HOME > 過去のQ&A > 保険 >内視鏡的回収時の請求について

No.379 内視鏡的回収時の請求  From メーカー1

とあるメーカーの者です。弊社に対し、このようなお問合せを頂きました。
「カテーテルを内視鏡的に交換をした際、カテーテルの公定価格を請求することは出来るが、内視鏡を使用することにより発生するであろう、何らかの処置・技術料はどのような項目・名称で請求したらよいのであろうか・・・?」というお問合せでした。
メーカーの方であれば同様のご質問を頂くケースはけっこうあろうかと思いますが、どのようにお答えになっているのでしょうか?
ちなみに私は、「内視鏡的胃瘻交換術」という手技料があればよいのですが、それはなく「わかりません」と答えました。・・・が、やはり、PEG製品を扱う者としての使命感から、「わかりません」とした答えに「屈辱感」?があります。そこで、実際に内視鏡的胃瘻カテーテル交換を実施されている先生の中で何らかの処置・技術料を請求され、それが請求通り認められているケースがありましたら具体的に教えていただけませんでしょうか。宜しくお願い致します。

Re:内視鏡的回収時の請求  From 太朗
  メーカー1さんおはようございます。どなたかは存じ上げませんが,いつも御苦労様です。
 御質問の「内視鏡的胃瘻交換術」に関しては,保険点数上その様な項目がない以上請求は出来ないものと考えます。この場合「内視鏡手技料」+「カテーテル点数」の請求になるものと思います。
ただ希に狭くなってチューブが通らなくなった瘻孔を経由して,胃瘻造設キットを挿入するということがありますが,その際はレセプト上にコメント文をつけて胃瘻造設術で請求を行い,今のところ返戻はないです。

PEGを扱うメーカーさんとはいえ,何でもその場で即答しなければいけない義務はない思いマスので,解らないことがあったら「解りませんので調べてきます!わかり次第すぐ連絡します!」で良いんじゃないでしょうか? 解らないのに解ったふりをして,あやふやな答えを言われるよりよっぽどマシです.

Re:内視鏡的回収時の請求  From みっくん
挿入が正しくなされたかを内視鏡で確認しただけの時は通常の上部消化管内視鏡検査で請求しています.古い胃瘻の先端を内視鏡的に回収した際には異物除去も請求していました。
(でも、今はほとんど経皮的に交換していますので回収はまずありません。)

Re:内視鏡的回収時の請求  From 太朗
 みっくん先生こんばんは いつも御指導ありがとうございます。
 ボクは「自己」抜去の可能性が充分考えられる症例に対して,抜去が非常に困難な胃内固定板形状であるサックスバインガストロストミーキットを使用しています。このキットは経皮交換ができないので,初回交換時は内視鏡下回収になるのですが,みっくん先生の「異物除去」はなかなかナイスな算定ですね。勉強になりました.