なにくそ!俺はここにいる207京都府 飛田洋さん(77歳) 飛田洋さんは、平成10年11月に脳梗塞を発症しました。 完全四肢麻痺、構音障害、嚥下障害を認め、入院中に胃ろう造設術、気管切開術が施行されました。平成12年6月に在宅へ移行され、かすかに動くようになった指先でパソコンを操り、創作活動を続けています。 毎日書きためたものは、月刊誌としてまとめられ、製本されています。 |
岡野先生へFAX送信のご挨拶 2020年5月1日(金曜日)
前略、新型コロナウイルスの院内感染と変わらなく家族感染の
調べてみると去年は風呂の後、汗疹対策に背中に冷風ドライ
私の暮しは変わりなく、ウイルス騒動で、何年かぶりに風を部屋
住めば都の寝たきり爺から今月分のペグ通信原稿です。 |
■ハンサ・無責任者の独断と偏見 《二行詞》
①・備蓄して 部屋が倉庫に はや変わり
品薄まねく 馬鹿の買いだめ
②・布マスク 無いよりましと 受け取るか
吐く息減らし 吸う菌減らす
③・ニュース見ず アプリ依存の 人がいる
怖れを知らずで 知らぬが仏
④・批判せず おられぬ人も いるけれど
俺は気にせぬ そうは思わぬ
⑤・ウイルスと テロ対策と 底知れぬ
五輪パラでの 貧乏ジャパン
⑥・スリッパを 持ち込む人も いるけれど
そこまでやるか 用心するか
⑦・手洗いと うがいも出来ず 声も出ず
嗅覚ないが だけど生きてる
⑧・風吹かぬ こんな部屋でも 住み慣れりゃ
こころ安らぐ 俺の居場所だ
⑨・未使用の 廃校あとに ベッド置き
仮設隔離で その場をしのぐ
⑩・自己チューな サーファー達の マイペース
家に居てねも どこ吹く風か
⑪・手みじかに 告げたいための 命令形
上から目線 俺にゃ似合わぬ
⑫・いつの世も 現場知らずの もの知らず
口を出さずに 金だけ出せよ
⑬・マスクして 髭剃り後の かゆみ消え
怪我の功名 ひとりよろこぶ
≪新型コロナ≫ |
≪屁をこいた≫ |
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≪困った親父≫ |
≪でっかい声≫ |
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主治医より一言
《ハンサ・無責任者の独断と偏見》
“いつの世も現場知らずのものしらず 口を出さずに金だけ出せよ”にまったく同感です。すでにコロナ対策費用(マスク、グローブ、フェイスシールド、防護服、アルコール等の消耗品)として〇百万円支出していますが、年内までの分としては十分ではありません。通常のサージカルマスクも品不足で値段も高騰しており、平時の10倍以上になってきています。現在までに医師会を通じてサージカルマスクの提供が150枚ありましたがスタッフ5人が毎日使用すれば1カ月で無くなる数です。実際は1枚を4~5日使用しているのが現状です(感染病棟以外のスタッフも同様と聞いています)。情けない話ですが地域医療が崩壊しないように個々が努力していくしかないと思っています。(岡野拝)