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なにくそ！俺はここにいる36
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京都府　飛田洋さん(61歳）


元気な頃よ
（『小樽の人よ』の替え歌）
クールビズ
（『ああ人生に涙あり』の替え歌）
『一』
替えるものなら　　替りたい
事情は読める　　　家族の都合、
何でもかんでも　　背中で受けた　ああ
無理が恋しい　　　懐かしい
今では遠い　　　　　気な頃よ。
『ニ』
話せるものなら　　話したい
仕事の事を　　　　私の記憶、
中学二年で　　　　現場に出てた　ああ
過去の体験　　　　語りたい　
むかしは遠い　　　元気な頃よ。
『三』
動けるものなら　　　動きたい
寝たきりで七年　　　怠けが過ぎる、
旅行がしたいよ　　　色々見たい　ああ
空しい希望の　　　　鳩バスよ
あの日は遠い　　　　届かぬ願い。
『一』
京都議定書　　　　　　無視できず
微力ながらの　　　　　クールビズ、
自然の恵みを　　　　　受けながら
地球に逆らう　　　　　　国もある。
　　　
『二』
戦争やる手間　　　　　その火力
平和に使おう　　　　　　見直そう、
たとえば地道に　　　　　戻したり
地球の保水を　　　　　高めよう。
　　　　
『三』
作務衣に甚べえ　　　　古来から
夏場の湿気に　　　　　クールビズ、
お洒落したけりゃ汗をかけ
気楽にやりたきゃラフで行け。
『四』
縁台将棋に　　　　　　肝試し
打ち水　風鈴　　　　　クールビズ、
貴方の小さな　　　　　工夫こそ
地球の大きな　　　　　手助けに。
私のねがい
（『人生峠』の替え歌で）
ペグの取替
『一』
署名すんなり　　　　　出来たなら
この手動いて　　　　　いれたなら、
役に立てたい　　　　　私のからだ
臓器カードが
臓器カードが　　　　　私のねがい。
『ニ』
意志と意識は　　　　　あるけれど
法がつれなく　　　　　とうせんぼ、
為になりたい　　　　　私の気持ち
臓器カードが　
臓器カードが　　　　　私のねがい
『三』
署名出来ぬが　　　　　寝たきりも
認知出来るし　　　　　意図はある、
生きた証しを　　　　　　私は欲しい
臓器カードが　
臓器カードが　　　　　私のねがい。
ペグの装着　　　　　　知らぬ間に
早くも半年　　　　　　　やって来た
取替時期が　　　　　　やって来た、
朝の食事は　　　　　　取れないが
たまの絶食　　　　　　いいだろう。
　
ペグの取替　　　　　　なかったら

永久使用が　　　　　　出来たなら

取替時期に　　　　　　かんがえる、
夢の思いを　　　　　　めぐらせて
鯉の気持で　　　　　　待つとする。
　
ペグの取替　　　　　　サット済む
平気な顔は　　　　　　うまれつき
取替タイム　　　　　　パット行く。
これで半年　　　　　　しばらくは　　
次の機会を　　　　　　待つとする

主治医より一言
　もう半年が過ぎましたか。早いですね。永久使用可能なペグが完成するのは、いつの頃でしょうか。私も待ち遠しいです！