飛田洋さん

なにくそ!俺はここにいる 126 (2)

京都府 飛田洋さん(69歳)

ありがたい

男の貴方に


『一』
動かないけど
闇でないのが  ありがたい
 不便不自由は  あるけれど
 仕方ないのさ  無理云えぬ
のたうち回る  くるしさや
痛みないだけ  しあわせよ

『二』
話せないけど
耳は聞こえて  ありがたい
 自宅ならばの  いとなみが
 笑いまじりに  明け暮れる
世間を知らず  死ぬよりも
TV見聞きで  しあわせよ

『三』
夢は消えたが
君がいるのが  ありがたい
 不安持たせぬ  はからいは
 株を上げたよ  ことさらに
離婚のブーム  でたらめと
思うだけでも  しあわせよ


『一』
男の貴方に   申します
一つ 男は   若さです
若さは希望   夢をくれ
明日の活力   運んでる
 暗く沈むな   落込むな
 若さ奪われ   凹むだけ

『二』
男の貴方に   申します
二つ 男は   勇気です
勇気は挑戦   向わせて
常に躊躇い   拒んでる ★
 弱気隠せよ   恥かくな
 勇気忘れて   何出来る

『三』
男の貴方に   申します
三つ 男は   余裕です
余裕は人間   幅持たせ
角を削らし   丸くする
 事に当れば   途惑わず 
 余裕相手に   世間しろ

★ 躊躇い ~ ためらい  

★ 途惑わず ~ とまどわず


ネタなき子

隠し子伝説


『一』
何だかんだの  フレーズが
やけに多いな  ネタなき子
長くこの部屋  住み着いて
たまの刺激が  たよりだよ
 耳はダンボで  いてるけど
 余りアイデア  ひらめかぬ

『二』
時間つぶしと  ひまつぶし
これが多いな  ネタなき子
酷くひとりで  閉じこもり
それが気楽と  過ごしてる
 常にヒントが  欲しいけど
 俗にアイデア  沸いて来ぬ ★

『三』
文句ばかりと  とられてる
愚痴が多いな  ネタなき子
世間から見て  ひきこもり
俺の以前にゃ  似合わない
 今はテレビの  文字呼んで
 何かアイデア  ひらめかす

★ 沸いて ~ わいて


『一』
外に子どもが  いると言う ★
そんな資格が  あったかな
 野暮な間違い  起こすよな
 ドジな遊びを  するものか
負債ばかりと  知らないで
遺産あらそい  したりして

『二』
外に子どもが  いると言う
いれば介護の  補佐させる
 親のつかいの  ときだけは
 羽を伸ばして  いたからな
なんせ打算の  かたまりが
妙な出入りの  くりかえし

『三』
外に子どもが  いると言う
いれば手伝い  させていた
 下手な理性が  あることは
 それは母さん  知るはずだ
死んだ後から  出て来れば
それはその時  悪しからず

★ 外 ~ そと


次からつぎの洋っちゃん

眠りたいけど寝られへん


『一』
次からつぎの  洋っちゃん
何処まで私に  つきまとう
 ペグで食事を  終えたなら
 トイレ時間を  あせらせる
間にゃ生意気  むしたおる
何だかんだと  ベルで呼ぶ

『二』
次からつぎの  洋っちゃん
そんなに私が  好きなのか
 むせて倒れて  咳き込んで
 夜のよなかも  気にしない
布団が温もる  間がなくて
何だかんだと  ベルが鳴る

『三』
次からつぎの  洋っちゃん
いつから私と  コンビかな
 喋れないのに  気を合わせ
 七十ちかくに  なりますね
仲良くTVを  見ていても
何だかんだと  ベルが鳴る


『一』
この暑さでは  寝られへん
眠りたいけど  寝られへん
 節電なんかを  言うてるが
 電力会社にゃ  したがえん
こちらの勝手  自由どっせ
銭で済ませる  ホッチッチ

『二』
この咽かえり  寝られへん
眠りたいけど  寝られへん
 一時だけやし  しんぼうや
 上には上有る  まだましや
耐え切らんと  アホどっせ
尻をまくって  済まへんで

『三』
この悩ましさ  寝られへん
眠りたいけど  寝られへん
 節約言うたら  まかせなや
 質素が始末と  コンビどす
民主の通りは  いやどっせ
吐いた唾なら  飲めへんで


主治医より一言

<<俺流・文句と違う・ぶんくやで>>

 在宅入浴サービスでは、迷惑をかけています。スタッフ変更時の引き継ぎが、十分に行われていないのですね。政治の世界と同じですね。安倍さんには、長期的な展望に立って、この国の為にがんばってもらいたいです。