なにくそ!俺はここにいる202京都府 飛田洋さん(76歳) 飛田洋さんは、平成10年11月に脳梗塞を発症しました。 完全四肢麻痺、構音障害、嚥下障害を認め、入院中に胃ろう造設術、気管切開術が施行されました。平成12年6月に在宅へ移行され、かすかに動くようになった指先でパソコンを操り、創作活動を続けています。 毎日書きためたものは、月刊誌としてまとめられ、製本されています。 |
■ ハンサ・無責任者の川柳風 《二行詞》
①・すみません ご免なさいは 耳にタコ
又か又かよ もう聞き飽きた
②・ゴテ五輪 ごねて札幌 國難じゃ
汚点残して 赤字増やすか
③・大声を 聞いて暮しの 明け暮れじゃ
テレビの音も 高くなるはず
④・中国を 真似て自民の ワンサイド
揚げ足取りの 野党に幻滅
⑤・事件事故 地球がせまく なったのか
考えさすけど 知らぬが仏
⑥・万病を 寄せぬ主治医は 名医かも
何も起きない 私しゃ幸せ
⑦・痰、たんと 言われるけれど 唾のはず
痰と唾とは おんなじ意味か
⑧・大学で 学ぶつもりで 2000万
つもり積み立て 老後の備え
⑨・抱きまくら 俺にゃステキな 二刀流
冬は保温で 夏はアセ拭き
⑩・ルーキーを 二人引き連れ 風呂の世話
介護チーフも 今日は大変
⑪・昼寝して 眠れぬなどと 愚痴ぼやき
そんな言葉が 羨ましいよ
⑫・まねき上げ こんな季節と テレビ学
世間知らずは 体感不足
⑬・知る人が 知る道の人の ヒーローじゃ
無関心者にゃ 関係ござらぬ
≪しんきくさ≫ |
≪幸せと喜び≫ |
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≪二人の関係≫ |
≪苦痛なんか≫ |
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主治医より一言
《ハンサ・無責任者の川柳風》
昨夜、某病院より、経鼻胃管の状態で退院されたパーキンソン病患者さんの家族から連絡がありました。本来は胃瘻の適応なのだが、低血圧(血圧の変動著しい)の為安全に出来ないので在宅で経鼻胃管で様子をみるように云われているとの事でした。早速に、本日朝に電話があり、経鼻胃管を自己抜去されたとの事でした。再挿入し、来週中に胃瘻造設ならびに持続的抗パーキンソン治療が可能か検討する予定です。微力ながら、もう少しがんばります。来年もよろしくおねがいします。(岡野拝)