第8回 医師・歯科医師・医療従事者のための口腔機能低下・嚥下障害と栄養に関するセミナー
1 実技1時間コースを1時間30分コースへ変更
2014年診療報酬改定において胃瘻造設前の嚥下機能評価の診療報酬請求が可能となりました。その際、医療関連団体等による嚥下機能評価セミナー受講が条件となり、各学会やPDNなどで積極的にセミナーを企画し現在に至っております。セミナー開始当初は、この資格取りが受講の主目的であったように思われましたが、昨今では日々の臨床へのための受講が増えております。日本の高齢化と相俟って、嚥下機能検査が確実に一般臨床にも浸透しているのでしょう。
従来の実技1時間コースを受講された職種を分析いたしますと、消化器内視鏡に習熟している内科や内視鏡科の先生が多く、単に挿入の仕方を学ぶのではなく、消化器内視鏡を用いて嚥下評価に特化した嚥下内視鏡を学びに来ている様です。また、消化器内視鏡の操作は十分に出来るが、耳鼻科等の喉頭鏡も知っておきたいと思う先生もいらっしゃいました。たった30分の延長で劇的に技術の向上は図れませんが、少しでも明日からの臨床に役立つようにと願っております。
2 実技1時間30分コースと3時間コースの使い分け
●実技1時間30分コース
内視鏡に習熟している先生方が嚥下機能評価を始めるにあたっての手技や注意事項を中心に学びます。
消化器科等の経鼻内視鏡と耳鼻科等の喉頭内視鏡が選択できます。
●実技3時間コース
内視鏡の未経験の先生方を対象に内視鏡の持ち方からの入門コースです。また、臨床現場での嚥下機能評価を始めるにあたっての基本を学びます。
実技3時間コースは第28回から新しく企画いたしましたが、当初の予想と異なり、コロナ真っ只中でありながら、驚異的な受講申し込みがありました。前回の第29回セミナーも驚くような反響で、途中で講師の先生を増員して総勢12人で対応したほどでした。
このように実技3時間コースの需要が高まったかの理由は、
1)実際の臨床現場で嚥下評価が必要となってきたこと
2)じっくり基本から臨床まで学びたいこと
が挙げられます。
以上より、実技3時間コースは、上記1)、2)を選択の参考にして下さい。
WEB講義(オンデマンド配信)の最大の利点は、いつでもどこでも何回でも繰り返し学べることです。今回、大幅に共催セミナーの枠を増やし、より実践的な講義を行います。 (WEB講義受講者は全てのセミナーをご覧頂けます)
※共催セミナーは受講必須ではございません。
プログラム予定(追加や変更になる場合がございます)
【栄養管理】
1.「PEG患者の栄養管理 ~半固形化栄養剤と新型コネクタ~」
講師:丸山 道生(田無病院 院長)
共催:イーエヌ大塚製薬株式会社、株式会社歯愛メディカル、PDN
2.「口腔ケアと栄養管理の重要性」
講師:藤本 篤士(札幌西円山病院 歯科診療部長)
共催:イーエヌ大塚製薬株式会社 、株式会社歯愛メディカル、PDN
3.「歯科での栄養管理」
講師:石井 良昌(海老名総合病院 歯科口腔外科 部長)
共催:イーエヌ大塚製薬株式会社、株式会社歯愛メディカル、PDN
【口腔機能】
4.「摂食嚥下における舌の役割と機能訓練」
講師:福岡 達之(広島国際大学 総合リハビリテーション学部
リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻 准教授)
共催:株式会社ジェイ・エム・エス、PDN
5.「舌圧と食事形態の関連」
講師:栢下 淳(県立広島大学 地域創生学部 健康科学コース 教授)
共催:株式会社ジェイ・エム・エス 、PDN
【嚥下障害】
6.「ゼロから解説 サルコペニアの嚥下障害」
講師:前田 圭介(愛知医科大学 栄養治療支援センター 特任教授)
共催:株式会社ジェイ・エム・エス、PDN
7.「嚥下内視鏡の挿入手技」
講師:福村直毅(健和会病院 リハビリセンター長)
共催:リブト株式会社、PDN
8.「生活期における嚥下障害の評価と対応」
講師:戸原 玄(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 医歯学専攻
老化制御学講座 摂食嚥下リハビリテーション学分野 教授)
共催:嚥下機能評価研修会、PDN
【唾液吸引】
9.「唾液持続吸引マウスピースを使用した唾液誤嚥への対応と臨床評価」
講師:原 豪志(こばやし歯科クリニック)
共催:泉工医科工業株式会社、PDN
参加申込フォーム
会期 |
WEB講義 2024年11月初旬頃から1ヶ月程度を予定 実技 2024年11月17日(日) (実技演習は第33回VEセミナーと共同開催になります) 実技演習3時間コース 1.9:00~12:00 2.13:00~16:00 実技演習1時間30分コース 1.9:30~11:00 2.12:00~13:30 3.14:30~16:00 ※11月17日は実技演習のみとなり、演習時間と実習会場を分散して同じ講義を複数回行います。どれか1つの時間帯をお選び下さい。 |
---|---|
会場 |
東京慈恵医科大学1号館 |
主催 |
NPO法人PDN(Patient Doctors Network) |
後援 |
日本訪問歯科協会、老年歯科医学会、日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会 (順不同) |
参加費 |
① 医師・歯科医師 ・WEB講義+実技集合演習 1時間30分コース 30,000円 ・WEB講義+実技集合演習 3時間コース 50,000円 (実技を基礎から学びたい方のためのコースです) ・WEB講義のみコース(実技集合演習 なし) 20,000円 ・実技集合演習 3時間コース(WEB講義 なし)30,000円) (過去に本研修会の講義を受講済みの医師・歯科医師の方のためのコースです ※テキストの送付はありません) ② 上記以外の医療スタッフ 15,000円(実技演習はありません) ③ 医療系学生(医科・歯科の大学院生は除く)10,000円(実技演習はありません) ※テキスト含む、事前振込みをもって受講可とする ※一度お預かり頂きましたご受講料のご返金はお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。 |
締切日 |
定員になり次第申込受付終了 |
お申込み | 上記の参加申込フォームよりお申込みください。 |
注意事項 | 本セミナーは胃瘻造設前嚥下機能評価加算の研修ではありません。 胃瘻造設前嚥下機能評価加算の研修は、VEセミナー(嚥下機能評価研修会)をご受講ください。 |
実技演習会場までのアクセス |
|||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東京慈恵会医科大学 大学1号館
【 住所 】〒105-8461 東京都港区西新橋3−19−18 |
|||||||||||||||||||||||||||||||
交通・アクセス● 地下鉄
● JR・JR新橋駅下車 徒歩12分 ● バス・東京駅丸の内南口(目黒駅経由)→ 等々力行き ・・・ 「愛宕山下」または「慈恵会医大前」下車 ・目黒駅 → 新橋駅行き ・・・ 「御成門」下車 ※患者様用の駐車場しかございませんので、出来る限り公共交通機関をご利用下さい。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||
周辺マップ |
|||||||||||||||||||||||||||||||
広域マップ |
|||||||||||||||||||||||||||||||
Googleマップ |
参加申込フォーム
◆この研修会に関するお問い合わせ◆
NPO法人PDN
〒104-0054 東京都中央区勝どき3-3-6 勝どき田窪ビル3階
E-mail : ve@peg.or.jp Tel : 03-5859-5518 Fax : 03-5859-5519