PEGの交換日記　⑦

謹賀新年

何度目かの新春を迎えた。365日の一日に過ぎぬ日も、この三が日は車椅子で仏間に移動し、家族と祝い膳を共にする予定である。
さて早いもので、月末にはおきまりの《PEG》の交換となる。
前回の交換は装着して以来六年、初めて突然施術の病院で胃カメラを飲み、内視鏡を使って若い先生に交換をお願いした。

医学の進歩か医術の向上か、最近は鼻から入れるコンパクトなカメラが出来たそうで、これなら家庭でも《PEG》交換は出来るとか。
くわしく説明を聞き、早速主治医のO先生にお願いして、自宅のベットで《PEG》交換して貰うつもりだ。
胃カメラより楽だと思うからだ。

家族も、この文章で知るのだが心配はすまい。
妻などは私の鼻の穴に500円玉が入ると信じているが、人並みの鼻の穴と私は思っている。
と、言うわけで今回は鼻からの内視鏡での《PEG》の交換で、あたらしい挑戦。
次回は、その体験談を報告しよう。

皆さまのご多幸を、お祈りしています。
今年も、雑文、愚作を宜しくお願いします。