[No.592] チューブの詰まりについて教えて下さい From:ゆうじ 2003/07/09(wed) 10:46:40 [MAIL] チューブが詰まって栄養剤は少しづつ入るのに注射器で水や薬が入らなくなるのです。3日の日に瘻孔の肉芽を焼いたので抗生剤を注入したのが原因だとのことでしたが、注入する薬によっては毎回詰まるのでは困るのでどのような薬の時に詰まるのか教えて下さい。ブラシは自分でするのは無理ですかこれも教えて下さい。
[No.592のレス] Re:チューブの詰まりについて教えて下さい From:みっくん 2003/07/10(thu) 07:59:07 [MAIL] [HOME] こんにちは、ひさしぶりのみっくんです.
ゆうじさんのご相談の胃瘻の太さやタイプ(チューブ型かボタン型か)などお分かりでしたらもう少し詳しく教えて下さい.(よくわからなければメーカー名や商品名でもかまいません)
胃瘻そのものが細いタイプであれば当然詰まりやすいです.細いチューブ型はすぐ詰まっていしまいます.サイズによっては太いものへの変更も考える必要があると思います.太いサイズでも詰まるのなら薬剤の影響や(漢方薬など詰まりやすいようです)入れてからの経過期間、日頃のケアの方法等で対応するのがよいと思います.
胃瘻の太さと長さについてもう少し詳しく教えていただければもっと具体的にアドバイスできると思います.追加情報をお待ちしています.
[No.592のレス] Re:チューブの詰まりについて教えて下さい From:ゆうじ 2003/07/10(thu) 10:26:42 [MAIL] みっくんさん、さっそくのお返事ありがとうございます。使用している胃瘻はメデイコン社のガストロミチューブ 16Frバルーン型チューブ型です。
一度20Frにしたことがあるのですが、瘻孔を圧迫するようでなじまないというのか、出血したりしたので次の交換時から16Frに戻してもらいました。先日もチューブが詰まったようになったので、ブラッシングしてもらうのに、チューブを抜いた時、20Frに変えようかとのことでしたが、瘻孔が小さくて20Frを入れるのはむりだとのことでした。7月16日で胃瘻にして1年になります。アドバイスよろしくお願いします。
[No.592のレス] Re:チューブの詰まりについて教えて下さい From:みっくん 2003/07/12(sat) 06:12:42 [MAIL] [HOME] お返事が遅れてすみませんでした.
16Frですとやはり色々なものが詰まりやすいようです.栄養剤だけの投与でも詰まることがあります.漢方薬や顆粒剤なども投与しにくいでしょう.
私の管理している方はほとんどが24Frの胃瘻で、その他でも22Frか20Frです.(20Frより細いカテーテルの方はいません.)ご家庭で素人であるご家族が使用するにあたっては、「特別な管理をしなくとも詰まらないこと」を必要条件と考え太いタイプで造設しています.他院で細いタイプでつくってきた場合も多くは訪問看護師さんからの依頼で入れ換え時には当方で太いものに入れ換えています.
さて、ご相談のゆうじさんのケースの場合の対応策を考えてみました.
1.胃瘻を入れ換えの毎に少しずつ太いタイプに代えてゆく.まず18Fr、次に20Frと2Fr程度のサイズアップなら比較的安全に負担少なくできると思います.(でも私は一気に4Fr位サイズアップすることが多いですが‥‥)
2.バルーン型なので入れ換え時期の制限が少ないのを利用して(24時間以上留置)詰まる度に同じ16Frの製品に入れ換えてしまう.(もちろんこの方法をとるのなら自宅で入れ換えられないと大変ですが)
3.16Frのままで入れる薬や管理法で工夫するのなら、薬を極力減らし、できるかぎり液体薬にすることです.流動食もなるべく粘度の低いものを使用していくとよいでしょう.注入後は水かお湯のフラッシュをしっかり行い、その後には10倍酢水の停滞を実施して下さい.また、ペグ洗浄用のブラシをメデイコンさんは販売していると思います.16Frに合うかどうか私は今知識がありませんが、問い合わせてみては如何でしょう.
ちなみに確認ですがバルーン型チューブの造設後の入れ換えは定期的に実施されていますよね.
ところでゆうじさんは看護師さんですか?(病院?施設?訪問?)それともご家族の方ですか?(そういうみっくんは病院の内科医です.)
この方の対応策がどうなったかも是非また、教えて下さい.
[No.592のレス] Re:チューブの詰まりについて教えて下さい From:薬師7 2003/07/14(mon) 23:32:19 [MAIL] ゆうじさん、みっくんさん、はじめまして。薬師7と申します。お薬とチューブの詰まりに関するお話と思い、私もほんの少し交ぜてください。私自身も細いチューブの患者様のお薬にいつも悩んでいます。みっくんさんのような先生がいらっしゃればほとんどの薬剤師は、お薬の粉砕・開封、粉薬の量・お薬の溶解性・安定性などについて悩むことがないと思います。私自身チューブの詰まりに対して次のことに注意しています。
1.お薬の粉砕は、粉砕機を使用しその後ふるいにかけて、粉砕したお薬の粒子を均一にする。散剤の粒子形(大きさ)のチェック。
2.カプセル剤では、中身が粉であるか徐放性の顆粒なのか確認(顆粒によっては、水に浮くものもある。)
3.錠剤以外に代用散剤(細粒・ドライシロップ)があるか。(溶解性・安定性に関する問題)
4.粉砕・開封以外の代用薬(水剤・坐剤等)について
(粉薬の量・安定性)
5.粉砕・開封のお薬が、何日、何ヶ月も同じになっていないかのチェック。(お薬を減らすことも考える。)
以上の点をもとにして、主治医へお薬に関する情報提供や内容の確認をしています。しかし、チューブとお薬について各科の先生の方針には、かなりの違いがあります。私自身もいかにして御理解をして頂くか努力中です。今回も何の役に立たない・訳のわからないお話しをしてしまいました。ゆうじさん、みっくんさん、申し訳ありません。それでは、退散いたします。
[No.592のレス] Re:チューブの詰まりについて教えて下さい From:もっち 2003/07/15(tue) 09:58:20 [MAIL] こんにちは、訪問看護師のもっちです。
みっくん先生がおっしゃるような事を行なっても、なお、チューブにお薬が詰ってしまう方に、水寒天と粉薬を混ぜて注入して成功した事があります。まず、水寒天を柔らかめの杏仁豆腐程度の硬さに作り、大さじ2〜3杯の水寒天(粉薬の量によって加減)に粉薬を適当に混ぜてカテーテルチップの注射器に吸引し、手押しで注入します。水寒天がツルンとスベルので、チューブの壁に粉薬がくっつきにくいですよ。もちろん、お薬注入後は多めの白湯でフラッシュを十分に行なってください。情報提供まで。
[No.592のレス] Re:チューブの詰まりについて教えて下さい From:ゆうじ 2003/07/15(tue) 16:23:10 [MAIL] 薬師7さん もっちさんいろいろご指導ありがとうございます。
詰まったチューブは取替え、原因と思われた抗生剤は終了、普段つかっているチラージンのみになりしばらくは詰まることもなくなるのではと思います。
胃瘻の管理等何も指導を受けぬまま我流で毎日やっているので、今後ともいろいろご指導おねがいします。
[No.595] タイトルなし From:ケアワーカー 2003/07/11(fri) 23:16:49 特別養護老人ホームで働くケアワーカーです。今まで、胃ろうの注入は、看護師がすべて行っていましたが、今度、ケアワーカーも注入することになりました。そのため、注入時の注意点を教えていただきたいのです。よろしく、お願いします。
[No.595のレス] Re:タイトルなし From:すえなが 2003/07/14(mon) 15:05:52 [MAIL] どなたもお返事されないので、しゃしゃり出ます。
まず、注入行為は未だに「医療行為」とされていますので、それを御認識下さい。ですから、少なくとも「○○さんにこれこれの注入を、スピードをこれこれで行なって下さい」という看護師の指示を受けておく事が必要でしょう。実際には
1)チューブの接続が確実である事を確認する。
2)ギャッジアップする(少なくとも30度以上)。
3)上腹部が張っていないか確認する。
4)問題なければ注入する。
5)もし、嘔吐(もしくはゲプゲプして吐きそうな徴候)があるようならば、すぐに注入を中止するが、この時、クレンメの操作を謝ると逆に速度が上がるので、緊急動作としてチューブを折り曲げ、看護師を呼ぶ。
6)嘔吐が見られる時は、誤嚥を生じる事があるので、呼吸状態の観察をする。
7)無事に注入を終えても、しばらく座位を保つ。(食べてすぐ寝ちゃう人はいないでしょ?)
等でいいのではないでしょうか?
ちなみに、医療行為である事は、先日、朝日新聞でも指摘されており、未だに、日本では実際は違法行為になる可能性があるのが現実です。目の前で意識を失って倒れた人にもっと危険な「人工呼吸」や、「心臓マッサージ」を行なって蘇生させたら「稀に見る美談」ともてはやし、胃瘻からの注入が「医療行為」だから「違法」になる、これが日本の胃瘻を取り巻く余りにお粗末な実体です。
[No.595のレス] (^o^)Re:タイトルなし(^o^) From:平成の一休さん 2003/07/14(mon) 20:26:27 [MAIL] [HOME]”すえながさま”こんばんわ〜「平成の一休さん」と申します。”すえながさま”の「理路整然」としたレスは素晴らしいの一言です。ご指摘のように「日本の医療制度はお粗末」な状態です。例えば、救急車で呼吸停止した患者さんを搬送中でも現在の医療制度では、救急隊員が甦生処置することが出来ないのが現状です。でも、すでに全国の一部の県の消防署の救急隊では、医者の指示なしで「救急車内で隊員が管を通して」甦生処置を堂々と行っています。それでも「法的な処罰を受けない」のが現状なんです。5分間病院に到着するのが遅れればもう患者さんを救うことが出来ないからです。「違法」と言う言葉の「無法」が横行しているのが今の日本の医療制度ではないでしょうか。PEG造設も心根は同じです。
私達は1人でも多くの医療関係者・患者・家族等々の皆様からのアドバイスやヒント並びに経験談等を書き込んで頂きたいと切に願っております。又、1人”すえながさま”と言う心強いアドバイザーが現れました。どうかこれからもお気づきの点がございましたらご遠慮なくドンドン投稿をお願い申し上げます。(^^)/~~デハデハ・・この辺で失礼します/合掌三拝。
[No.594] もう一度、モノ申していいでしょうか。 From:考える人 2003/07/10(thu) 15:13:17 またお邪魔します。朝日新聞の7月9日(今度はまちがえないぞ!)21面、家庭欄の連載「満腹ニッポン」第7部・食べる力の記事に一言。
『口から食べる努力も工夫もせず、当たり前のように胃に穴を開ける。お年寄りの生きようとする気持ちを奪っている』、というのはまったくその通りで、胃瘻を提案されたときはよくかんがえなくちゃいけない。でも、口から食べる努力も工夫も一生懸命しながら、胃瘻から必要な栄養をとって暮らしている方もたくさんいるはずです。中には、胃瘻から栄養をとることによって栄養状態が良くなって、食べる気力が出てきて、嚥下機能が目を覚まして、口から食べる量が増えてきて、ほとんど胃瘻のお世話にならなくなったという人の話も聞いたことがあります(一文が長い下手な文章でごめんなさい)。そういう面も取り上げてくれなくちゃ、公正な情報とは言えないのではないかと思う。せっかく大切なことを報道しているのに、残念!
