| 私とあなた
(『夫婦日和』の替え歌もどき) |
平成胸算用
(『裏町人生』の替え歌もどき) |
| 『一』 |
| 咽込み咳込む あなたとは |
| あれから何年 暮らしてる |
| 最初の空しい 日々よりか |
| 介護の疲れに なれました |
| 私 あなたで |
| 私 あなたで かまわない |
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| 『二』 |
| 手足の動かぬ あなたなら |
| 手足の代りを つとめます |
| ことばを失う もどかしさ |
| 誰より理解を しています |
| 私 あなたで |
| 私 あなたで まよわない |
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| 『三』 |
| 仕事の鬼だと 自負してた |
| 頼れる全てが この手なの |
| 何から何まで してたから |
| 褒美で気楽に していてね |
| 私 あなたで |
| 私 あなたで かわらない |
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| 『一』 |
| 今の若手にゃ 幻滅するね |
| 言葉知らずに おそれいる |
| 俺も言われて 来たけれど |
| 誰か言わぬと 気がつかぬ |
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| 『二』 |
| 一に一足しゃ 答は二だが |
| 三にもなるぞ 五にもなる |
| 工夫するのさ 知恵しぼれ |
| 人の真似でも アレンジだ |
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| 『三』 |
| 口と言うのは 便利で不便 |
| 恨み買ったり もらったり |
| 角を立てるな ほどほどに |
| 丸くおさめろ そこそこで |
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| 『四』 |
| せけん世渡り 言葉の嘘に |
| 言葉知らずは 泣かされる |
| 泣いて覚えて 知らされて |
| ずるい悪いに 染まるのさ |
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覚悟で挑め
(『大勝負』の替え歌もどき) | 疑問抱かず
(『哀愁列車』の替え歌もどき) |
『一』 |
| 油断するなよ 注意を払え |
| 寝首かくよな 女がいるぞ |
| 化粧とったら 婆もいるぞ |
| 浮気するなら 怪我もする |
| 人生リスクを 覚悟で挑め |
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| 『ニ』 |
| 記憶なくても 記録は残る |
| そこの事実は 個人の秘密 |
| 辿り来たのを 密かに誇れ |
| 初心わすれず 基礎の基で |
| 人生リスクを 覚悟で挑め |
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『三』 |
| 本音吐かずに 建前ばかり |
| 策におぼれる 策士は愚か |
| せめて世間は 正しく渡れ |
| 生涯意地でも つらぬこう |
| 人生リスクを 覚悟で挑め |
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| 『一』 |
| 調査 調査 |
| 調査おこたり 自己主張 |
| そんな行ない 愚の骨頂 |
| 正義ぶるのも 空まわり |
| いさみ足だよ 急ぎ過ぎ |
| 功をあせるな 慎重審議 |
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| 『ニ』 |
| 批判 批判 |
| 批判だけなら 誰もする |
| 批判するなら 身を正せ |
| 吐いた言葉は 戻せない |
| やった行為も 直せない |
| 屋上屋根置く 慎重姿勢 |
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| 『三』 |
| 熱意 熱意 |
| 熱意だけでは 通らない |
| 世間あるのが 世の中だ |
| 口はなにかと 役立つが |
| 腹におさめる 芸もいる |
| 顔をなくせば 信用霧散 |
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ペグを第二の口と知る |
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| 予期せぬ事で 倒れたが |
| あれから随分 異常なく |
| ペグを第二の 口と知る |
| 上をみあげて 動けぬが |
| 床ずれなどの 気配なし |
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| アイスは舌で 味わって |
| 冷たさ甘さを 感じても |
| ペグは第二の 口になる |
| 流すカロリー 滋養には |
| 介護の手間も 楽と言う |
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| 半年あまりの 期限でも |
| 自宅で手軽に お取替え |
| ペグは第二の 口だけど |
| 意識しないと 忘れてる |
| 女房のような 奴なんだ |
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主治医より一言
ペグは、確かに女房のような存在ですかね。影、日なたとなって御主人の為につくしてくれてますからね。恐い目に遭いますよ… 小生の場合ですが(笑)。
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