半年ごとに、惰性でPEGの交換をしてもらっているが、今では大切な体の一部で、PEGは私の命の源である。
さて、そのPEGの交換の時期だが、天井に張っている半年の私の作品表に併記している作業表を見ないと忘れてしまう。
私は浅学非才だが、風邪等は自然治癒力で退治してきたし、存在の感じられない五臓六腑は健康であると信じてきた。
だから意識してないPEGの交換だけど、寝たきり五年ともなると素直にお願いしている。
いつも強がりを言ってるように、家族やヘルパーさんにとられているが、実際に交換は瞬時の痛みで、声をあげたり顔にでるほどでもない。だから毎回平然としている。
それより、先日介護用ベッドが突然90度の直角になる事故になってベッドに押し込まれ、筋肉痛とやらになってしまった。
風呂も断り着替えも断りベッドは固定されたままで、その痛さと不自由さはPEGの交換とは比較にならなかった。
痛がりは天下一品で、40を越えてからの献血は二度しかしてないぐらいだった。 肩の痛みに神経は通っていたらしく、変な安心をしていた。幸い、PEGの交換の日をあらため、稀有駅検査をお願いしてた日が数日後来たので、
主治医の先生にお願いしてみると<不思議と肩の痛みがやわらいだ。
さて採血だが、血管が細く、採血する腕にも麻痺が残り、喉に挿入されているカニューレのむせ込みがやたらとあったが、くろうされながら無事、採血は終わった。
おかげさまで注射は痛いというトラウマ、これまでの潜在意識は消えた。
前回「PEGの構造が理解できない」と書いたら、次の往診の日、カラー図解の詳しいリーフレットを見せ、わざわざ説明戴いた。リーフレットを家族は持っていて知らなかったのは私だけ?で、おぼろげながら理解できた。
更には数ヶ月して模型で詳しく説明され、聞いていた息子は当然、私までが医学生になった気分だった。次回の取替えは、テレビを消して自分の腹を見てみたい。
PEGも然り、案ずるよりうむがやすし。下手な考え、休むに似たり言う。馬には乗ってみよ、違ったかな?
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