[No.594のレス] (^o^)Re:もう一度、モノ申していいでしょうか。(^o^) From:平成の一休さん 2003/07/10(thu) 23:28:57 [MAIL] [HOME]”PDNさん”お疲れさまです。またしてもと言った印象を強く感じますが、でも見方を変えると【天下の朝日新聞】で大きく取り上げられるのは【自らが暗にPEGを認知】したようなもので【語るに落ちた】と言えます。医療関係に詳しい記者がいないと前回の記事の時、同社の同僚記者からコメントを頂いているではないですか、PEGの啓蒙活動におおいに自信を持ちましょうよ。更にPEGは選択肢の1ツですからPEGをやりたくなければ辞めればいいだけのことです。現在、PEGを造設している患者さんは【必要に迫られて選択】されている訳ですから、堂々と正道を歩めばいいと念います。今回はかなり大きく報道されておりますが、この報道記事を逆手に取ればPEGの存在がそれだけ全国に知れる訳ですから【PEGの応援団】として私達は受け止めればいいのではないでしょうか。何事もメジャーになる過程では色々と壁や障害或いは嫌味な表現は付きものです。PEGは今やそんな程度では【びくとしない】勝利の証です。今や患者・家族・医療関係者の方々に認知されつつある商品であり手法なんです。全てのことに【賛成・反対】【好き・嫌い】【得・損】【良い・悪い】等々はあります。その一方だけを捉えて【いかがなものか】と報道するのは【偏った記事】としかいいようがありません。(?_?)エッ?エッ?〜(・_・)☆ヾ(^^ )なんでやねん!!(_ _)合掌三拝。
[No.594のレス] Re:もう一度、モノ申していいでしょうか。 From:おサル先生 2003/07/11(fri) 15:57:42 [MAIL] 考える人さん、平成の一休さん、おサル先生です。貴重なご意見をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。
たしか、新聞報道でお名前が出ていた三好春樹先生は、来る8月17日の湘南在宅セミナー「胃ろうをつくっても食べられる」のシンポジストをされることが、このHPの会告に出ていましたね。おそらく実際のご講演を聞かれれば、その伝えんとする所は、きっと皆さんの共感を得られる内容ではないかと思います。
今回の新聞のテーマは「満腹にっぽん」だから、「食べる意欲」という視点であれば、このような記事になるのかなあ、と素直に思いました。
ただ、最近、いろいろな学会で論じられる「経管栄養の倫理」の中で、「経管栄養の否定」が「経管栄養を受けている患者さんの否定」にならなければ良いがなあ、と案じております。
以上、「私からも一言」でした。
[No.594のレス] Re:もう一度、モノ申していいでしょうか。 From:PDN・おかP 2003/07/11(fri) 18:01:46 みなさんこんにちは。おサル先生が書いて下さったように、三好先生は8月17日の湘南在宅セミナー「胃ろうをつくっても食べられる」のシンポジストです。
…さあ、こう書いたらみなさんは三好先生にどんなイメージを持たれるでしょうか?言葉の持つ力は本当に大きいと思います。だからこそ、情報を提供する側である私も、あらためてその表現や公正な立場にたって見ているかの確認に気をつけていきたいと思います。
さて、工夫や努力によって食べられるようになれば、こんなに嬉しいことはないでしょう。でも、残念ながら飲みこむという運動が出来なくなった方もいらっしゃるわけで、栄養を送りこむルートの一つである「口(というか喉というか)」が使えないならば、別ルートから送ることを当然考えてこられたのですよね、お医者様たちは。それが従来のIVHであったり経鼻チューブだったりしたわけで、更に「おなかの小さな口」から送りこむという方法を、一休さんがおっしゃるところの「必要に迫られて」選択された患者さんもいる、そういうことも知って記事にしてくれたら良かったのになあ、と感じました。
今回と前回の記事をきっかけに、社会全体に胃ろうへの関心と認識が高まることを期待して!
いつもPDNとして書きこんで良いのか、私個人の意見として書くべきなのか悩んでしまうので、今日は個人「おかP」の一言として・・・。
[No.594のレス] Re:私も一言 From:みっくん 2003/07/12(sat) 06:33:50 [MAIL] [HOME] 先に談話室をにぎわした記事は夕刊の配達されない当地では目にしなかったのですが、今回の「満腹にっぽん」は読みました.感想です.確かにこの記事は嘘は書いていないし、ある面で大切なことだと思います.が、そのまま読み流すと「胃瘻をつけていても食べられる」「胃瘻をつけてリハビリをして食べられるようになる」という事実が伝わりません.むしろ胃瘻にすると口から食べられないかのような印象を与えかねません.胃瘻は口から食べることが衰えた時にすがる「杖」や「車椅子」の様なものだと思っています.杖や車椅子を拒否し自分で動ける範囲の生活を望む方もいるでしょうし、一方で杖や車椅子を使い積極的に外に向けて自分の世界を広げることも可能です.安易に経管栄養に頼り過ぎる傾向に警鐘をならすことは必要ですが、できれば、胃瘻をつくって経口摂取を回復させていった方をとりあげ、栄養状態を維持しながらの安全な経口摂取の必要性について論じてほしかったと思います. それにしても立て続けにこういった記事が出るのは朝日新聞には何かの意図があるのでしょうか??以上感想でした.
p.s.三好春樹先生のお話も是非お聞きしたいものです.湘南在宅セミナー参加できずに残念です.
[No.594のレス] Re:もう一度、モノ申していいでしょうか。 From:おサル先生 2003/07/12(sat) 13:52:32 [MAIL] おかPさん、みっくん先生、こんにちは。おサル先生です。
たぶん新聞社に特別な意図はないと思います。むしろ、普通に取材していてもPEGにかかわることが多くなったのではないでしょうか。平成の一休さんがおっしゃるようにPEGもメジャーになったということだと思います。ただ、未知のもの(この場合PEG)に遭遇した時の記者さんの踏み込みがちょっと甘いだけなのだと思います。
ところで、みっくん先生がとても上手に「杖」や「車椅子」に例えてくださったので、私は大好きな「蒸気機関車」の例を出してみます。
私は子供の頃から「蒸気機関車」が大好きです。とても人間的な機械で、たとえば坂道を登る時はハアハアと息を切らして走ります。「蒸気機関車の旅」は、停車時間も長く、窓が開いたので駅売りの駅弁を買ったり、活気があって、とても楽しかった思い出があります。だから「昔はヨカッタ‥」
しかし、こんな私でも、「だから新幹線は怪しからん。旅の醍醐味をなくしてしまった。すべて蒸気機関車に戻すべきだ」とは思いません。新幹線がなければ日常生活が成り立たないことは良くわかっています。いくら好きでも東京への出張に蒸気機関車なんかに乗っていたら、疲れ切ってしまうでしょう。顔は真っ黒で、もう汽車なんか勘弁してくれ!と言うでしょう。大好きな事が大きらいになってしまうかもしれない。
でも、こういう方法があります。静岡県に大井川鉄道といって観光用の蒸気機関車に乗せてくれる所があります。そこまで新幹線で行って、蒸気機関車に乗る。大井川鉄道の旅は、「交通の手段」としてではなく、大好きな蒸気機関車に乗ること、そのこと自体を目的にすることができる。こうすれば、日帰りで蒸気機関車の旅が楽しめますし、この時、決して静岡まで連れて行ってくれた「新幹線」の悪口を言う人はいないでしょう。
皆さんもうお気づきですね。この例えでは、PEGが「新幹線」で、口から食べることが「蒸気機関車」です。
PEGは日本の医学がようやくたどりついた究極の栄養アクセス・ルートのひとつです。どんなハイテク医療よりも確実な効果を秘めているにもかかわらず、見かけは「あまりに身近で、生活に溶け込んでいる」。ローテクなのに、ハイテクを凌駕している。だから、誤解も受けやすいのですが。
おそらく近い将来、「新幹線」と同じような高齢化社会のインフラとなるかもしれません。
なお、「口から食べる」という人間の生きる基本の事を「蒸気機関車の旅」に例えたのは、ちょっとお叱りを受けるかもしれません。でも、私にとって「蒸気機関車」はそれくらい大好きなもの、という事でお許しください。
長文失礼しました。(ちなみに、私は大井川鉄道株式会社の宣伝員ではありません)
[No.591] ご報告。 From:PDN 2003/07/08(tue) 14:38:18 みなさまこんにちは。ちょっと下の方の書きこみにあった朝日新聞の記事については、PDNも新聞社にコメントを送り、新聞社からもお返事を頂きました。意図が正確につたわらない見出しのためにご迷惑をおかけしました、ご容赦ください、とのことでした。
さて、既に11000件のアクセスを突破しているこのホームページ。今年に入ってからのカウントの推移をみてみました。
1月 4292件 2月 4920件 3月 6044件
4月 6308件 5月 7471件 6月 8679件
というわけで、この半年間で37714件のアクセスを頂きました。6月のアクセス件数は1月の倍以上です。この増加傾向からは、1年で10万アクセスをはるかに超え、15万アクセスという数字にも届くことが予想されます。
このホームページを訪れてっ下さった皆様に、心からお礼申し上げます。と同時に今後益々注目されていくであろうこのホームページの内容もパワーアップしていきますので、どしどしご意見をお寄せ下さいませ。宜しくお願いいたします。
[No.591のレス] (^o^)Re:ご報告。(^o^) From:平成の一休さん 2003/07/08(tue) 21:10:07 [MAIL] [HOME]”PDNスタッフの皆様”お疲れさまでした。朝日新聞社より正式に謝罪の連絡が入ったとのご報告を受け安堵致しました。私の方も2001年当時の担当者より、いち早く記事と取り寄せ今回の記事が「誤解を招いた」ことに対して「申し訳ない」旨の連絡を受けましたので合わせて報告させて頂きます。(^(⌒‐⌒)にんやり・・・じゃ〜洗濯しなくちゃ〜。合掌三拝。
[No.591のレス] Re:ご報告。 From:もっち 2003/07/09(wed) 00:56:45 [MAIL] 緊急訪問が終わり、ほっと一息のもっちです。
本当に皆様お疲れさまです。どんどん盛り上がると良いですね。
PTEG・酢水の停滞・不良肉芽の対応・経腸栄養剤粘度増強固形化などなど、過去のQ&AもぼちぼちUPしてくださると助かります。アクセス数が多くて、ちょっと前の話題でも簡易検索で上手く検索できなくなっていますので、過去ログ探すのも一苦労です。
お疲れの所お願いばかりでゴメンナサイ。でもお願いします(^0^)
[No.591のレス] (^o^)Re:ご報告。(^o^) From:平成の一休さん 2003/07/09(wed) 01:58:08 [MAIL] [HOME]”もっちさん”今日も緊急訪問されたのですか。お疲れさまでした。この悪天候の中「真夜中に自転車」で患者・家族の待つところへ急行されたのですね。”もっちさん”のお仕事に対する「使命感」には本当に頭が下がります。これからも、どうかお力をお貸し下さい。お願いしますねねねねね。(^v^)にまぁ/合掌三拝「平成の一休さんでした」。
[No.591のレス] Re:ご報告。 From:PDN 2003/07/09(wed) 10:40:13 ごめんなさ〜い!談話室の動きに私たちが追いつけない状態です。もっちさんがあげてくださったような項目を中心に、出来るだけ早くまとめていくように努力いたします。もう少しお時間を下さい。。。
[No.590] 教えて下さい! From:のんたん 2003/07/08(tue) 08:01:02 初めまして・・・義父は嚥下障害があるらしく口から物を食べると誤嚥を度々起こすため喉もとあたりからチューブを入れて栄養剤を入れています。これも胃ろうと言うのですか?また最近そのチューブを引っこ抜いたので再度穴を開けて入れるそうです。その時に前回お願いした病院でするのか、現在入院してるところで穴を開けてもらうのかすごく悩んでいます。と言うのも前回、前の入院していた病院でやってもらったのは医師が間違って余分に2箇所程多く開けていました。現在入院している病院も胃に穴を開ける手術は対応しているらしいのですが喉もとに穴をあけてするのは経験がないそうで手術して下さる医師も多少の不安があるそうです。そんな不安が残る医師にお願いするべきか、間違って多くの箇所を開けてしまう前回の病院にお願いするべきかかなり悩んでいます。どうしたら一番安全で良い方法でしょうか?
