横浜地区のセミナーは講師が多い。それは、PEGを施行した患者および在宅で介護を引き受ける家族の症例モデルを提示し、適応~造設~在宅医療までを一連の流れにしてそれぞれの場面でのポイントを講義していただくためである。今回も上記6名の先生方が講義をつないでくださった。
事前質問を含め、セミナー中でも多く質問される事項に対する回答となる内容も講演の中に盛り込んでいただき、在宅における患者・家族の苦悩を通して「造って良かった」といわれるPEGのために必要なことは?までテーマを広げたところで第2部へ。
第2部は講師が3グループに分かれ、それぞれの講演内容に関連する質問を参加者から受けた。第1部の終了がすでに17:30をまわっており、第2部の参加者は70名ほどに減ったものの、それぞれ日常遭遇している切実な質問が途切れることなく続いていた。
第1部の会場を3箇所のグループに分けたため、マイクは使わず、ホワイトボードへの書き込みや自筆の図を示しながらの先生方の回答に、遅くまで残った参加者からは「参加してよかった」という意見が聞かれた。このひとことで、事務局も講師の先生方もほっとした次第。
まずは患者家族を囲む多職種間での共通の言語・認識を確認することから始めたい。現場で必要とされている情報の提供・共有のできるセミナーを目指し、神奈川PDNセミナーを展開していく予定である。
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第2部若林先生 |
第2部林先生(左)、赤羽先生(中)、
久米先生(右) |
第2部吉田先生(左)と上田先生(右) |