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患者と医療者のための情報誌「PDN通信」第63号のご案内

【巻頭言】「とりあえず、絶飲食」を見直そう! 横浜市立大学附属市民総合医療センター リハビリテーション科 若林秀隆
【PDN通信第63号編集後記】

【巻頭言】「とりあえず、絶飲食」を見直そう!

横浜市立大学附属市民総合医療センター リハビリテーション科 若林秀隆

【特集 スカイブルー法の使い方】色素注入による正しい確認方法

東邦大学医学部臨床支援室 教授
東邦大学医療センター大森病院栄養治療センター部長 鷲澤尚宏

【嚥下機能評価研修会のご案内】 PDN理事長 鈴木裕

【医療連携下での介護講座①】

へルパーさんが一部の医療行為を実施できるようになりました

NPO法人多摩胃ろうネットワーク 大津陽子

【Opinion ~私はこう思う~】

[医師]創傷治療医がNSTに望むこと
杏林大学医学部形成外科 大浦紀彦

[歯科医師]「kaigoスナック®」は、「嚥下と栄養について、ゆるく楽しく学ぶ場」
三鷹の嚥下と栄養を考える会 亀井倫子

[管理栄養士]患者さんに寄り添う栄養管理を
草津総合病院栄養部 布施順子

【エッセイ】~医の周辺~④ 「厚生」の意味とその展望のために

エッセイスト 溝川徳二

【咀嚼/嚥下機能の評価と口腔ケアの実践講座⑥】

途切れない食支援のために 地域の多職種連携を進めよう

こばやし歯科クリニック副院長 齋藤貴之

【私の病院、紹介します!】~嚥下センターの活動~

聖隷佐倉市民病院耳鼻咽喉科・摂食嚥下センター 津田豪太

【セミナーレポート】

その国の食文化を理解して術後食を議論し、
その人の食文化に合わせた食支援を考えよう

医療法人財団緑秀会田無病院院長 丸山道生

日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長 菊谷武

【PDN通信第63号編集後記】

PDN通信第63号 編集後記  PDN理事長 鈴木 裕

 私事で恐縮ですが、父の入院の話です。大好きなふぐと日本酒を嗜んだ後にお風呂で転倒し、腰椎骨折、緊急で某大学病院に入院しました。“とりあえず絶飲食”、点滴1,000ml、両手にミトン、四肢抑制が始まりました。数日後には、意思疎通が図れなくなり、正真正銘立派な寝たきり老人になりました。若林先生の言われる通りのベルトコンベアに乗ったのです。日本の医療水準は世界的にみて高いはずです。何故なのでしょうか? 理想論の議論ではなく、まず行動ありきで臨みたいです。

 鷲澤先生のスカイブルー法は、NP(特定行為看護師)の在宅での胃ろう交換で推奨されている方法です。近いうちに何らかのアクションがあるかもしれません。

 大津さんの介護の話は、日本の実情を反映したもので興味深かったです。褥瘡治療とNSTは、表裏の関係で、大浦先生の主張に全面的に同意いたします。亀井さん、kaigoスナック、おもしろいですネ。私も絶対にスナック通いします。布施さんの論調は、女性の優しさを感じました。最後に溝川さんの講談は読み物として楽しめます。

 医療と介護に仕切りがある時代は終わり、お互い同士がリンクし補完することが求められています。PDN通信は、みなさんが疑問に思っている事や新しい試みを伝えていきたいと考えています。

(2018年4月30日発行)

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