[No.590のレス] Re:教えて下さい! From:border.s 2003/07/08(tue) 09:07:05 [MAIL] 喉元というのは頚部でしょうか?その方法は最近行われているPTEG(経皮経食道胃管挿入術)というものですね.食道に入れて胃まで管を入れてあるものです.胃がない方にも可能です.現在手技自体はキットがあるのでそれほど難しくないと思います.ただ経験が少ない場合には胃瘻でも可能ならば胃瘻にしてもらうこともいいと思います.今の病院の先生と良く相談してお互い不安のないようにすることが大切です.適応,術式について良く説明してもらってください.話し合ってそこでできない場合には担当の先生に紹介していただくのが良いのではと思います.
[No.588] 目の事 From:さゆり 2003/07/06(sun) 03:20:59 コンタクトレンズの装着失敗で目を痛くして一年になります。目がごろごろしていて何か異物が入っている状態がずっとつずいています何度か眼科に行っても目薬をくれるだけで
がもう治らないのでしょうか
[No.588のレス] Re:目の事 From:moemoe 2003/07/07(mon) 22:07:36 ゴメンナサイ.このサイトはPEGに関連した諸問題の広場です.ですから目のことに関しては,しかるべきところでお話下さい.
[No.585] (^o^) ほんとうの悲しみ! (^o^) From:平成の一休さん 2003/07/04(fri) 10:36:29 [MAIL] [HOME](>.<)・・生きることが苦しくて、地獄のような絶望と孤独感の中にあるときは、いつも共感者がいない、たった1人で苦しんでいるときである。いや、誰もが私の心の痛みを判ってくれる者がいないから、絶望感を1人で背負っているとも言える。この悲しみを一緒に担ってくれる者があれば、どんなに痛みは和らぐことだろうかと念う。しかし、人間は実に孤独な存在なのである。重い病にかかってときや死の床にあるときは、家族の温かい看護や友人知人の励ましがあって勇気づけられるが、しかし【念いが届かない】ところもある。死の苦しみを背負っているのは、彼らではなく【自分自身】だからだ。ニュースキャスターの逸見さんは、仕事のお陰で、全国から【激励の言葉】を貰った。大変嬉しかったことと思うが、それだけに【苦痛と恐れの孤独は一層深かった】と念うが。反面【自分の死をいよいよ強く意識】せねばならなかったからだ。人の悲しみや苦しみを共に担ってあげることこそ、人間関係をよくする道だと思うが【よく担う者は又よく孤独に堪える者でもある】悲痛のとき、他人の愛情に頼ってばかりしていた人は残念ながら自分のことしか考えられない場合が意外と多い。そんな人に限って己れの苦しいことばかり思って、他人の苦しみには気がつかないものです。それに比べると【動物は死期を悟ると、周囲から姿を消す】のは、賢明なことにも見えてくる何故ならば【孤独の極みから産まれるてくる】ような気がするからです。さて、NPO法人PDNの重要なポリシーは、様々立場の違いを認め合い、偏りを避け、テクニック優先だけではなくこのような弱者の人々とメンタル面を共有しつつ且つ人間愛と言う強い絆に支えられた善意の団体で艱難辛苦:喜怒哀楽:希望と温かい癒しを同じ土俵で分かち合っている事で成り立っていることを大変誇りに念いますし、自分の居場所をやっと見つける事が出来た感じが致します。厳しい夏も目の前まできておりますが、どうかお身体を大事になさって下さいね。_・)ノ_・)ノ_・)ノ_・)ノ_・)ノ_・)ノさいなら合掌三拝。
[No.585のレス] Re:(^o^) ほんとうの悲しみ! (^o^) From:おサル先生 2003/07/04(fri) 18:40:05 [MAIL] 10万アクセス達成を意識しての、平成の一休さんの渾身のカキコかと拝察いたします。かみしめて読ませていただきます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
[No.585のレス] Re:(^o^) ほんとうの悲しみ! (^o^) From:平成の一休さん 2003/07/04(fri) 20:13:03 [MAIL] [HOME]”おサル先生”こんばんは〜NPO法人PEGを設立してあしかけ3年目に入って「10万アクセス」夢のようです。HP立ち上げ当時はまったくカキコがなくどうなることやら先々が不安な船出でした。しかし、”おサル先生””みっくん先生””border.s””moemoe先生”等々の先生方が積極的に答えられていらっしゃられるようになってから当HPも日々活発になり始めました。あの当時の感激は決して忘れることは出来ません。当時は1日、2〜3件位でしたが現在は1日200〜300件のアクセスを誇るようになりました。これも先生方の深夜のカキコが患者・家族・医療関係者の方々の心を動かしたものと念います。これかも・どうか・どうか・どうか、宜しくご教示頂けますようお願い申し上げます。(^v^)にまぁ/合掌三拝。
[No.585のレス] Re:(^o^) ほんとうの悲しみ! (^o^) From:border.s 2003/07/06(sun) 10:44:24 [MAIL] そうですね.最初の時と比べるとこの盛況ぶりは夢のようです.最近他の仕事で書き込みはサボりがちですが読んでとっても参考にしています.この3年間で日本の医療は大きく進歩し始めています.褥瘡やNSTなど栄養に対する考え方が少しずつ認知され始めました.PEGもこのHPで広く認知され始めています.是非保険の整備をお願いして患者さんにも医療機関にもやさしい環境を作っていかねばいけませんね.いろんな研究会や学会でのHP広報係としてがんばります.事務局いつもご苦労様です.
[No.587] 酢 From:ゴロゴロ 2003/07/04(fri) 21:59:38 おサル先生,太朗先生ありがとうございました。先日胃ろう造設し、帰って来ました。幸いボタン式のため酢水の停滞はしなくて良いようです。それにバンパー形式のためバルーンの固定水の確認もなく、皮膚トラブルを起こさないよう注意しています。今の所このページや資料を見ながらやっています。施設入所者もだんだん高齢化して来るのでこのような患者様も増えてくると思います。今後の参考にさせていただきますのでまた宜しくお願いいたします。
[No.586] おサル先生教えて下さい。 From:フーミン 2003/07/04(fri) 15:40:02 [MAIL] 勉強不足で申し訳ないのですが、不良肉芽について教えて下さい。週に2回訪問看護担当している患者さんです。脳出血後遺症で植物状態の方です。病院を退院された時、ボストン社マイクロベーシブ・ワンステップボタン18F×3.5cm(バンパータイプ)でした。特に問題なく3ヶ月前にボストン社マイクロベーシブ・ミニボタン18F×3.5cm(バルーンタイプ)を入れ替えました。入れ替え1ヶ月後から、じわじわと不良肉芽が広がって、時計の3時と9時の方向に赤く0.3mmほどで、綿棒で触ってみるとヒラヒラしてます。スキンケアーは毎日してますし、圧迫を避ける為、ボタンの部分を横から縦に向きを変えたりしました。ひとつ気になることは、カテーテルはクルクルまわりますが、ぴったりで浮いてきません。もっと長いサイズに変えたほうがいいのでしょうか? おサル先生お疲れのところ申し訳ありません。教えて下さい。 能登の過疎地で悩むナースより
[No.586のレス] Re:おサル先生教えて下さい。 From:おサル先生 2003/07/04(fri) 18:37:11 [MAIL] フーミンさん、はじめまして。おサル先生と申します。
ご指名にあずかり、ありがとうございます。
さて、ご質問の件ですが、不良肉芽の原因はひとつではないとは思いますが、やはりミニボタンが1cmくらい浮いてこないのは、少しきついような気がします。もちろん、切り込みガーゼなんかは使っていらっしゃらないと思います。
18frの4.4cmに入れ替えた方が良いですかね(11300円の1割負担でしょうか)。
主治医の先生とご相談されてはいかがでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.586のレス] Re:おサル先生教えて下さい。 From:フーミン 2003/07/04(fri) 21:33:50 [MAIL] 早速、お答えいただきまして、ありがとうございます。
じつは、私もそう思います。主治医に相談する前に自分なりに調べてからと思いましたが、いきずまり、おサル先生にご相談させて頂いたしだいです。
本当にありがとうございました。今後もよろしくおねがいします。
[No.583] 腸ろうを入れている患者さんについて教えてください。 From:お小夜 2003/07/01(tue) 21:34:32 [MAIL] 現在、腸ろうを造設している患者さんなのですが、下痢が続いて困っています。臀部に褥瘡もあり,排便のたびに包交が必要となり褥瘡をドレッシング剤でカバーして放置しておきたいのにそれができません。速度をゆっくりしてみたり、量を減量してみたりしたのですがうまくいきません。便の調節をしてみたいとも思うのですが,どうすればよいか解かりません.かんてんとも思いましたが、チューブが細く詰まりそうでその方法は試していません.尚便秘と下痢というわけではなく、ただ下痢ばかりが続いている状態です。
[No.583のレス] Re: 腸ろうを入れている患者さんについて教えてください。 From:ようこちゃん 2003/07/01(tue) 22:19:22 こんばんわ。看護師のようこちゃんです。このコーナーを知り、時々お世話になっています。私のお世話させて戴いている腸ろうの患者様は、ポンプを使用して1日4回食で合計10時間程度かけて注入しています。経験から、注入速度や濃度、注入する栄養剤の種類によって便の状態に大きく影響を受けました。身体に合ったものに出会うまでには、食品扱いのもの又、医薬品扱いのものなど何種類も試しました。勿論、医師の指示のもとでですが。軽い下痢止めを使用したり、現在は腸を少し休ませる目的で完全消化態のエンテルードを基準より少し濃度を薄めて(450CCの白湯)200CC/hで注入しています。お役に立つ情報にはならなかったかも知れません。悪しからず。
[No.583のレス] Re: 腸ろうを入れている患者さんについて教えてください。 From:平成の一休さん 2003/07/01(tue) 23:23:26 [MAIL] [HOME](^o^)”お小夜さん”ようこそPDN/談話室へ”Welcom"大歓迎します。皆さんからの回答やヒントを得るには今少し現状の情報があれば更に中身の濃いアドバイスが跳ね返ってくると思いますが如何でしょうか。お願いされり側としては面倒でしょうが「5W2H」で書き込みして頂ければ幸いに念います。
(^o^)”ようこちゃん”日々の激務の中有難うございます。現役の看護師さんの立場として又、経験上からのアドバイスですから的を得ていると念います。色々ととっかえひっかえして下痢対策に試行錯誤していらっしゃる点には私も同感です。この方法は私も行っておりますが、着目点がとてもいいですね。解決策の手掛かりを掴む手段としてはお見事と絶賛申し上げます。それにしても「下痢って本当にやっかい」ですよね〜。下痢は基本的には、胃や腸の具合が悪く、水分の多い便がでることを指しますよね。例えば、1回限りのこともあれば、十数回もでることもあります。「原因」は・食べすぎ・飲みすぎ・食中毒・コレラ・赤痢・大腸炎などの「細菌」によるものから「神経性」の・アレルギー性のものもあり多士済々と言っても過言ではないですよね。何か意味不明のカキコになってごめんなさい。先生方〜あとは引継ぎします〜宜しくお願い致します。(^v^)にまぁ〜・・・・/合掌三拝。
[No.583のレス] Re: 腸ろうを入れている患者さんについて教えてください。 From:border.s 2003/07/03(thu) 08:56:51 [MAIL] この方の詳細はわかりませんが,下痢があまり続いているとPEGの意味をなさず,栄養状態,水分量も良くはならないと思われます.早急に医師と相談されるべきですね.もし腸管に原因があるならしばらくTPNの方が良い場合もあります.褥瘡を少しやっている立場からすると褥瘡が感染しないか,栄養状態が改善しないと肉芽も上がってこないと心配にになります.当院では感染性の下痢でひどい場合には肛門に使えるストーマ用品や経肛門的に減圧チューブを入れてドレナージを行っています.肛門周囲の皮膚の保護にはサニーナなどを使用しています.ご参考までに
[No.583のレス] Re: 腸ろうを入れている患者さんについて教えてください。 From:平成の一休さん 2003/07/03(thu) 11:56:57 [MAIL] [HOME]”border.s先生”お久し振りです。早速のアドバイス有難う御座いました。先生のご指摘のように”お小夜さん”の患者さんの生活環境が不明なので問診も手探りになってしまうことは仕方ないことと思います。”お小夜さん”どうか”border.s先生のアドバイスを参考に再度、主治医とご相談頂ければ幸いで〜す。その上又当相談室へカキコ願えれば幸いです。(^^)/~~デハデハヾ(´ー`)ノばばーぃ/合掌三拝。
[No.584] (^o^) 幸いに・・・災難に遭って! (^o^) From:平成の一休さん 2003/07/02(wed) 02:22:15 [MAIL] [HOME](^o^)わたしは【幸い】に貧乏に家庭に産まれ〜・・・・・・・・・。
(^o^)わたしは【幸い】に大変な大手術をして〜・・・・・・・・・。
(^o^)わたしは【幸い】に人前で大恥をかいて〜・・・・・・・・・。
(^o^)わたしは【幸い】に家庭まで捨て出家し〜・・・・・・・・・。
(^o^)わたしは【幸い】に他人に利用されても〜・・・・・・・・・。
(^o^)わたしは【幸い】に色々な災難にあって〜・・・・・・・・・。
(^o^)わたしは【幸い】に今居場所を見つけた〜・・・・・・・・・。
■誰だって痛みや悲しみや苦しみを経験したものはない。それを【幸いに受け止めること】が出来たのは、悩みが底に通って深かったからだった【縁あれば受け、縁なければさる】。それ以外に私達の受け止め方はないのだが、ツイ自分の方からばかり見て迷いに迷うのである。人間の弱さ脆さ愚かさを改めて知るこの頃である。【五官の戸口】をしっかりと守って生きたいと決意も新たにした昨今である。合掌三拝
[No.582] 天然濃厚流動食開発はストライキのおかげ。 From:PDN 2003/07/01(tue) 17:43:49 某ドクターからお聞きしたオハナシです。
翌日手術の予定があるのにどうやらストライキが決行されるらしい。当然、交通機関もストップ。ドクターは前の晩から病院に泊り込みです。
おや?ドクター以外にも泊まり込んでいる方たちが・・・。それは栄養士さんでした。常食が召し上がれない方の為に、特別食(流動食)を作るので、ストライキの前はやっぱり泊り込み。特定の患者さんの為に泊り込まなくてはならない、なんとかならないかしら…。「では保存がきくように缶詰にいたしましょう」
これが天然濃厚流動食事始なり。チョ〜ン!
