日も早く回復することを願っています.
[No.23のレス] Re:入浴について教えてください From:yutaka suzuki 2001/09/23(sun) 17:30:34 [MAIL] ● 入浴の仕方について
入浴はそのまま入ってください.そして,石鹸でよく洗ってください.また,暖めるのも良いでしょう.ただし,きれいなお風呂であることが前提です.
[No.23のレス] Re:入浴について教えてください From:平成の一休さん 2001/09/23(sun) 18:26:03 [MAIL] 「村上恵美」さんへ・・入浴の問い合わせの件ですが、鈴木先生のおっしゃる通りです。私はボタン式のPEGにする前は「身体を拭くだけ」でしたが、「ボタン式PEG」を挿入後は毎日「入浴」を楽しんでおります。「PEGは清潔に管理する」事が「一番大切
」です。PEGを装着すると多少の腸液の漏れは仕方ありませんが、だからこそ常に「風呂にいって清潔」にしていれば「皮膚が爛れたり」する事はありません。しかも、清潔にしていれば「PEG交換時期」も長期間持続出来ます。私は「PEG交換(ボタン式)」は「1年に1回」位です。ぬるめの湯にゆったりと入り石鹸でキレイに身体を
洗えば気分もすっきりし「ストレスの解消」にもなります。恥ずかしい話しですが、食道全適手術後4年間はPEGを装着してなかったので身体を拭くだけでしたが、PEGを装着後お風呂に入ったら
「博多とんこつ」見たいな「垢(あか)」が風呂一杯に浮き上がり、まるで「とんこつ風呂」に入ってる見たいで驚くやら、可笑しいやらでした。十数回位でやっと「とんこつ風呂から開放」されました。7年前の術後2度と風呂には入れないなと自分で諦めていましたが「PEG装着後」お風呂に入れた時は思わずバンザイしたものです。【清潔こそPEG管理の秘訣】です。合掌三拝
[No.23のレス] Re:入浴について教えてください From:mube 2001/09/23(sun) 20:49:42 [MAIL] 入浴について 私も村上さんに便乗して質問させて頂きます。
父の(元)主治医の先生は「お風呂は入らないで(湯船につからないで)」とおっしゃいました。しかし 看護婦さん達は「人工肛門用のパウチを貼れば大丈夫」とおっしゃいました。老健に行ったら「何も貼らずにそのままはいってます」とのことでした。
で、私の頭の中では何かもやもやしたものが渦巻いていました。
父はボタン式ですので 多分そのままつかってもよいのでしょう。(実際 老健で何回も入って何も起きていません) しかし、もしかしたらこのページを見ている人の中にもいまだに何かを貼ったりして気を使いながら入浴している人もいるかもしれないと思われるので、どのような場合(種類)には何かを貼ったりして保護するべきであるかとか、シャワーのみ(清拭のみ)にするべきであるとかいうことを詳しく教えて頂きたいなぁと思います。
入浴って医療とは直接は関係ないことですが、人が普通に暮らしていく上でとても大切なことだと思います。父は食べられない、話せない、動けないの三重苦を抱えているので 入浴は一生しないようにと言われた時には、私は可哀相で涙が出ました。一休さんが初めて「とんこつ風呂(?)」に入った時にバンザイした気持ち よくわかります。
ところで父はチューブ交換して頂いた時 看護婦さんから「あらっ 少しふっくらしたんじゃない」と言われて喜んでいました。気持ちが明るくなると積極的になれるのか、この頃は少しずつ言葉も出て来るようになりました。
[No.23のレス] Re:入浴について教えてください From:Boder.S 2001/09/24(mon) 09:57:59 [MAIL] 簡単に言えば周囲に感染がなければそのまんま入ってオーケーです。どんなPEGのものでも一緒です。万一お水が入ってもお風呂で水を飲んだと思えば一緒です。糖尿病とかあって周囲に感染を伴う場合は無理でしょうが。現在では褥瘡もシャワーとか入浴をするのは当たり前です。ただ医者が知らないだけです。
人工肛門もはずしても入れます。
入浴は人間の生活では大切なことです。
[No.23のレス] Re:入浴について教えてください From:yutaka suzuki 2001/09/24(mon) 23:08:38 [MAIL] ● こんなごくごく基本的なことですら、まだ見解が分かれているのは,本当に困ったことです.
