へそが二つある、とはオーバーな言い方になるが実際、金沢市に住むえん下障害の七十四歳男性の腹部には、見た目がよく似たくぼみが、へそとは別にもう一つある。本当のへそと違っていろは、そのくぼみから細い管が出ていることと、男性がその管を通して毎日三度の食事をとっていることである。 胃に直接栄養を |
食べる訓練も可能 |
胃ろうがつくられた状態を示した図 (NPO法人PEGドクターズネット ワークの「胃ろう手帳」から) |
昨年末、PEGの浸透に尽くした足取りを本に著わした小川院長は「これからは在宅医療が本格的に増える。PEGをはじめ、在宅医療をカバーする医療機関の知識やケアがもっと必要だ」と指摘している。