[No.581] (^o^) ざっくばらんに聞きましょうね! (^o^) From:平成の一休さん 2003/07/01(tue) 15:37:03 [MAIL] [HOME](^o^)・・こんにちは「平成の一休さん」です。関東地方もいよいよ梅雨本番と言ったところでしょうか。今回は、表題の件について若干触れて見たいと念います。【なまじっか学校を出ていると、人間裸になって他人に聞けない。そこでつい無理をする。他人に聞けばすぐにつかめるような内容が、なかなかつかめない。こんな不経済なことない】と、ホンダの創業者:本田総一郎氏は述べております。本田氏は学校で聴講したことはあるという。だが正式に出たことはなく、学歴というものはないのだそうだ。そこで、彼は【僕の特徴はざっくばらんに他人に聞くことができることではないかと思う】と、自任してはばからない。【誰に対しても、こだわることなくても、ざっくばらんに不明な点を聞ける。ひとつにはそのお陰で今日がある】と語っていらっしゃった。エリート校を出て、自分でも知的レベルが高いと念っている人がいることは周知の事実である。若い時から友人や学校や家柄を選び、社会的に高い場所にいる人との出会いを喜びとしてきた彼らは、自分より劣ると思われれる相手とは上手に付き合えない。劣ると思う人間と深く付き合ったり、嫌な相手との付き合いに耐えるという習慣がないから、組織の中でも自分以下の人間と仕事をすることがやりきれない。【こんな人が批判すると辛辣である】本心のところでは自分に自信がないから、自らの知的レベルに頼ろうとするのかも知れないが。愚かと言う外はないが、本人は気付かない。知的に劣る思った人でも、よく付き合って見ると、それぞれに【思いがけない魅力があることに気付く】どんなレベルの人とも対等に付き合える人物は【大得(大悟=悟り)】を得たのだと言える。誰でも私達が一切知らない大切な貴重な経験を持っているからであるからではないからだろうか!。φ(..;)メモメモ/合掌三拝。
[No.579] 朝日新聞をみたのですが・・・ From:考えるひと 2003/06/30(mon) 19:09:27 初めまして。このHPは良くのぞかせて頂いています。気になったので、みなさんのご意見をうかがいたくてカキコしました。
6月22日の朝日新聞夕刊の22面。ケア付き高齢者住宅で看護師不足を理由に、胃瘻にしているご主人の夕食を奥様が行っていたことを「家族に医療行為させる」という見出しで記事がでていました。これってなんか間違っていませんか??
この記事の中にも『本来は医療行為である「経管栄養」と呼ばれる食事介助を』と書かれています。「本来は」とあえて言っているということは、現実には食事介助という認識が一般的ということではないのでしょうか?
これから胃瘻にしてお家で介護しようとしているご家族が、この記事を読んで「家族は出来ないんだ…」と誤解されないでしょうか??
新聞って、結構気になる記事は切り抜いて取っておいたりしますよね。それだけ影響力もあると思います。
10000歩譲って良心的に読みとったとして、「施設が利用者との契約で全てのケアを行いますよ、ということで利用料を取っているのに、提供すべきサービスをしなかった、これは利用者に対する詐欺行為じゃないのか」ということであれば、その裏付けを奥様や他の入所者の方からとってのせるべきでしょうし、「家族は胃瘻栄養を行えるけれど、適正な指導をしていないで任せたためにトラブルが起きた」という記事内容なら、そこを問題にすべきですし、なんだか訳のわからない記事ですよ、これは!!
私の記憶が間違っていなければ、同じ朝日新聞で大きく胃瘻のことを写真入で紹介していたと思いますが…。大手の新聞社って、こんなもんなのでしょうかねえ???
[No.579のレス] (`´) Re:朝日新聞をみたのですが・・・(`´) From:平成の一休さん 2003/06/30(mon) 20:45:46 [MAIL] [HOME](>.<)う〜ん、ひどいな〜この報道記事は・・”考えるひとさん”こんにちは「平成の一休さん」と申します。朝日新聞東京本社によりますと、2003年6月27日(金)夕刊(22面)に同様な記事を拝見致しました。タイトル「家族に医療行為させる」と大きな見出しで掲載されておりました。この記事の内容はを詳しく拝見すると「ケア付き高齢者住宅」内で発生したことですが、結論から言えば「誤解もはなはだしい」としか言いようがありません。本来「経管栄養(略称:PEG:ペグ)」は、術後患者さんが「体力回復:介護も楽に」との目的で開発された機材・栄養剤です。退院後、在宅にて「患者本人or家族」が自力で栄養点滴が出来るようにと「医療行為で認めらております」。勿論保険でも適用されており、むしろ、これからの高齢化社会における「在宅栄養管理の切り札」として全国的に爆発的に普及しております。同施設の管理者のコメントには家族の負担軽減と言う観点からも「看護師のシフトを変更してでも改善します・・」と記載されておりますが、その必要はありませんので再度、同行為が医療行為に違反するのか否か関係機関に確認をお願いたします。ちなみな私は「朝日新聞東京本社:2001年6月10日(日)朝刊(日曜版):みんなの健康」と言う記事の取材を受けた張本人です。その時の朝日新聞でのタイトルは「変わる在宅医療」と題してPEGによって「胃に直接、管で栄養管理」で体力を開腹して社会復帰した記事が写真入りで全国版で大きく報道されております。つい最近でも「日経新聞」でPEG(ペグ)」での在宅栄養管理の話題が大きく取り上げらたばかりです。確かに「介護ヘルパー」さんは、同行為は現行法では「医療行為」として見なされ現状は禁止はされておりますが、それとて「超高齢化社会」にいって在宅でもご自分でPEGにて栄養管理が出来ないと言う課題はありますので、「条件付」ながら「介護ヘルパー」も「主治医の許可」があれば「出来る方向で医師法の改正作業」が進んでいる最中です。私は本日6月30(月)記事の窓口となった朝日新聞東京本社:広報部へ記事の内容がまったく誤解されて報道されていますよと「電話連絡を入れました」or私を取材した2001年当時の担当記者へ(転勤先)へ、更に「問題が発生した記事にある施設に同内容を連絡致しました」今回の記事は何かの誤解から発生したもではないかと報告致しました。この問題をことさら荒立てるような行動は慎みたいとも伝えました。朝日新聞社でも直ちに調査しますとの回答を頂きました。取り急ぎお知らせまで。合掌三拝。
[No.579のレス] Re:朝日新聞をみたのですが・・・ From:考えるひと 2003/06/30(mon) 21:18:21 おお!一休さんその通りです!22面と27日、混同しました。27日の朝日新聞夕刊です。失礼致しました。
[No.579のレス] Re:朝日新聞をみたのですが・・・ From:管理栄養士@ちゃん 2003/07/01(tue) 02:29:22 新聞拝見して本当に驚きました。PEGはアメリカでは80%の普及率と報告を受けていたことなので将来、日本にも定着するのを楽しみにしておりましたが、今回の記事掲載でPEGの啓蒙活動に水をさされた感じがします。PEGのコーナーは発足当時から拝見しておりますが、情報源のでどころが余りの無知さにただ呆れるばかりです。天下の朝日新聞たるものがこのような基本的な大切な事項を良く確認もせず鵜呑みにしてに大きく報道するなんてとても信じられません。これじゃ〜JRの駅構内の売店で販売している某スポーツ新聞の「●●選手は大リーグ▲球団移籍か?」と言った客引き用の「不確かな情報」の「見出し記事にしただけの次元の低い記事」だな〜と本当に失望しました。一方、PEGドクターズネットワークの関係者の方々が「ことさら荒立てるつもりない」とのコメントは立派です。成熟した大人の取る態度だと感心しました。さあ〜今度は朝日新聞社のみなさんの出番ですよ。みなさんが、この問題に対してどのような姿勢で対処されるか国民は注目していると思いますよ。ところでいずれの病院でPEGを造設なさったのでしょう是非知りたいものですし・・・。主治医の見解も伺いたいものです。又、看護師さんの意見も聞きたいものです。当コーナに、みなさんのお仲間がこの相談室へ沢山質問していらっしゃる現実を良くご覧になられたれ如何でしょうか。その為のPEG相談室ですから。東京都庁の患者相談室でも十分このPEGの存在は承知していますし、都立病院も数箇所登録しております。特筆すべきは天下の「東京大学付属病院」や「慶応病院」或いは「東京慈恵会医大病院」、又は「国立系病院」「公立病院」等々も続々と仲間入りして登録し問題点や不明な点が発生してら気楽に相談室へ投稿がありのが現状なんです。最後にこのままでは知らんふりは許されないとおもいますよ。この件についてはシッカリとした対処が望まれますので、公共性の高い新聞社が今後どのような態度で臨まれるか注目して見て参りたいと思います。以上。
[No.575] 嘔吐の原因は? From:ぴょんちゃん 2003/06/28(sat) 22:36:49 こんばんは。在宅で胃ろうの父を看ています。
在宅になって、2ケ月と少しになりましたが、この頃嘔吐があります。エンシュアを1日6缶(2缶×3回)と水分を600ccです。薬と少しの水分は経口からとれます。胃逆流があるようで、Drより胃腸の動きをよくする薬(ファモチジンとナウゼリン)の投薬とゆっくり点滴するようにと指導をうけました。が、まだ嘔吐がありますし、便も出にくいです。1回に4時間程かかります。ふ〜う...
