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設立趣意書

1(法人の目的)

経皮内視鏡胃瘻(いろう)造設術(以下、PEGという)に関する情報を、関連する医療情報とともに提供し、多くのひとがPEGを正しく誤りなく理解できるようにする。多様なコミュニケーション手段によって、PEGの普及をはかり、公益の増進に寄与する。

2(設立の理由・意図)

経口摂取不能な重篤な患者、困難な介護環境に置かれた家族、そして医療従事者はいずれも、等しく栄養投与法の改善・改革を切望している。そのためには、現行の医療関連法人に課される制約に拘束されない組織を作り、従来の慣行にとらわれない形で情報提供することが必要である。

この法人の提供するPEGおよび関連する栄養管理についての包括的な医療情報は、臨床経験豊富な医師10数名がそのネットワークを利用して形成するものであり、この情報を価値あるものにするためには、特定非営利活動法人として認証を受けることが必要であると考える。

3(法人の活動)

具体的には、PEGおよび関連する栄養管理についての包括的な情報をインターネット上のホームページに公開し、情報を必要とする人たちに提供する。また、図書・ビデオなどを制作し、医療研修会を開催して、必要な情報の提供を行う。

4(事業の必要性)

PEGおよび関連する栄養管理は、保険に収載された医療行為であるにもかかわらず、欧米に比べて情報公開が著しく遅れている。そのため、患者やその家族が享受できる介護を含む医療上のメリットも、医療費節減のメリットも十分に理解されていない。また、誤解にもとづく不要な摩擦、医療上のトラブルも生じている。PEGおよび関連する栄養管理についての正しい理解を深めることは緊急を要する。

平成12年12月20日
特定非営利活動法人PDN 代表 鈴木 裕
(平成13年1月9日申請受理)
(平成13年4月13日認証 12生都協市特第27号)