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患者と医療者のための情報誌「PDN通信」第87号のご案内

【巻頭言】
特集1
特集2

【巻頭言】世界に見る「流動食」、地域で違う重症患者の食

 医療法人財団緑秀会・田無病院 院長 丸山 道生

【特集】2024年医療介護同時改定に向けた「口腔、栄養、リハビリ」を再考する

口腔ケアから考える臨床歯科栄養学

 座間総合病院 歯科口腔外科  石井 良昌

栄養から考えるオーラルヘルス

 東京医科歯科大学大学院 地域・福祉口腔機能管理学分野
               松尾 浩一郎

回復期のサルコペニア管理

 熊本リハビリテーション病院 サルコペニア・低栄養研究センター
               センター長 吉村 芳弘

【Opinion ~私はこう思う~】

[医師]NSTの力でこれからの医療を牽引しましょう
      北杜市立甲陽病院 院長 中瀬 一

[歯科医師]新規回復リハ病院の歯科の取り組み
      川口きゅうぽらリハビリテーション病院 小谷 朋子

[歯科医師]多摩胃ろう・摂食えん下ネットワーク」の活動
      白井歯科医院 院長 白井 弘三

[薬剤師]病院薬剤師寿命残り10年を迎えて
      聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 薬剤部 松崎 貴志

[管理栄養士]早期栄養介入管理加算の新設後、
     ICUの栄養ケアを通じて感じたこと
      済生会横浜市東部病院 栄養部 横手 隆幸

[新刊紹介]「若い医学徒への伝言―道標」
      総合東京病院 副院長/外科部長 羽生 信義

【私の病院、紹介します!】病院機能と連携したNST副センターが、
      最先端の栄養サポートを提供

      東北大学病院 NST・総合外科 石田 晶玄

【私の病院、紹介します!】地域に根ざした高度な医療と温かいケアの拠点、
      信頼される医療施設

      独立行政法人国立病院機構 西別府病院 NST 唐原 和秀

【Topics】行ってみようか 『認知症カフェ』活動報告

      NPO法人CIMネット 事務局長 大津 陽子

【連載】 介護食紹介 ・病院食・施設食・在宅食⑲ 
    全量摂取をめざす少量高栄養なペースト

   地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構日本海総合病院

PDNショップ

PDN通信第87号編集後記

PDN通信第87号 編集後記  PDN理事長 鈴木 裕

 2024年度診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬改定は、これらの報酬が同時に改定される6年に一度の機会であることから大変注目を集めていました。結果は、予想通り医療・介護・障害の連携強化が強調され、特にリハビリテーション、口腔、栄養の連携が重要視されました。その中でも特筆すべき点は、「リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算」が診療報酬に新設された事です。これは、入院患者全員に対して入院後48時間以内にADL、栄養、口腔状態の評価を行い、必要な計画を作成して多職種で取り組む体制を執れと言っているのです。しかし、少し意地悪な見方をすると、診療報酬がないから、ADL、栄養、口腔状態の評価を行わなかった病院が存在していたことも想像されます。高齢化が進む日本において、ADL、栄養、口腔状態の評価は、医療の一丁目一番地で、最も大切であることに異を唱える人はいないでしょう。国の指針が医療の発展に密接に関わっている事を如実に示しているのです。まあ、いろいろ考えると不思議で妙なところもありますが、まず、この改定が行われた事を素直に喜びましょう。画期的な第一歩になることは確かですから。
丸山先生の崇高なライフワーク記事を除くと、今回の診療報酬改定における「リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算」に関する記事がほとんどを占めました。近い将来、この改定によるアウトカム評価を是非したいですね。

(2024年4月26日発行)

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