ところで、胃ろうを持っている人の嘔吐は健康の人とは違うと思うのですが原因はなんでしょうか?私は、胃に入りきらない栄養剤がもどってくるのだと思っているのですが、、、
嘔吐及び胃逆流の解消方法は、やはり固形化でしょうか。一度やったのですが途中で「もうやめてくれ……」と言われました。(初めから全量固形化してしまったからかもしれませんが)最初は少しづつからはじめるとすると、残りの分は点滴ですよね。点滴をしてから固形化した物をいれるのか、固形化した物をいれてから点滴をしたほうがいいのでしょうか?教えてください。
[No.575のレス] Re:嘔吐の原因は? From:おサル先生 2003/06/30(mon) 12:27:06 [MAIL] ぴょんちゃんさん、こんにちは。おサル先生と申します。
お父さまが『途中で「もうやめてくれ……」と言われました』とのことですが、実際にかんてん固形化をやっているご家庭にお聞きしますと、少しずつ顔色をみながら、何回かに分けて注入すると良いそうです。たとえば、1回分の栄養剤が、50mlのカテーテルチップ・シリンジ10本になったとしましょう。まず、3本くらい注入して20分くらい休み、残りをまた入れて‥とやるそうです。
ご質問の回答になっていないかもしれませんが、いずれにせよ、分割して入れるのがよろしいようです。
以上、ご参考になれば幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.575のレス] Re:嘔吐の原因は? From:太朗 2003/06/30(mon) 17:35:50 [MAIL] [HOME] ぴょんちゃん こんばんは 開業医の太朗です。
嘔吐の管理、大変ですね。御苦労様です。胃瘻による経管栄養の方の嘔吐の発生原因としては、胃瘻チューブによる胃の変形、胃瘻チューブによる胃の蠕動の制限など諸説あります。しかし胃のバリウム検査で胃袋に液体が入る様を見ている立場のボクとしては、胃の容量が足りなくて入りきらないということは無いと思いますヨ。
固形化経腸栄養剤に関しては、正直まだまだ民間療法のレベルと思いますが、胃袋から食道への逆流を改善したというデータはあるので、嘔吐に対しても効果が無いとは言えないと思います。あと、ぴょんちゃんの言われる「点滴」とは「点滴注射」の事でしょうか? それならば固形化栄養剤の前でも後でも、影響は無いと思います。
[No.575のレス] Re:嘔吐の原因は? From:ぴょんちゃん 2003/06/30(mon) 22:29:07 おサル先生、太朗先生ありがとうございました。
今日、主治医に相談をしてきました。嘔吐は夜にあるので、夜の栄養剤を一本減らし、カマを服薬して便がスムーズに出るようにし、様子をみることになりました。以前に便秘で救急に駆け込んだことがあります。「腸閉塞になったら、大変です。一日2回は出るようにしないと......」といわれいました。
固形化の注入は、スピードが早かったようです。今度はゆっくりやってみます。
太朗先生へ。「点滴」とは、ボトルに栄養剤を入れてぽたぽたやることだと思っているのですが..。栄養剤投与でいいのでしょうか?知識不足の為、ごめんなさい。
今後とも、よろしくお願いします。
[No.578] 長文御免の経腸栄養剤固形化計画W From:太朗 2003/06/30(mon) 18:40:07 [MAIL] [HOME] いつもながら、長文!大変失礼します.
[No.357] 経腸栄養剤固形化計画@:寒天あれこれ 投稿者:太朗 投稿日:2002/11/28(thu)
伊那食品工業さんの御協力で,様々な寒天を作ってみましたので御報告します.
@介護食用ソフト寒天(http://www.kantenpp.co.jp/products/prd0003.php?pno=00002&no=00202)
ポットのお湯(80℃)で溶ける寒天で,嚥下訓練で使われる軟らかい寒天です.実際調理してみると固形化を保つぎりぎりの硬さで,嚥下訓練には適していますが,経管栄養剤としては軟らかすぎました.
A介護食用ソフト寒天
この製品は@と同様に嚥下訓練用で,やはりポットのお湯で溶ける製品です.硬さはゼリーぐらいかな? 少し粘り気があるところも,ゼリーに似ているように感じました.この製品も@と同様に経管栄養剤としては少し軟らかいように思いました.
B手づくりぱぱ寒天(http://www.kantenpp.co.jp/products/prd0003.php?pno=00002&no=00204)
この製品は硬さは普通の寒天でありながら,ポットのお湯でも溶けることを特徴としています.どういうものか解りませんが,厚生労働省許可保健機能食品にもなっているものだそうです.調理してみると,確かにポットのお湯でも作れ,しかもしっかり寒天してます.寒天特有のこりこり感とすべすべ感もあり,形態的には@Aよりもいい感じです.ネックがあるとすれば寒天クックよりやや高価なところでしょうか?(ぱぱ寒天=19円/g 寒天クック=12.5円/g)
C総括
今回はポットのお湯で手軽に作れる寒天のラインナップについて御紹介しました.胃瘻で使う場合において,この3品で比較するなら「手づくりぱぱ寒天」がベストです.従来ある「寒天クック」との使い分けですが,ポットのお湯で簡単に作りたいと思うのなら「手づくりぱぱ寒天」,お鍋を使って作る手間に抵抗を感じない人や,病院のように大量に調理する場合は「寒天クック」かナーという感じがしています.
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[No.360] 経腸栄養剤固形化計画A:ポットのお湯で作る固形化栄養剤 投稿者:太朗 投稿日:2002/11/29(fri)
経腸栄養剤を患者さんの状態に合わせて希釈を行い,ポットのお湯で簡単に作る方法の実体験談を御紹介します.
【手順】
@20ml程度の冷水と「ぱぱ寒天」2gを混合し撹拌,寒天を水になじませる
A上記寒天水にポットのお湯300mlを入れかき混ぜる
B人肌に暖めたラコール300mlにAの寒天溶液を混合し撹拌
C冷所で保存し凝固させる
この方法で丁度良い硬さに調理することが出来ました.ちなみに「ぱぱ寒天」のパッケージにある作り方では,水分2gに対し300mlの水で溶解とあります.実際この濃度で水を固形化させたら,あんみつ程度の硬さで,チョット固い印象がありました.また熱したラコール原液300mlと「ぱぱ寒天」2gを混合し凝固させたところ,こちらもしっかり固まりました.乳成分が多いと凝固がしにくいのではと考えていたボクの考えが間違いだったと思います.この場をお借りして謝罪いたします.
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[No.364] 経腸栄養剤固形化計画B:粉末寒天をうまく溶かすコツ 投稿者:太朗 投稿日:2002/12/02(mon) 10:15:06
固形化計画@ではポットのお湯で溶かせる寒天を紹介しました。しかし実際はポットのお湯に粉末寒天を入れると、ダマが出来てしまい溶解に難渋をします。ダマは粉末寒天が溶解し始めた状態で、ゼリー状に固まってしまう状態です。そのためその対策として、まず冷水(水道水)に粉末寒天を加えて粉末が溶解しない状態で撹拌し、水になじんだところで湯をつぎ足せばうまく溶解できる事に気づきました。ただ冷水の量が多いと、その後にお湯をつぎ足しても温度が上がらないので、1g当たり10ml程度が良いのではないかと思います。水になじました粉末寒天にお湯を注ぐと、一見サッと溶解するように見えますが、目を凝らしてみるとしっかり粉末が残っているので、1分程度はしつこく撹拌して充分効果が発揮できるようにしましょう。
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[No.380] 経腸栄養固形化計画C:固形化経腸栄養剤の注入容器 投稿者:太朗 投稿日:2002/12/16(mon)
固形化経腸栄養剤の投与を行う際のネックの一つに,投与方法の問題があります.注入容器の問題です.固形化経腸栄養剤の投与方法が,このHP内「ワンポイントアドバイス」やボクの老年医学会誌症例発表で紹介されていますが,注入容器はプラスティックディスポシリンジ(いわゆるカテーテルチップ)を使用しています.カテーテルチップを使用する際,身近にある器具ですし用量もわかりやすいという利点はありますが,投与を受ける方が多くなると,冷蔵庫の中がシリンジだらけになってしまい,取り違えの問題も発生します.
ちょっと前になりますが,HEQ研究会の演題で鶴岡共立病院からの発表があり,そこでは100円均一ショップで購入した容器を使用とあり,あちらこちらと探していましたが,やっと探し当てましたので御紹介します.(結構苦労しました!) とりあえず2つ紹介します.いずれも胃瘻チューブへ直接接続ができます.何か他に良いものをご存じの方は是非教えて下さい!
容器@
商品名:液体容器300ml 液体容器200ml
用量:300ml,200ml
形状;円筒形
製造元:貿易雑貨株式会社
電話番号:06-6754-0357
HP:なし
主な販売先:100円均一ショップ
一口紹介:円筒形なので冷蔵庫に収まりやすく,計量目盛りもあり便利です.フタの色が何種類もあり,患者さんの識別にも有効かもしれません.
容器A
商品名:ドレッシングポット(大)
用量:360ml
形状;洋ナス状
製造元:イノマタ化学工業株式会社
電話番号:072-237-1351
HP:http://www.h3.dion.ne.jp/~inomata/
主な販売先:100円均一ショップ
一口紹介:マヨネーズの容器のような先細り形状です.固形化栄養剤の注入にはこの形状の方が良いかもしれませんが,計量のマークはついていません.こちらもいろいろな色があるようです.
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経腸栄養剤固形化計画D:寒天クックの業務用包装を発見 From:太朗 2003/01/31(fri)
粉末寒天際大手である伊那食品工業さんの名古屋支店に行って来ました.店内には各種寒天製品の陳列があり,寒天製品の試食もできました.同社の製品ラインナップは把握しているつもりでしたが,今まで知らなかった業務用包装があったので,御紹介します.
かんてんクック4gスティック8本入り:430円(1本53.75円)
かんてんクック4gスティック18本入り:950円(1本52.78円)
かんてんクック4gスティック20本入り:1050円(1本52.5円)
かんてんクック4gスティック100本入り:4500円(1本45円)
(ちなみに)
手作りパパ寒天2gスティック10本入り:380円(2本76円)
「手作りパパ寒天」は調理が簡単ですが,毎日使うなら「寒天クック」かな?
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経腸栄養固形化計画E:注入容器における 注射器vsドレッシングポット From:太朗 2003/03/29(sat)
固形化栄養剤の投与で問題は周知の通り「調理の手間」と「専用の注入容器がない」点です.専用の容器に関しては前述にドレッシングポットの御紹介をさせていただきました.多くの施設や在宅では,ドレッシングポットが歓迎されていますが,ボクの出入りをしている老人保健施設では,最近ドレッシングポットを止め注射器に変えるという判断が現場で成されました.この変更をみて「いろいろな意見があるんだナー」と感慨深く感じ,改めて各々の違いを挙げてみることにしました.
● 注射器を利用した注入の利点
・注入時のさほど力を要さない
・比較的固い固形化剤も注入可能
・医療機関での入手が可能(買いに行かなくてもいい)
・濃度の濃いものと薄いものの組み合わせでカロリー調節ができる
● 注射器を利用した注入の欠点
・かさばる(冷蔵庫が占拠される)
・高価
・投与者の取り違えをおこしやすい
○ ドレッシングポットを利用した注入の利点
・かさばらない
・安価
・耐用性が高い(注射器のようにシリンジが動きにくくなるなどの問題がない)
○ ドレッシングポットを利用した注入の欠点
・注入時比較的力が要る
・栄養剤を硬めにすると注入しにくくなる
・100円ショップまで買いに行かなくてはいけない
(誰が買いに行くかの問題で,もめた病院もある・・・)
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経腸栄養固形化計画F:固形過栄養剤ちょこっとエビデンス From:太朗 2003/04/22(tue) 19:13:17
平成14年のHEQ研究会で御紹介した発表の場で,経腸栄養剤固形化により胃食道逆流が減少するというデータが関してのデータを御紹介しましたが,この度その結果がJournal of the American Geriatrics Societyへ掲載されることになりました.これまで固形化栄養剤の有効性に関しては体験談の域を超えたものをお示しできませんでしたが,ちょこっとエビデンス的なものを出せたのではないでしょうか.と,いうことでその内容を略記します.
対象
安定期にある胃瘻栄養症例
人数
17名
方法
患者家族に研究目的と考え得る問題点を説明し同意の上で研究を行った.胃食道逆流の判定は造影剤含有の経腸栄養剤を作成し投与後,胸部CTを撮影し放射線科専門医が食道内の造影剤の有無を確認する事によって行った.
