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患者と医療者のための情報誌「PDN通信」第58号のご案内

【巻頭言】我々は風見鶏であることを好い加減に止めて、天空で堂々と舞を演じよう
【PDN特別対談 胃ろうの疾患別適応を考える その3:心身障害児編】
時代に逆行する栄養療法の現在.今こそ原点に立ち返り、真に求められる栄養管理を実践しよう

【巻頭言】我々は風見鶏であることを好い加減に止めて、天空で堂々と舞を演じよう

東京慈恵会医科大学 客員教授/PEG・在宅医療研究会 前会長 鈴木博昭

【PDN特別対談 胃ろうの疾患別適応を考える その3:心身障害児編】
小児の成長に必要であるならば、胃ろうの造設をためらう理由はない

群馬大学教育学部障害児教育学講座 教授・医師 吉野浩之

NPO法人PDN 理事長/
国際医療福祉大学病院 教授・副院長・外科上席部長 鈴木 裕

【PDN特別鼎談 今改めて栄養療法(経管栄養)のあり方を問う!】
時代に逆行する栄養療法の現在
今こそ原点に立ち返り、真に求められる栄養管理を実践しよう

医療法人財団緑秀会田無病院 院長 丸山道生

NPO法人多摩胃ろうネットワーク 事務局長 看護師 大津陽子

NPO法人PDN 理事長/
国際医療福祉大学病院 教授・副院長・外科上席部長 鈴木 裕

【TOPICS】PEG・在宅医療研究会 報告

千里リハビリテーション病院 副院長/
第21回PEG・在宅医療研究会 会長 合田文則

【Opinion ~私はこう思う~】

[医師]在宅歯科医との連携体制
鈴木内科医院 院長 鈴木 央

[歯科医師]地域の食支援とステーションとして
猪原歯科・リハビリテーション科 猪原 健

[看護師]療養型病床における胃ろうの現状と課題
一般財団法人愛生会厚生荘病院 看護部長 岡島美恵子

[ケアマネジャー]居宅介護支援事業における胃ろう
居宅介護支援事業所みどり ケアマネジャー 西山真須美

[管理栄養士]栄養サポートを通して患者さんに喜びの笑顔を
社会医療法人近森会近森病院 臨床栄養部 佐保洸太

【私の病院、紹介します!】 医は仁術である

社会医療法人栗山会飯田病院総合内科部長 兼 付属阿智診療所長 千葉隆一

【咀嚼/嚥下機能の評価と口腔ケアの実践講座①】
適切な嚥下機能評価をするためには“全身”を診る目が欠かせない

東京医科歯科大学大学院歯学総合研究科 戸原 玄

【PDN実践講座】チームでサポート胃ろう栄養

自治医科大学附属病院 臨床栄養部 佐藤敏子
自治医科大学附属病院 看護部・臨床栄養部 古内三基子

【PDN通信第58号編集後記】

PDN通信第58号 編集後記  PDN理事長 鈴木 裕

 2016年は、当初の予想を覆す大事件の連続でした。英国の欧州連合(EU)離脱から始まり、米大統領選のドナルド・トランプの勝利、さらにはイタリアの憲法改正の是非を問う国民投票で反対派の圧勝。いずれもポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭が強く関与しています。1930年代のイタリアのファシズム運動、ドイツのナチズム、アルゼンチンのフアン・ペロン政権などは、エリート層である大企業・外国資本・社会主義者・知識人などに強く反対し、大衆に対して雇用や労働条件向上を実現する変革を直接訴えました。世界は、このままポピュリズムが進展するのでしょうか。実際、来年から「ポピュリズム」の代名詞のような「トランプ劇場」が現実のものとなります。アメリカではなく世界を見据えた政治を願うばかりです。

 新年号ではPDNの歴史を熟知した鈴木博昭先生に年頭所感を書いて頂きました。PDNも設立17年目を迎え、鈴木博昭先生の思い描くNPO法人に近づけたいと思います。特集では群馬大学教育学部教授の吉野先生と小児の胃瘻について語り合い、近い将来の疾患別、重症度別の胃瘻のガイドライン作成に向けて一歩前進しました。実務現場の生の声は大変興味深い内容でした。PEG・在宅医療研究会の報告では、通常の研究会や学会ではタブーとされる患者さんと医療者の語り合いを特集しました。東京医科歯科大学の戸原先生には、嚥下の講義を頂きました。

 PDN通信は、少しでも患者さんに寄り添った医療への架け橋として2017年も精進いたします。どうぞよろしくお願いします。

(2017年1月20日発行)

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