HOME > PDN通信 > PDN通信 第86号

患者と医療者のための情報誌「PDN通信」第86号のご案内

【巻頭言】
特集1
特集2

【巻頭言】PDNの軌跡と近未来

 国際医療福祉大学外科教授  NPO法人PDN 理事長  鈴木 裕

【特集】時間栄養学の臨床応用の可能性

 東京工業大学 科学技術創成研究院 リベラルアーツ研究教育院
                       准教授 髙橋 将記

【特集】第39回 日本臨床栄養代謝学会学術集会へのお誘い

東邦大学医学部臨床支援室教授 
東邦大学医療センター大森病院栄養治療センター部長 鷲澤 尚宏

【Clinical Report】PEG交換手技における『3つのZERO』の実現に向けて
         交換用胃ろうカテーテル「イディアルボタンボタンZERO」

                オリンパスマーケティング株式会社

【Opinion ~私はこう思う~】

[医師]胃瘻教育について考えてみた
             トトロこどもクリニック 草間 龍一

[歯科医師]回復期歯科ケアと摂食嚥下支援の先進的な取り組み
             成田リハビリテーション病院 吉田 早織

[看護師]進化する訪問看護・リハビリテーション
 社会医療法人河北医療財団あい訪問看護ステーション
                 所長 岸野 美由紀

[薬剤師]在宅緩和医療に地域連携の輪が栄養ケアの可能性を秘めている
                 ませ調剤薬局熱田店 脇田 雅子

[管理栄養士]腎臓病ステージ別栄養管理、楽しみながらの栄養指導
                 小倉第一病院 栄養科 児玉 佳菜

【私の病院、紹介します!】湖畔環境で専門的な嚥下リハビリテーションと
           栄養管理を提供

      諏訪赤十字病院  リハビリテーション科 部長 巨島 文子

【私の病院、紹介します!】栄養食事連絡票を活用した
      地域医療機関との密接な交流により患者の「食」をサポート

      富山市立 富山市民病院 外科/NST代表 宮下 知治
                  栄養科 谷川 祐子

【Topics】在宅における輸血療法の実際

   医療法人社団志嵩会 かなまち慈優クリニック 副院長 佐川 森彦

【連載】 介護食紹介 ・病院食・施設食・在宅食⑱ 胃切食

   公益財団法人仁泉会 北福島医療センター(福島県伊達市)

PDNショップ

PDN通信第86号編集後記

PDN通信第86号 編集後記  PDN理事長 鈴木 裕

 令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。
 能登半島地震の発生から10日目となった2024年1月10日現在、ライフライン復旧のメドは立っておらず避難者は2万8000人を超え、石川県で202人が死亡、102人が安否不明となっています。死者のうち、地震後のけがの悪化や身体的負担で亡くなったとみられる、いわゆる災害関連死が珠洲市で6人確認されました。健常な人でも生きることが大変な時に、障害を持つ高齢者などを中心とした災害関連死は、今後大幅に増えることが予想されます。実際、東日本大震災は3792人、熊本地震では226人が災害関連死でお亡くなりになりました。何とその数は、地震で直接死亡した人の4倍を超えているそうです。これらの被害が少しでも減ることを祈るばかりです。
 2024年度の診療報酬の改定の目玉に、「リハビリ、栄養管理、口腔管理の一体的実施」が注目され、診療報酬でも強力に進めていくことが示されました。特に医療・介護間での「リハビリや栄養関連情報の共有」を診療報酬・介護報酬の両面で進めていくことが重要であるとされています。リハビリの効果は患者の栄養状態に大きく左右され、栄養状態改善のためには「口からの食物摂取」が重要であることも指摘されています。巻頭言で書かせて頂きましたが、PEGは「食べられないから造るのではなく、その人にとってPEGの益があるから造る」のです。PEGもリハビリの効果を上げる医療行為であって、食べられなくなった人の敗戦処理具ではありません。PEGの真の役割は再び食べることへのサポートであり、一口も食べられない人には生きるためのサポートなのです。いずれにしても患者さんにとっての益を最優先する考え方が基本にあります。今回の診療報酬改定には、リハビリや栄養関連情報の共有が挙げられていますが、まさにPDNが推進している活動に通じるものがあります。
 今回のPDN通信には、新しい視点での取り組み(時間栄養学)や各職種の核心的な試みなどが紹介されています。また、それらの活動の学術的な研鑽の場としての第39回JSPEN学術集会が紹介されています。PDN通信は、情報共有のツールとして貢献したいと考えています。

(2024年1月26日発行)

定期購読について

バックナンバーや単品購入をご希望のお客様は、メールにて直接お問い合わせ下さい

過去のPDN通信の全文を無料公開中!この機会に是非ご覧下さい。
※現在公開中のPDN通信は、創刊号~第10号まで。順次追加していく予定です。