飛田洋さん

なにくそ!俺はここにいる135

京都府 飛田洋さん(70歳)

飛田洋さんは、平成10年11月に脳梗塞を発症しました。

完全四肢麻痺、構音障害、嚥下障害を認め、入院中に胃ろう造設術、気管切開術が施行されました。平成12年6月に在宅へ移行され、かすかに動くようになった指先でパソコンを操り、創作活動を続けています。

毎日書きためたものは、月刊誌としてまとめられ、製本されています。

FAX送信のご挨拶

普通だったら紅葉狩りの季節なのですが色々ありました。

秋はどうしたのでしょう。好きだった東福寺の三門、東司
通天橋の景色を、懐かしく思い浮かべております。

相変わらず、ガーゼ咥えて今日も元気に暮しております。

【俺流・文句と違う・ぶんくやで】

※ 爪切りを 彼女だけしか やりはせぬ

※ やる事を やらず仕事が 舞い込むか

※ ひねり技 数え切れない すばらしさ

※ 偽装とは 過失とちがい わるだくみ

※ 偽装して 詐欺にも劣る ハレンチさ

※ 不満気な 顔が気になり 云い出せず

※ 代議士を 思い浮かべる 土下座かな

※ 神さまで ないぞ顧客は 王さまじゃ

※ 大人しく 生きている傍 うるさいな

※ 暑い日や 寒い日が来て なやまされ

※ 冷たい手 悩みの増える 時期が来る

※ 風呂直後 血圧はかれば 何故上がる

※ 風が吹き 木々の叫びが 増して来る

※ 準備せず 掛布はがすな 云わずとも

※ 土砂崩れ 不安も聞かず 降りしきる

※ 誤表示と 下手の上塗り 言いのがれ

天候不順の中、往診下さり、常にありがとうございます。

先生始めスタッフ皆様のご健康をお祈り申し上げます。

平成25年11月1日(金曜日)

飛田 洋

これで幸せ

あきない道


『一』
拙者蟄居で   閉じこもり ☆
なんて冗談   飛ばしてる
 お蔭様です   のんびりと
 悠々自適に   暮らしてる
これで幸せ   なのですね

『二』
必死決死で  居てたなら
夢と希望を  手にしてた
 嫌な未練を  みちづれに
 中途半端に  生きるけど
これで幸せ  なのですね

『三』
活気熱気と  燃えていた
若い時間は  過ぎている
 老いの体が  しのばせる
 切磋琢磨の  なつかしさ
これで幸せ  なのですね

☆蟄居~ちっきょ


『一』
一に一足しゃ  二に成るが
三にも成るし  四にもなる
 それが求める  あきない道
儲けばかりに  気を取られ
金を追うても  寄りはせぬ

『二』
アセを流せよ  ホネを折れ
捨て耳捨て目  手を抜くな
 それが基本の  あきない道
稼ぎばかりで  行くならば
金に埋もれて  死ねば良い

『三』
鉄を打つなら  アツイうち
豆腐ばかりは  すぐ食えぬ
 それを選ぶが  あきない道
たかが丁稚と  なめるなよ
いずれ旦那を  目指してる


お蔭さまで

鬼平フアン


オムツのCMより

『一』
ペグで食事を  していても
ずっと貴方で  居て欲しい
 なんて言葉を  聞かぬけど
 尽す気持ちで  わかるのさ
疲れまじりの  明け暮れに
お蔭さまでと  云いたいね

『二』
TVパソコン  だけだけど
ずっと貴方で  居て欲しい
 そんな許しを  得てないが
 君のこころは  わかるのさ
俺がゆとりを  持てるのも
お蔭さまだよ  ありがとう

『三』
紙のオムツを  していても
ずっと貴方で  居て欲しい
 そんな甘えは  いけないと
 出来る我慢は  しているよ
何だかんだと  あるけれど
お蔭さまでは  すまないね


『一』
鬼平フアンも  良いけれど
放映されれば  見ているね
 急ぎばたらき  たたきなど
 そんな用語は  いただけぬ
金になるのを  書くのなら
時間の無駄で  ないですか

『二』
鬼平フアンと  言うけれど
原作読んだの  ひかれたの
 夜鷹夜泣きに  夜まわりと
 死後が大手を  振りまわす
演歌なんかを  書く気でも
時代に合わぬ  ものですよ

『三』
鬼平フアンで  あるだけに
役者替われど  みているね
 承知しやした  つかまつる
 そんな台詞が  詞になるの
恋のときめき  書くのなら
時間をもどし  過ぎですよ


昭和の時代がなつかしい

俺はプロではないけれど


『一』
一目見たさに  会いたさに
行きつ戻りつ  したものだ
 何だかんだは  あるけれど
 昭和の時代が  なつかしい
恋のときめき  とまどいが
胸をとにかく  おどらせた

『二』
二人ならんで  あるけたら
などと夢見た  ころもある
 膝をかかえた  たそがれが
 昭和の時代が  なつかしい
風はやさしく  吹いてたし
月は不思議と  照らしてた

『三』
三度デートで  こいびとと
若いルールで  決めていた
 躊躇いながら  つれまわす
 昭和の時代が  なつかしい
今はあの日を  しのぶのが
俺のせめての  なぐさめさ

☆躊躇い~ためらい


『一』
俺はプロでは  ないけれど
資格だけなら  プロもどき
 金でたましい  売れぬから
 好きな事だけ  書いている
金の亡者にゃ  なれぬから
人の指示聞き  書くものか

『二』
俺はプロでは  ないけれど
基本だけなら  受けている
 違うところは  邪魔をされ
 騒ぎ気にせず  書くことだ
おなじ景色で  寝たきりで
想いつくまま  書いている

『三』
俺はプロでは  ないけれど
気持だけなら  セミプロだ
 資料たしかめ  見たりせず
 自分ながらに  良く書いた
ひとり遊びで  ひまつぶし
時間つぶしに  書いて来た。

主治医より一言

<<FAX送信のご挨拶・お蔭さまで>>

 中国の偽物大国を馬鹿にしていたら、日本も同じでしたね。詐欺として立件して逮捕者を出さないかぎり、無くならないでしょうね。情けない話です。

 私も行ったレストランがありましたが、車エビとブラックタイガーの味の違いがわかっていない小生にも問題があるのでしょうか。商売繁盛はお客様のお蔭、という大事な本質が忘れられて、自己利益ばかりを追求するからでしょうね。

 もちろん、医療の中心は患者さんで、常に私達医療人は、それを忘れてはいけないと思っています。