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第6回岐阜PDNセミナー 開催報告

第6回岐阜PDNセミナーの会場風景

タイトル

第6回岐阜PDNセミナー
食べるための胃瘻―口腔ケアと摂食嚥下―

開催日時

平成24年6月2日(土) 15:00~18:00

開催場所

岐阜県県民ふれあい会館

参加人数

115名

プログラム

開会のあいさつ:西美濃厚生病院 内科 副院長 西脇伸二先生

セミナー:口腔ケアの実践
 総合司会:西美濃厚生病院 内科 副院長 西脇伸二先生
 「口腔ケアの理論と実践」
  西美濃厚生病院 歯科口腔外科部長 杉山貴敏 先生

特別講演:座長 医療法人誠広会 平野総合病院 消化器科 部長 島崎信先生
 「早期経口摂取開始とQOLのための摂食・嚥下リハビリテーション」
 講師 東名厚木病院 看護師 小山珠美 先生

閉会のあいさつ:医療法人社団 高徳会 高木医院 院長 高木寛治先生

今年で第6回をむかえた岐阜PDNセミナーは、「食べるための胃瘻―口腔ケアと摂食嚥下―」をテーマに6月2日開催されました。今年は過去最高の115人の参加者がありました。

前半の口腔ケアは杉山先生より、どうしてこのように口腔ケアを行うのか、というところを基礎的なデータから提示して頂きました。そのあと手作りの口腔ケアモデルを使って、実際の口腔ケアをカメラで会場内のスクリーンに出しました。会場からは口腔ケアの体位や、退院後の地域連携に関する質問がありました。

後半は小山先生より摂食嚥下リハビリテーションの特別講演をお聞きしました。丁度前日に小山先生が率いる東名厚木病院の摂食嚥下療法部の取り組みがNHKで放映され(中部地方のみ)、会場には期待と熱気が渦巻いていました。小山先生の講演は熱意にあふれたもので、聴衆は圧倒されるように固唾をのんで講演を聞いていました。絶食期間の延長によるリスクを考え、摂食嚥下訓練は早い段階で行うべきであること、人間の5感を惹起して食べる意欲、楽しみを抱かせることが大切だと訴えておりました。それを実行するには、スタッフの強い熱意を持った摂食嚥下訓練が必要であることを認識しました。

西美濃厚生病院 内科 西脇伸二
第6回岐阜PDNセミナーの様子1 第6回岐阜PDNセミナーの様子2