患者と医療者のための情報誌「PDN通信」第78号のご案内
PDN通信第78号 編集後記 PDN理事長 鈴木 裕
新型コロナ感染症は、世界中に甚大な被害を与えましたが、一方では従来タブーとされた領域に変革を齎しました。オンライン診察や処方が可能となったり、驚く速さで新薬が認可されたのもそのひとつです。日本人は「念のため」を重要視するので、大変革を短時間で行うのは苦手のようですが、今回のコロナという魔物は日本人の従来の常識を打ち破る契機になったのではと思います。
堀内先生の発想力にはいつも驚かせられます。耳鼻科医の独壇場であった嚥下を一般医療でも扱えるように変えました。これは、日本の嚥下医療にとって明らかな発展です。武田先生が述べられた“在宅医療は、入院の後の選択肢ではなく、そもそもの医療の在り方に少しずつ近づいているように感じます”には、大変感銘を受けました。今が将来を見据えた在宅医療の分岐点なのかもしれません。きっと在宅医療はこれから大きく変わります。戸原先生のQ&Aは良い企画ですね。PDN通信は医療者だけではなく患者さんやそのご家族も購読されています。このような分かり易い内容は一般の方々には読みやすいと思います。
紙面の関係ですべての執筆者の先生方のコメントを書けませんが、それぞれ含蓄のある、そして現場を重視した素晴らしい内容です。ありがとうございました。
(2022年1月28日発行)
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※現在公開中のPDN通信は、創刊号~第10号まで。順次追加していく予定です。
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