● Boder.Sさんが書かれている通りだと思います.
● 一般外科の術後創部感染も、褥瘡もみなシャワーが最も効果的です.
● 猿が傷を癒すために温泉につかっていた話しがあるように、胃瘻にも、お湯で温め綺麗にすることはよいことなのです.
[No.26のレス] Re:子供のPEGについて From:Nozomi 2001/10/04(thu) 12:32:28 [MAIL] 3000gの赤ちゃんには、何Fr.のカテーテルを留置なさったのですか?また、その際の造設方法も教えてもらえませんでしょうか?
[No.26のレス] Re:子供のPEGについて From:yutaka suzuki 2001/10/06(sat) 01:37:35 [MAIL] ● 18Frのガストロボタンを使用しました.
● イントロジューサー法で行いましたが,通常はプルもしくはプッシュ法が安全と思われます.本症例は顎や咽頭に奇形があり,できるだけ口腔と咽頭の通過を避けるために,イントロジューサー法を選択しました.
● 時間は約10分くらいで,経過は良好です.翌日から栄養はすべてPEGから行っています.
● アメリカでは,3000グラム以下の赤ちゃんにも積極的にPEGは行われれており,安全な方法という結論を得ています.
[No.29のレス] Re:テレビに「PEG」が登場します From:mariru 2001/10/05(fri) 14:14:52 [MAIL] [HOME]テレビで取り上げられると言うのはとても楽しみですね。
赤ちゃんへの手術が成功したのに16kgもあって体も大きい娘の手術が虐待呼ばわりされたり、今度入学する予定の肢体不自由の養護学校でも受け入れ側の認知度が低く、「PEG」と言うだけで付き添いを求められたり(何のために隣りに医療機関がある養護に行かせるのかと???です)障害児の周りのかかわる方たち、一般の人たちにも特別な事ではなくて、ケアもちっとも大変じゃないんだと、知って欲しい気持ちでいっぱいです。
その上、その学校では校医の考えで経鼻チューブが入っている子も夏のプールがだめ、胃瘻なんてもってのほかのようです。
皮肉な事に重症児にとても精通している娘の主治医が校医をしている養護学校は気管切開をしているお子さんでもプールに入っています。
これは、同じ都立の養護学校の話ですが学校間の格差も大きく校医の頭の固さにはみんな参っているようです。
[No.29のレス] Re:テレビに「PEG」が登場します From:yutaka suzuki 2001/10/06(sat) 01:44:28 [MAIL] PEGの認知のなさを痛感いたします.今後,PDNでも子供のPEGの啓蒙に努めたいと思います.その時,mariru さんの協力を期待します.
[No.31のレス] Re:今こそ,考えるべき時かもしれません From:Boder.S 2001/10/14(sun) 18:16:25 [MAIL] 難しい問題だとは思いますが、何をアウトカムとして医療を行うかきちんと整理しなければいけません。個々の患者について長期のもしくは中間のアウトカムを設定して医療を行うべきです。本人が管を抜いてしまうというのはある意味で意思表示ではないでしょうか?栄養を与えるのか与えないのか、どういう方向に進んでいくべきなのか?家族、医療者がきちんとやれることを相談して情報を公開してアウトカムを設定してそれに向かい必要なことを行うべきだと思います。この患者さんの場合目標が設定しづらいかもしれませんが、肺炎を起こさない、栄養状態を保って褥瘡を作らないなど中間アウトカムとしては設定できると思います。そのために胃瘻を作る必要があるというエビデンスはあるんじゃないでしょうか?肺炎になったり、褥瘡をつくればQOLは著しく低下するわけです。胃瘻は余分な管とはこの人の場合思えません。もちろん栄養を与えないという選択があればですが・・・・
この方の場合の詳しい状態は判りませんが、胃瘻を入れて嚥下訓練するとかの可能性もあるわけです。やはり目標を設定しない医療は患者のQOLの保証もできないと思われます。
読ませていただきこう感じました。