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優しさとは?!

 早くも造設から一年が経過し、三回目のPEG交換の日。
  二回目は医師とのタイミングを合わせられずに少し苦労した。今回はうまく行くかなと心配してたら、医師との呼吸も合わせられた。すんなり、胃カメラも入り、術後の感じも軽かった。あとから、M医師が
「きょうは9.2mmの胃カメラを使ったけど、どうやった?」
の言葉。まさか、ぼくだけのためではないと思うけど、今日に合わせて準備してくれていたのか。
楽だったとこを伝えると
「今度からは、これでいこう!」
優しい心遣いが有り難かった。厳しくなる一方の社会システムの中で、医療者の親切さにまた助けられた。
これで、しばらくは栄養の心配なく生存できる。
ぽかぽかとした「気」を得て、家路に着いた。

施術者:泉 岳志35歳(筆者:患者本人)
   進行性筋ジストロフィ症(DMD)
PEG歴1年7ヶ月