結果
液体経腸栄養剤で胃食道逆流を認めた症例は17名中10名であったが,これらの症例の経腸栄養剤を固形化することにより,胃食道逆流の頻度を4名に減少し得た.
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胃食道逆流あり 胃食道逆流なし
液体経腸栄養剤投与 10名(58.8%) 7名(41.2%)
固形化経腸栄養剤投与 4名(23.5%) 13名(76.5%)
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Mc Nemar’s test P=0.014
余談ですが,固形化にした後も胃食道逆流がある4名のうち3名では,逆流する栄養剤の減少を認めています.データを取ってみて思ったのですが,17名中10名に逆流がありビックリです.怖い怖い.
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経腸栄養剤固形化計画G:経腸栄養剤による固形化具合の差違 From:太朗 2003/05/29(thu) 10:33:56 [HOME]
[No.539] で出ましたエンシュアリキッドとエンシュアHの固形化具合の差違についての総括です.実は半年ほど前にエンシュアHが固まりにくいとの問い合わせがあり,伊那食品に問い合わせたところ「乳成分の量によって固形化具合の差違は無い」と説明を受け,[No.360] にその情報をアップしました.しかしそれは当方の聞き方が悪く,本来なら「乳脂肪分」とお聞きせなばならず,皆さんには誤った情報を流してしまいました.この場を借りて謝罪いたします.
で,エンシュアリキッドVSエンシュアHについては,伊那食品さんの御指導により以下のようになります.
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○寒天は「水と水を結びつける」ことによって「ゲル化」する
(だから)
○寒天は脂肪分(油分=疎水性)の多いもの
固形量が多い(=水分量が少ない)ものを固めるのが苦手
(その結果)
○エンシュアHはエンシュアより固まりにくい
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実際の固形化についても「もっち」せんが試されています.
【もっちさんのレシピ】
@エンシュアH200ml+寒天1g
→では、ポタージュスープよりちょっと硬めの固形化(ドロドロ状態)
AエンシュアH100ml+水100ml+寒天1g
→杏仁豆腐くらいのちょうど良い硬さに固形化
今後とも七転び八起きで行こっかなと
皆さん御指導よろしく御願いいたします.
[No.578のレス] 経腸栄養剤固形化計画H 固形化経腸栄養剤の調理でビタミンは大丈夫か? From:太朗 2003/06/30(mon) 18:40:58 [MAIL] [HOME] とある方から固形化経腸栄養剤を調理するとき,熱でビタミンが崩壊しないかとの疑問を頂きました.その疑問を受けビタミンが何度で崩壊するものかいろいろ調べましたが,なかなか明解な答えが得られませんでした.(解る方がみえたら教えて下さい!) ということで経腸栄養剤大手某メーカーにいろいろお聞きしたところ下記のデータを頂きました.このデーターは社内秘という事でしたので,メーカー製品名をふせて皆さんにお知らせします.
【某経腸栄養剤に対する24時間加温試験】
24時間の加温でビタミンがどれだけ残存したかを測定
----------------------------------------
50度保存 60度保存
ビタミンA 97.9% 104.8%
ビタミンE 96.0% 98.0%
ビタミンC 101.7% 101.7%
ビタミンB1 98.0% 96.1%
ビタミンB2 100.0% 100.0%
葉 酸 106.2% 106.2%
---------------------------------------
固形化経腸栄養剤は,人肌温度の栄養剤原液と煮沸した寒天溶液を混合して調理しますの.混合時の温度としては,たかだか50-60度程度のことですから,温度だけの因子では問題ないよう思います.(よく考えてみると温度が問題なら,温野菜ではビタミン補給が出来ない事になってしまいますものね.)
しかし,事はそう簡単では無いようです.メーカーさん曰く「温度より空気に触れることが大きく影響する」とのことだそうです.経腸栄養剤は多くの場合水と混合希釈して使用されることが多いのですが,この混合の際,勢い良く撹拌するとビタミンが崩壊するそうです.この点は固形化栄養剤調理の過程でも考慮する必要がありそうです.
[No.563] タイトルなし From:ようこちゃん 2003/06/18(wed) 23:03:14 重症心身障害者の在宅支援をしている看護師です。誤嚥性肺炎のあと、胃ろう造設のOPeをした所、身体の変形・筋緊張・呑気症の為、腸ろうを同時に造設、胃ろうは呑気のエア抜きに使用し実際の栄養は腸ろうからとなりました。ポンプを使用し一日9〜10時間をかけての注入を実施しています。伺いたいのは、腸ろうチューブの汚れや詰まりを軽減する為に酢を停滞させると良いと聞きました。理由と具体的方法を教えて下さい。
[No.563のレス] Re:タイトルなし From:おサル先生 2003/06/20(fri) 11:28:06 [MAIL] ようこちゃんさん、はじめまして。おサル先生と申します。腸ろうチューブの詰まりを回避するためには、定時的なフラッシュが何よりも大切かと存じますが、たしかに使用しない時間帯に酢水の停滞は良さそうですね。
どなたか、具体的な経験がございましたら、私にもお教えください。
[No.563のレス] Re:タイトルなし From:もっち 2003/06/28(sat) 18:26:18 [MAIL] こんにちは、訪問看護師のもっちです。
PEGのチューブ内に十二指腸チューブを留置するPEG-J(JET-PEG)の利用者さんの訪問看護経験があります。
この方の腸瘻はこのような形のものでしょうか?それともダイレクトに腹壁と腸をつなぐD-PEJでしょうか?
私もPEG-Jのチューブの詰りには苦労しました。腸に留置しているカテーテルは細いものですか?二重管だとどうしても細くなるので詰り易いですよね。先ずは栄養注入後のフラッシュを十分行い、酢水の停滞を行うのが効果的です。
酢酸には蛋白質を凝固させる働きがあり、これによりカテーテルに栄養剤が付着する事を予防すると共に、酸の低いpHによる静菌作用で雑菌の繁殖を防ぐ事が出来ます。食酢を約10倍に薄めて使用します。チューブ内に酢水が停滞するように、注入後クランプしたまま注射器を外して蓋を閉じるのがポイントです。臨床看護5月号はPEG特集です。参考になりますよ。
[No.563のレス] Re:タイトルなし From:ようこちゃん 2003/06/29(sun) 23:06:29 もっちさん、ありがとうございます。
私のお世話させて戴いている患者様は、ダイレクトに腸と腹壁をつないでいます。そして、もう一つ別に胃ろうがあります。胃ろうは排気のみに利用している為、汚れは殆どないのですが、腸ろうは汚れがひどく悩みの種でした。主治医は、酢水処置に対するエビデンスがないととおっしゃってますので、具体的な資料として収集していきたいと思います。
[No.563のレス] Re:タイトルなし From:もっち 2003/06/30(mon) 12:01:33 [MAIL] もっちです。
エビデンスについては、2001年の「在宅医療と内視鏡治療」に載った大滝病院の発表があります。参考にされてください。医療法人穂仁会大滝病院の看護部に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
[No.577] タイトルなし From:つっつ- 2003/06/29(sun) 23:05:57 [MAIL] みなさん。こんばんわ。
PDNに記載のあった、日本健康栄養システム学会に参加して
きました。行きの飛行機は悪天候にて、もしかすると・・・
引き返すこともあり・・・と言われながらの出発でしたが、
無事到着し、ただいま帰宅しました。
とても勉強になりました。
[No.577のレス] (^o^)Re:タイトルなし(^o^) From:平成の一休さん 2003/06/30(mon) 08:36:17 [MAIL] [HOME]”つっつさん”お早う御座います。平成の一休さんです。先日は大変お世話になりありがとうございました。小豆沢地域の訪問看護ステーションスタッフ一同の皆様の真摯な取り組みに心を打たれました。しかし、”つっつさん”のバイリティーは凄いです。手掛かりを求めて日本全国かけずり回って勉強会に出席されている姿勢には、ただただ頭が下がる念いでございます。ますますのご活躍をお祈り致しております。(⌒0⌒)/~~ほんじゃ!/合掌三拝。
[No.561] 内服の注入方法 From:CICI 2003/06/16(mon) 00:03:57 [MAIL] 誤嚥性肺炎を起こされる方が多く、REF-P1とK3-Sを使う方が増えているのですが、薬剤の注入は何時したらよいのか、あやふやなままです。どなたか教えて下さい。薬剤注入時の水分なども固形化した方がいいのでしょうか。
[No.561のレス] Re:内服の注入方法 From:おサル先生 2003/06/16(mon) 12:26:28 [MAIL] CICIさん、はじめまして。おサル先生と申します。
REF-P1をボーラスで先行投与、K3-Sを30〜40分で急速に滴下投与かと存じます。両者が反応して粘度増強するまで、あとの水分投与はしばらく控える、ということになっていたと思いますが、お薬の時の20ml程度の水分だったら、気にせず、続けて注入しておりました。ただし、少量の水分でも、すぐに胃食道逆流を起して痰の量の増える方の場合は、水分もトロメリンで粘度増強したものをボーラス(手押し)で注入しております。
以上、ご参考になれば幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.561のレス] Re:内服の注入方法 From:CICI 2003/06/16(mon) 22:29:08 [MAIL] ありがとうございました。少量の水分でも痰の量が増える方も多いので、今度は薬の注入時の水分も粘度増強して注入したいと思います。薬によって粘度増強の妨げになるものもあるのですか?
[No.561のレス] Re:内服の注入方法 From:おサル先生 2003/06/20(fri) 18:03:57 [MAIL] CICIさん、遅レスすみません。薬によって粘度増強の妨げになるかどうか、はちょっと分からないのですが、トロメリンなど(おそらく食物繊維?)によって、薬が吸着されないかどうか、は調べてみる必要がありそうです。
どなたか薬剤師の先生でご回答いただける方はいらっしゃいませんか?
[No.561のレス] Re:内服の注入方法 From:薬師7 2003/06/24(tue) 22:19:33 [MAIL] CICIさん、おサル先生はじめまして。薬師(くすし)7です。もしよろしければ、お話に雑ぜてください。何かお薬に関する内容だと思いほんの少しお話させて下さい。お薬と粘度増強の使用にも注意すべきことがあると思います。粘度増強にも、いろんな種類があり加工デンプン、食物繊維、カルシウム等を含む粘度剤があります。お薬の中には、これら粘度剤との使用により吸着(キレート形成)またはイオン交換による薬効の減弱や吸収阻害が起こることが考えられます。例えば、抗生剤のテトラサイクリン系は、2価の金属(カルシウムや鉄など)との併用により薬効の低下などがあります。また、お薬の種類も多くなるとますます、粘度増強剤の影響があると考えられます。できるだけシンプルなものが、ベストだと思います。またまた、訳のわからないお話をしてしまいました。CICIさん、おサル先生、申し訳ありません。それでは、退散いたします。
[No.561のレス] Re:内服の注入方法 From:おサル先生 2003/06/25(wed) 15:37:10 [MAIL] 薬師7さん、こんにちは。このあいだは「薬剤師7」さんって、間違えてしまい失礼しました。
さすがのコメントをありがとうございます。とても勉強になります。平成の一休さんじゃないですが、「メモメモ」ですね。今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.561のレス] Re:内服の注入方法 From:平成の一休さん 2003/06/25(wed) 20:05:44 [MAIL] [HOME]”薬師7さん”初めまして、いつもチョンボばかりしている平成の一休さんと申します。この度は薬剤師のプロとして”薬師7”さんがあらたに「心強い助っ人」として、PEG相談室へ加わって頂き誠にありがとうございます。文脈を拝見していると「薬師7さん」の心温かい人柄げ画面から飛び出して参ります。今後共PEG談話室でのレスを宜しくお願い致します。
”おサル先生”お疲れさまです。相談室を拝見していると、もう毎日が”おサル先生”のコメントで埋めつくされています。ただただ感服するばかりでございます。感謝感謝(^v^)にまぁ/合掌三拝。
[No.561のレス] Re:内服の注入方法 From:CICI 2003/06/29(sun) 21:32:51 [MAIL] いろいろ教えていただきありがとうございます。日々困った事や疑問などなかなか解消できなかったのですが、相談室での内容を参考にかなり解消できました。また、分からない事は相談させてください。よろしくお願いします。
[No.576] ハンチントン病患者さんの不良肉芽 From:チョリさん 2003/06/28(sat) 23:38:19 こんばんわ早速のお返事ありがとうございます。ボタンの軸方向に可動性は肉芽の盛り上がりが1cmほどあるためほとんどありません。肉芽は下部の皮膚表面が上皮化してまた内部から盛り上がっている状況です。もっちさん、すごいです!!感動しました。参考にさせていただいてご家族と医師と相談しながら頑張ってみます。今後もいろいろ参考にさせていただきます。
[No.568] ハンチントン病患者さんの胃瘻の不良肉芽 From:愛知の訪問看護師 2003/06/23(mon) 10:54:27 愛知で訪問看護をやっているものです。
ハンチントン病の利用者さんでpegを造設して約2年経過していますが、身体、特に四肢の不随意運動が強く腹圧がかかるためだと思うのですが、胃瘻の瘻孔に不良肉芽が形成されてしまい液漏れ、浸出液も絶えません。
瘻孔部の洗浄を行ない清潔に保ち栄養中はチューブを引っ張らないように注意してみたりしていますが、一向に快方へ向かいません。硝酸銀での焼却などをしても、原因の除去できないので効果は、ないですよね?
