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No.325 胃瘻チューブ使用下での通水(フラッシュ)の必要性   From 太郎

皆さんこんにちは 自己レスです。
 経鼻胃管使用時には栄養剤注入後の通水(フラッシュ)の必要性があると教育を受けました。
しかし、胃瘻チューブは経鼻胃管に比べて太く短いので、最近ボクはフラッシュはしていません。
(症例によっては酢酸水の処置をしてはいますが・・)
 フラッシュしなくても別にそのせいでチューブがつまることもないし、フラッシュしてもしなくても胃内容物はどうせチューブの中に逆流する(→酢酸水処置をしない場合)からです。
皆さんどうですか?



Re : フラッシュの必要性につぃて  From 設計者です。
太郎先生こんにちは、クリエートメディック株式会社胃瘻製品の設計者です。
大変お世話になっております。
さて、フラッシュの必要性についてですが、患者様に投与される栄養剤の濃度・速度や薬剤の種類は様々であり、完全に詰まらずともカテーテル内腔に(栄養剤や薬剤等が混ざった)粘質性の膜がベッタリ張り付いてしまっている製品を見かけます。
管理方法を確認すると、フラッシュなしや投与後の容器に水を足しているだけのケースが殆どです。
シリコーン製品であっても粘度の高い栄養剤等は意外と付着します。投与物が少しでも濃縮してこびり付く前に一旦勢い良くフラッシュする事で、どんな投与条件においても安定した品質・清潔感にて内腔を保つ事が可能であるとの保険的な意味も込めてフラッシュは必要であると、患者様から御提供いただいた様々な情報から私は思います。失礼致しました。

Re : フラッシュの必要性につぃて From みっくん

フラッシュの効用に関する、個人的意見.

 その1:チューブ内に残った流動食や薬剤をフラッシュによって体内に押し込むことになる.
(これを怠るとチューブ内に薬剤が残って、介護者側は投与したつもりでも実際は体内に入っていない、ということがまま見受けられる.)
 その2:チューブをきれいに使うことができ、長もちにつながる?
私は、どちらかというと「その1」の効用を目的に、ボタン型でもチューブ型でも必ずフラッシュをするように指導しています.

 ちなみに、白湯は水道水でも湯冷ましでも、お湯に水道水を入れてさましたものでも、市販のお茶でもミネラルウオーターでも、口から飲めるものなら何でもよいと思います.、冷たいものを大量に早く入れると下痢することがあるし、熱すぎるお湯だと火傷をするので、それだけ気をつけましょう.