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第8回 大分健生病院 冬季胃瘻学習会 レポート

タイトル

第8回 大分健生病院 冬季胃瘻学習会

開催日時

2010年3月2日(水) 13時30分~14時30分

開催場所

大分県医療生協会館 4F

対象者

医療機関、介護施設、在宅医療に携わる方々

参加人数

院内26名、院外50名(患者家族3名含む) 計76名

参加職種

医師、看護師、看護助手、介護士、福祉士、相談員、事務、医療業者、患者家族

参加地域

大分市

内容

【講義】 杉谷 誠爾 先生  大分健生病院PEGセンター/外科医長 
「胃瘻カテーテル交換、胃瘻カテーテルの事故抜去の対応」


【講義】 藤川 伸輝 氏   クリエートメディック株式会社
「胃瘻カテーテルの取り扱い方、種類など」

主催

大分健生病院消化器グループ/PEGセンター

大分健生病院では、定例で夏の公開講座“経腸栄養”と合わせて、冬の“冬季胃瘻学習会”を行っています。冬季胃瘻学習会は、PEGの基礎知識と日常管理について、地域の医療従事者や患者、家族と共に学び、さらに情報交換の場として役立つことを目標にしています。

会場の様子
会場の様子

今年は、「すぐに役立つケアとトラブル対応」をテーマに、当院PEGセンターの杉谷医師に、「胃瘻カテーテル交換や事故抜去の対応」、クリエートメディック社の藤川氏に、「胃瘻カテーテルの取り扱い方と種類」をお話ししていただきました。事故抜去などのトラブルに対応するには、まず、胃瘻カテーテルの種類と胃瘻カテーテルが本来どのように交換されているかを知ることが重要です。カテーテルの違い(バンパーやバルーンの形状の違い)で、交換の手技やトラブル時の対処も異なります。トラブル時には、安易に対処せず、必ず専門家に相談することが大切だということを確認しました。

今年は例年以上に事前の参加希望者が多く、在宅や施設で往診を行っている医師、看護師及び介護士などのスタッフ、在宅で療養中の患者のご家族を含む、50名が院外からの参加でした。冬季学習会も今年で8回目となり、地域に根付いてきたことや即、実践で役立つ情報が求められていると感じています。

大分健生病院PEGセンター/外科医長 杉谷 誠爾 先生
大分健生病院PEGセンター/外科医長
杉谷 誠爾 先生

他院で在宅往診を受け、定期的に当院で胃瘻カテーテルの交換をされている患者のご家族は、「胃瘻カテーテルが抜けてしまったらどうしたらよいか、またどこに相談したらよいか不安に思っていたけれど、今日、安心しました。」と笑顔で帰って行かれました。

皆様、ご参加、ご協力ありがとうございました。

夏の大分健生病院公開講座、“経腸栄養”も第8回目となり、7月17日に向けて準備も進んでおります。詳しい内容は、大分健生病院ホームページでお知らせする予定です。

報告者 大分健生病院内視鏡室 佐藤雅子