なにくそ!俺はここにいる 121
京都府 飛田洋さん(69歳)
FAX送信のご挨拶
余儀なく真夏の昼前に久し振りに外出する破目になった。
案の定ストレッチャーで、見上げる真上の太陽の眩しさと
熱さ、反射的に目を固く閉じ車に移動。車中は快適で町の
景色の中に真夏の青い空と白い雲が飛び込んで来た。
この素晴らしい景色の記憶がなかったから、往路は夢中で
後部の窓から眺めていたのは、まさに怪我の功名であった。
【俺流・文句と違う・ぶんくやで】
※ 赤字出し 節電してると 言いのがれ
※ 色よりも メダル嬉しく 荷を降ろす
※ 暑さには なれぬ外出て お取り替え
※ ひと言の 抗議も出来ぬ もどかしさ
※ 徹夜して 五輪観るほど 意地はない
※ 暑いしか 言葉は出ぬか 知らぬのか
※ 近いうち 言葉あそびで たぶらかし
※ 口だけは 聞かぬ耳でも 聞かされる
※ 当事者の 知らぬ存ぜぬ 手打ちかな
※ 汗をかく 夏はパスだぜ 抱きまくら
※ 銀パレで 五輪アピール メダリスト
※ 眠れずに 目は閉じ耳は ダンボかな
※ まな板の 鯉にねむれぬ 夜は明ける
※ 注射あと いまだ痒くて たまらない
※ 菅と言い 野田も飾れぬ 終わりかな
※ 初歩的な ミスで顔出す アレルギー
※ 政治屋を 余り知らずに かつぎ出し
予定通り作品を送り 残暑ご活躍をお祈り申し上げます。
平成24年9月1日(土曜日)
飛田 洋