何か良い助言があれば教えていただけませんか?
[No.568のレス] Re:ハンチントン病患者さんの胃瘻の不良肉芽 From:おサル先生 2003/06/25(wed) 14:54:38 [MAIL] 愛知の訪問看護師さん、はじめまして。おサル先生と申します。不随運動がおありで、たいへんなご様子が目に浮かびます。もう少し、使用している胃ろうカテーテルに関する情報があればアドバイスを差し上げやすいです。
どうぞよろしくお願いします。
[No.568のレス] Re:ハンチントン病患者さんの胃瘻の不良肉芽 From:チョリさん 2003/06/26(thu) 23:21:58 ようこちゃん、おサル先生、お返事ありがとうございました。すぐに返事を送れませんですみません。何しろこういうページに参加するのが初めてなので後どうすればいいのか・…とにかくずーーと過去にさかのぼって学んでいました。皆さんが同じ場面で悩み考え行動している所が目に浮かびとても励みになりました。瘻孔からの浸出液の対策で平成の一休さんのアイディア感動しました。早速本日患者さん宅に訪問し伝導してきました。
ところでこの方はバンパー型のボタンを使用されています。メーカーや機種などはわかりません。スポンジの固定方法の助言がありましたが、肉芽は切除や硝酸銀焼却しなくても治って行くものなんですか。 ー愛知の訪問看護婦ー
[No.568のレス] Re:ハンチントン病患者さんの胃瘻の不良肉芽 From:おサル先生 2003/06/27(fri) 17:17:06 [MAIL] チョリさん、こんにちは。おサル先生です。
一応、ご確認をお願い申し上げます。そのボタンは、軸方向に何cmの可動性がございますでしょうか?
また、お使いの接続チューブは先端がカギ状に直角に曲がったものでしょうか、それともまっすぐのものでしょうか。
ご教示いただければ幸いです。
[No.568のレス] Re:ハンチントン病患者さんの胃瘻の不良肉芽 From:もっち 2003/06/28(sat) 18:02:19 [MAIL] こんにちは、訪問看護師のもっちです。
ボタン型のカテーテルにおける不良肉芽の原因はバンパーの締付けによるものが多いと感じています。ボタン型の場合お腹の皮膚から1cmぐらいデベソのように出っ張っているのがちょうど良いようです。チューブ型のように外部バンパーをずらす事が出来ないので、きつい場合は長めのシャフトのカテーテルに交換していただくしか手がありません。
ハンチントン病で四肢の不随意運動が強いとのことですので、もしかしたら、カテーテルと皮膚との摩擦が原因かもしれません。周囲皮膚に細菌感染がなければ、ハイドロコロイドドレッシング等を瘻孔周囲に貼って、皮膚とカテーテルの摩擦を防ぐと不良肉芽が良くなってきます。
ちなみに、スポンジ固定は、チューブ型のカテーテルの場合、横向きのトルクがかかることで、圧迫が不良肉芽の原因となることが多いので、チューブの根元をスポンジ固定で真直ぐにしてあげるのが目的です。ボタン型にはつかえない技です。
私の関わっているPEG利用者さんは、全員不良肉芽が出来ましたが、スキンケアと固定法の工夫・皮膚とカテーテルの摩擦を防ぎ瘻孔からの浸出液漏れから皮膚を保護する目的もあるPEGケアーの貼用で、長い方では4〜5カ月かかりましたが、切除や硝酸銀焼却せずに治癒しました。看護の勝利と自負しています。
チョリさんも頑張って下さい!!
[No.573] 不良肉芽 From:ようこちゃん 2003/06/25(wed) 23:05:00 おさる先生、度々の御助言ありがとうございます。
この患者様は、胃ろう・腸ろうともバンパー型のチューブです。
不良肉芽予防の為に挟むスポンジの厚さや立てるチューブの長さなど具体的にあるんでしょうか?分かる範囲でお知らせ戴ければ嬉しく思います。
[No.573のレス] Re:不良肉芽 From:もっち 2003/06/26(thu) 18:49:05 [MAIL] こんにちは、訪問看護師のもっちです。
スポンジの固定法について紹介します。食器を洗うスポンジ(100円均一などで安く売っているものでOK)を適当な大きさ(半分から1/3)に切って、真中にきりこみを半分くらい入れ、チューブを挟んで両端をお腹にテープ固定しておくと、お腹に近い部分のチューブ約3〜5cmは真直ぐに固定します。写真入りでご覧になりたい方は、(株)メディコンにお願いすると「PEG術後のケアとスキントラブルの対策」という冊子をいただけると思います。くれぐれも外部バンパー(体外固定板)の上にスポンジを載せてください。お腹と外部バンパーには1cmの余裕を持たせてください。バンパーの圧迫で褥瘡状態になり不良肉芽や発赤として現れる場合もあります。要注意です。外部バンパーと皮膚との摩擦も不良肉芽の原因になることがあります。ハイドロコロイドドレッシングなどを切って瘻孔周囲に貼り、バンパーが直接当らないようにするのも効果的です。アルケア(株)のPEGケアーは低コスト(1枚100円)で使いやすいですよ。不良肉芽はなかなか治りにくいのですが、4〜5カ月かかるつもりで気長に頑張りましょう。
[No.573のレス] Re:不良肉芽 From:おサル先生 2003/06/27(fri) 17:13:51 [MAIL] もっちさん、おサル先生です。お久しぶりです。
さすがのコメントです。現場でのテキパキしたご活躍が目に浮かぶようです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.574] 不良肉芽 From:ようこちゃん 2003/06/26(thu) 23:20:55 もっちさん、詳しいケアの方法をお教え戴きありがとうございました。早速勉強して、対象の患者様に対応させて戴きたいと思います。今後共ご指導のほど、宜しくお願い致します。
[No.570] カテーテルの交換は? From:いけちゃん 2003/06/24(tue) 22:14:46 [MAIL] 訪問看護をしていますが、現在利用されている患者さんは、6ヶ月に1回の交換をされています。しかし、今度利用される予定の患者さんは、交換しなくて良いと病院から言われているそうですが、交換しなくても良い胃婁カテーテルがあるのでしょうか?
[No.570のレス] Re:カテーテルの交換は? From:おサル先生 2003/06/25(wed) 14:56:11 [MAIL] いけちゃんさん、はじめまして。おサル先生と申します。
交換しなくて良い胃ろうカテーテルは「ない」と思いますが、いったいどのメーカーのものをご使用でしょうか。
もう少しお教えいただけるとありがたいです。
どうぞよろしくお願いします。
[No.570のレス] Re:カテーテルの交換は? From:いけちゃん 2003/06/26(thu) 00:19:00 [MAIL] おサル先生、はじめまして。お返事有難うございました。来月からご利用される予定の方で、先日、御家族が来られた時にお聞きした情報なので、詳細は分かりませんが、交換しなくて良い胃婁チューブは聞いたことがなかったので、Drへもう一度確認してもらうようには伝えています。しかし、半永久的なものでもあるのか?知識不足か?とも思い、お尋ねしました。多分、御家族の勘違いだと思われますが、Drの説明も不充分ではないかと思います。おサル先生、これからもアドバイス宜しくお願い致します。有難うございました。
[No.565] 酢 From:ゴロゴロ 2003/06/22(sun) 13:07:01 障害者施設に勤めて居ます。今回入所者が初めて胃婁を作ります。今までに胃婁は見たことがありません。カテーテルを清潔に保つために希釈食用酢を停滞しておくと書いてありますがなぜ酢なのですか?それとなぜ10%なのですか?。教えて下さい。
[No.565のレス] Re:酢 From:おサル先生 2003/06/24(tue) 18:15:50 [MAIL] ゴロゴロさん、はじめまして。おサル先生と申します。食用酢の静菌作用が注目されているようです。大滝病院の研究では、4倍酢が使われていたようですが、実際は10倍酢で十分だということだそうです。4倍酢では、患者さまはちょっと酸っぱいと感じるようです。うろ覚えで、すみません。どなたか補足訂正をお願いします。今後ともよろしくお願いします。
[No.565のレス] Re:酢 From:太朗 2003/06/25(wed) 16:46:43 [MAIL] [HOME]ゴロゴロさん こんにちは
オサル先生御苦労様です.
10倍というのは科学的根拠から来るものではなく,使用経験から出てきた数値ではないでしょうか? もしかしたら20倍でも良いのかも. これは試してみないと解りませんね. ただ4倍と10倍を比較して効果が同じなら10倍の方が良いですね. 酢酸水処置を行うと,酸っぱい臭いが気になりますからね.
