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なにくそ!俺はここにいる31
                         京都府 飛田洋さん(59歳)

昭和嘆きの唄
(『女心の唄』の曲で)
地震地滑り
(『異国の丘』の替え歌)
 
俺のおもいを     とりちがえ
なんで上手に     ミスをする
 知った顔せず      聞きなおせ
 恥をかかずに      すんだろう
『ニ』
親のこころを       子は知らず
知らず損する      馬鹿がいる
 義務の放棄は      駄目なのに
 義務も守れぬ      馬鹿がいる
『三』
口に出さぬが      目を見れば 
腹も知れよと      言いたいね
 嘘やお世辞や      ごまかしに

 踊る時代じゃ      ないだろう

『四』

夢はあるけど      見栄はない

欲は捨てたが      意地はある
 なにが損かも      知れないが
 損で浮き世を    行くも良し
『一』
地震地滑り     余震は続く
土石流にも     気はそぞろ
  お先真っ暗     悩みに嘆き
  後見てれば      気は滅入る
『ニ』
今はどん底       奈落の底さ
上へ進んで       はいあがれ
 母と姉とは       召されたが
 一人優太は      生きていた
『三』
自然破壊と       争そい事へ

神の怒りの        とばっちり

 羊もどきの        か弱い村へ

 猛り狂って        何処へ行く

『四』

余震地滑り      治まる時は

村に帰れる      その日まで
 避難暮しを      お互い助け
 前に進もう      生きて行こ
ねぎらう言葉聞かないね
継続しようよつづけよう

お疲れさん       言ったかい

ご苦労さんと      言ったかい
ねぎらう言葉      聞かないね
  人と言う字を      見てごらん
  人はささえが      いるのだよ
   
お互いさまと      言わないね
お蔭さまでと      言わないね
感謝の気持が     足りないよ
 自分エライと      うぬぼれて
 自分なくして      いませんか
   
お願いすると      言ってみて
頼りなんだと      言ってみて
協力あおいで     みなければ
 他人の辛さを     知ってこそ

 他人は黙って     ついてくる


 ★ 他人-ひと



三日坊主に      ならぬよう
続ける事に      するのだよ
継続しよう       つづけよう
 柳にカエル      聞いたかい
 亀の歩みも       たどりつく
   
雨が石まで      うがつなら
川の流れが      けずるよに
継続しよう       つづけよう
 根気と粘り       なくさずに
 夢と理想に       向かうのさ
   
三日四日と      つづいたら
次の飛躍の      基礎となる
継続しよう       つづけよう
 油断に甘え       あっち行け

 我慢に辛抱       こっち来い


主治医より一言
 いや~、PDNの運動のキャッチフレーズに使わせてもらいたいですね。「継続は力なり」 わかってはいるのですがね…。