なにくそ!俺はここにいる204京都府 飛田洋さん(76歳) 飛田洋さんは、平成10年11月に脳梗塞を発症しました。 完全四肢麻痺、構音障害、嚥下障害を認め、入院中に胃ろう造設術、気管切開術が施行されました。平成12年6月に在宅へ移行され、かすかに動くようになった指先でパソコンを操り、創作活動を続けています。 毎日書きためたものは、月刊誌としてまとめられ、製本されています。 |
■ ハンサ・無責任者の川柳風 《二行詞》
①・後ろ向き 言い出すよりも 前向きに
へこむ話題は 俺にゃ似合わぬ
②・甲高い うるさい声にゃ うんざりだ
テレビ三昧 チャンネル替える
③・政治家が 地球がほろぶ ハタを振る
それに支持する 人びとおろか
④・五、六年 軍備拡大 禁止すりゃ
それのつもりで 自然まもれる
⑤・火薬庫に 点火するのは アメリカか
兵器売れるし テストも出来る
⑥・聴く価値の ある話なら 聞くけれど
下らぬ話題にゃ 聴く耳持たぬ
⑦・なあなあで 終わらすつもりか うやむやか
そんなことには 頑張りますな
⑧・自分らも いつもざっくり 洗うのか
今日も疑問の 風呂をいただく
⑨・痛くなく 辛くもないが ただ不自由
不便変わらず 令和を明け暮れ
⑩・偽善者と 詭弁が暮らす 世をわたり
こころ安らか 寝た切り暮らし
⑪・知らないと 出来ない等は 誇れない
やる気が無いのが 丸出しだから
⑫・良いことを 思い浮かべて 過ごしたら
腹も立たぬし おもいなやまぬ
⑬・ドア閉めず 寒くないかは そりゃないぜ
寒気呼び入れ それで聞くなよ
≪ズバリ書く≫ |
≪幸せ過ぎる≫ |
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≪あの頃恋し≫ |
≪しんきくさ≫ |
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主治医より一言
《あの頃恋し》
夫婦とは運命共同体であると云われていますが、患者とペグの関係も似ていると思います。正しく真摯に接すれば末永く頼りになる存在ですもんね。但し、長年連れ添った夫婦の場合、年上でも上下関係は逆転するように思うのは小生だけでしょうか(笑)(岡野拝)