[No.572] (^-^) 思わぬところに・・・! (^-^) From:平成の一休さん 2003/06/25(wed) 07:02:06 [MAIL] [HOME](^o^)皆さん、お早う御座います。この所東北地区で大地震が発生したり、台風の接近があったりと自然災害のニュースがマスコミを賑わしております。今日はここいらで「ひとやすみ(一休)」してPEGとは話題を変えて表題のお話をして見たいと念います。「我思う、故に我在り」と言う有名な言葉を、デカルトがどんな意味で使ったのかはよく知りません。が、この頃「成程」と合点することしきりでもあります。私が私のことを思うから、私がここに在ると知るからです。成程、私が私のことを思えなくなったら、それは痴呆になってしまっているのか死んでしまったかのどちらかであろうかと念います。私達が痴呆と死を恐れる訳である。それでは、私が私を思わない時は、私は何なのであろうか。そんな時は一度もない、と思う人もあるが、失敗やら事故やら病気、思わぬ時に生じるのである。手も足も、目・耳・鼻・口・心臓・肝臓・大小腸に盲腸まで、一々その働きを確認しながら生きているのではなく。無意識の所で24時間休みなく働いてくれるお陰で、私達は私達の思う所を実現してゆく。「我れ思う、故に我れ在り」は無量の「我れ思わぬ」働きに支えられて在る。私達がウッカリそのことを忘れ、思う私ばかりを大事にしていると、ある日自分の思わぬ働きに出会って大慌てすることになる。ガンにかかったり、突然の交通事故に会ったりするのはそれである。私は、私が私を思う時にだけ、私と思われるものである。自分を大きく見せたり、卑下してみたり、幸せを不幸に感じる。皆な私の思いの中だけに在る私である。「思わない所で働く私をジッと見つめている」と「無限の命の連なりが知れてくる」この頃です。合掌三拝。
[No.572のレス] Re:(^-^) 思わぬところに・・・! (^-^) From:おサル先生 2003/06/25(wed) 15:33:23 [MAIL] 平成の一休さん、いつもありがとうございます。
PDN通信近刊では、頭カキカキのおサルです。
さて、この度は示唆に富むお話をありがとうございます。
生きているだけでも感謝しなくては、と思います。
(きっとはずしているみたいですね、おサルは‥ 理解力低くてすみません)
今後ともよろしくご指導お願い申し上げます。合唱
[No.567] 肉芽 From:井上 扶美雄 2003/06/22(sun) 23:22:15 [MAIL] 今晩は。久しぶりにメールします。肉芽について教えてください。胃ろう及び気管切開の管の接触部分に肉芽形成が見られます。期を見計らって切除術しましょうと言われました。どういうものなんでしょうか?又管がはいりにくくなてきています。胃ろうの手術をしたらそのままでは持たないこともあるのでしょうか?教えてください。
[No.567のレス] Re:肉芽 From:おサル先生 2003/06/24(tue) 18:31:18 [MAIL] 井上さん、こんにちは。おサル先生と申します。
少なくとも胃ろうに関しては、肉芽形成自体が胃ろう栄養の継続に支障を与えたほどの経験はありません。おそらく、単純にそのまま切除するのだと思います。通常の良い管理が行われていれば、胃ろうは長く使うことができます。私の往診している患者さまでも、6年以上使っています。もちろん、胃ろうカテーテルは定期的に交換しますが、胃ろうの穴自体は年余に亘って使用できるものです。以上、ご参考になれば幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.567のレス] Re:肉芽 From:おサル先生 2003/06/25(wed) 14:51:50 [MAIL] おサル先生です。追伸です。
井上さんの胃ろうカテーテルはもしかしてバルーン型でしょうか?頻回交換が必要なのでしょうか。
あわせてご教示いただければ幸いです。
[No.569] 不良肉芽 From:ようこちゃん 2003/06/23(mon) 22:27:06 重症心身障害者の通所施設の看護師です。
NO.563で投稿した方ですが、胃ろう・腸ろうとも不良肉芽で1週間に1回硝酸銀で焼却しています。筋緊張の強い方なので腹圧は当然かかっています。
愛知の訪問看護師さん、腹圧って、余り原因として考えてもみなかったけど、関係あるんでしょうか?
いつも焼却処置をしている医師は、肉芽の出来やすい体質だから仕方ないかな?なんて言っておられますが… 腹圧=筋緊張=体質 何が原因かわからなくなりました。 ただ、刺激はよくないと言うことで、焼却処置をした日のみ消毒とガーゼをしていますが、後は一日一回綿棒で拭く程度にしています。私も何か良い助言があればよろしくお願いします。
それから、NO.563の助言もどなたかよろしくお願いします。腸ろうのチューブの汚れがひどくて、4〜5ケ月/1回で交換しないとダメなんです。
[No.569のレス] Re:不良肉芽 From:おサル先生 2003/06/25(wed) 14:50:25 [MAIL] ようこちゃんさん、おサル先生と申します。
たしかに、肉芽がモリモリと上がってくる方がいらっしゃいますね。以前、私のうまくいかなかった方で、その後、訪問看護ステーションとご家族で協力して、スポンジでカテーテルを立てる工夫をして解消したとのことでした。
この患者さまはボタン型でしょうか?
それから、No.563に関しては、私からもお願いします。
[No.560] 胃ろうからの内服について From:とも 2003/06/15(sun) 23:12:35 [MAIL] 看護婦三年目のものです。私の病棟では胃ろう栄養の前に薬を注射器で溶かして注入しています。その後すぐに栄養をつないでいます。なぜ薬が栄養前になったかというと、以前栄養後にいってたのが、一度与薬忘れがあり栄養前になったそうなんです。でも私としては、空っぽの胃にかかる負担はどうなんだろう・やはり薬は栄養後の方がいいのでは・と思い、今文献を探している所なのですが、なかなかありません。今は、胃の症状で治療している患者さんはいないんですが、薬が胃にどう影響をあたえているかなんて、胃の中を検査しなきゃわからないし。スタッフに分かってもらえるには、根拠が必要なんです。どなたかこの事について文献でみた事があるわ〜という方教えて下さい。
[No.560のレス] Re:胃ろうからの内服について From:おサル先生 2003/06/20(fri) 17:52:21 [MAIL] ともさん、遅レスすみません。おサル先生と申します。
うーん、どうお答えして良いか迷って、遅くなってしまったのですが、要するに内服薬の種類によって空腹時でも良いものと悪いものがあると言う事で、一律にはお答えにくいのだと思います。ちなみに、ご使用のお薬はどのようなものが多いのでしょうか。もしそれが分かりましたら、薬剤師の先生もこの掲示板を見ていらっしゃる方がいらっしゃるそうですので、是非ご指導お願い申し上げます。
[No.560のレス] Re:胃ろうからの内服について From:薬師7 2003/06/23(mon) 23:36:46 [MAIL] ともさん、おサル先生はじめまして。病院に勤務している薬剤師です。
内服薬に関する疑問について、少しだけお話の仲間に加えてください。私自身、胃ろうの患者様にお薬を服用する場合
空腹時は、避けて食後の服用が、望ましいと思われます。
理由1.薬の効き目に影響がでる場合もある。
2.胃に負担がかかる。 (薬を粉砕・開封することにより本来の溶解パターンが、違ってくる)しかし、食事による影響(食物繊維、カルシウムなど)をうける薬もあるために内服のタイミングは、注意する必要があると思います。実際に、どんな薬を服用しているのか解れば何らかの情報を提供できるかな?と
ともさん、おサル先生、まともなお話ができなくてごめんなさい。それでは、退散いたします。
[No.560のレス] Re:胃ろうからの内服について From:おサル先生 2003/06/24(tue) 18:24:58 [MAIL] 薬剤師7さん、はじめまして。おサル先生と申します。丁寧なカキコありがとうございました。さすがプロフェショナルなご回答かと存じます。また、いろいろフリますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
[No.566] 胃ろうの看護について質問です From:あ 2003/06/22(sun) 19:11:53 こんにちは、看護師1年目のものです。受け持ちの患者様に、ボタン式の胃ろうを造設されている方がいます。ここで質問なのですが、栄養剤を流す方法が、みんなそれぞれ違って困っています。前吸引が必要という先輩と、必要でないという人に分かれているのです。ボタン式の場合、前吸引を行なうと、逆流防止弁がついている関係で、壊れてしまうのでしょうか。前吸引を行なっても、ほとんど引けないので、そうなのかなと思うのですが、逆流防止弁の仕組みが分からないので、よく分かりません。それから、MZの場合は、空気を送り込んで音を確認するのですが、胃ろうの場合も必要なのでしょうか。確実に胃内に胃ろうが固定されていることを確認するためにも、必要だと思うのですが、どうなのでしょうか。
[No.566のレス] Re:胃ろうの看護について質問です From:おサル先生 2003/06/24(tue) 18:22:38 [MAIL] 「あ」さん、はじめまして。おサル先生と申します。
ボタン式には、内部バンパーの中に逆流防止弁のついているものと、外部バンパーについているものがあり、前者では、専用の長い(逆流防止弁を押し開ける長さ)接続チューブを根元まで差し込まなければ、吸引ができない構造になっています。どちらの製品でしょうか?
胃ろう栄養の都度は、通常は空気の確認はしません。胃ろうカテーテルの交換時には、胃内にきちんと入ったことを確認する必要があります。これは胃液あるいは注入した微温湯の逆流で確認します。この場合は空気での確認ではだめだと思います。ということで、胃ろうで空気を注入する、ということはしないと思いますが、皆さまはいかがされていますか。
以上、ご参考になれば幸いです。今後ともよろしくお願いします。
[No.562] 看護研究について。 From:モモ 2003/06/18(wed) 05:06:59 久々に書き込みをさせて頂きます。 私は、今年度の看護研究でPEGのマニュアル作りや皮膚トラブルについて行っていきたいと考えていましたが・・・当院の看護研究プロジェクトから敢え無く却下されてしまいました。 話し合った結果、PEGを行う患者様の家族の心理面に着目し、研究を行っていこうと考えました。 当院でPEGを行う患者様は老人福祉施設からの依頼がほとんどです。経口困難となりMT(マーゲンチューブ)挿入での経管栄養では、誤嚥のリスクも高く、施設からの依頼でPEG造設となる患者様が大半です。施設の中では経口困難では受け入れをしてくれない所もある為、施設に入所するためにPEG増設をする患者様もおられます。施設に入所するために同意を余儀なくされた家族もおられました。以上の事などから、PEG造設患者様の家族の心理面について研究していくことになりました。 些細な事など何でも良いですので、家族側の思いなどありましたら是非、聞かせていただきたいと思い投稿しました。 よろしくお願いいたします。
[No.562のレス] Re:看護研究について。 From:おサル先生 2003/06/20(fri) 18:17:08 [MAIL] モモさん、こんにちは。おサル先生と申します。
本当のインフォームド・コンセントがなされずに、「施設に入所するためにPEG増設をする患者様もおられます」としたら、これは大変な問題ですね。単なる「説明」であって、選択の余地がない選択だとしたら、真のインフォームド・コンセントとは言いがたいでしょう。
是非「PEG造設患者様の家族の心理面についての研究」を完遂され、率直な患者さまご家族のご意見をたくさん聞いてください。きっと本質をえぐる素晴らしい看護研究になることでしょう。
PEGを含む経管栄養療法に関しては、まだまだ否定的な意見もたくさんあります。単に「経管栄養がスキ、とかキライ」とか言ったレベルの意見を言う人たちもたくさんいます。是非、看護の視点で、患者さまご家族に「寄り添った」立場で、先入観のない目で耳を傾けてください。「自分の親ならどう思うか」という視点は、「老人問題」を語る一般論とはまったく違うものになるでしょう。
結果報告を首を長くしてお待ちしております。
[No.564] 円背の激しい方で・・・ From:つっつ- 2003/06/18(wed) 23:21:44 [MAIL] こんばんわ。つっつーと申します。
減圧のためにボタンタイプを使用していく方向が打ち出されましたが・・・どのメーカーのどのような製品がいいかアドバイス
お願いします。
現在、バルーン型チューブタイプ使用中です。16Fr.
[No.564のレス] Re:円背の激しい方で・・・ From:おサル先生 2003/06/20(fri) 12:11:58 [MAIL] つっつーさん、こんにちは。おサル先生です。
16frだと次は、18frは可能だと思いますが、この比較的細い規格で、円背の方だとシャフト長は長いものが必要かと思います(寝た場合と座った場合でちょうど良いシャフト長はかなり違います。余裕のあるものを選びたいですね)。細い規格で、シャフト長の長めのものでしたら、ボストンサイエンティフィック社のラインナップにあると思います。(メディコン社で以前さがした時には、18frの4.4cmはなかったように記憶しておりますが、今はどうでしょう?)ただ、マイクロベーシブ・ボタンもガストロボタンも逆流防止弁は、内部バンパーの中にあるので、減圧用の専用チューブ(先端の長いもの)を根元まで差し込まなければならないので、これが結構ストレスの方がいらっしゃるようです。一方、同じくバンパー型で、日本シャーウッド社のカンガルーボタンやアボットジャパン社のストメイトは、逆流防止弁が外部バンパーにありますので、接続チューブを深く差し込む必要はありません。しかし、ボタンを通して腸の先までチューブ・イン・チューブで管をもうひとつ進めようという場合は、内部バンパーの中に逆流防止弁があるタイプの方が使いやすいかもしれません。
ボタン型のバルーン型ですと、外部バンパーに逆流防止弁がついていて、それがロック式になっているものが多いようです。
以上、今後の発展性や患者さまの体型を考慮した上で、商品のカタログとにらめっこして決めていただければよろしいかと存じます。
なお、バルーン型であれば、適合しなかった場合、24時間以上経過していれば保険請求できるはずですが、ボタン型で入れてしまうとそれが使い勝手が悪いと思っても、4ヶ月は使わないといけないので、器材の選択がより慎重になる必要がありましょう。
自分でも何を書いているのか分からなくなりましたが、ご参考になれば幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。