末を乱さず
(『出世街道』の替え歌もどき) |
商い心得帖
(『古城』の替え歌もどき) |
『一』 |
聞かぬ言葉を 口にはすまい |
聞かぬ耳には 届きはすまい |
俺は聞いたし 学んで来たぞ |
今をわすれず 末をみださず |
|
『二』 |
これは然りと 思ったことは |
これは工夫で 進歩をさせた |
俺の暮らしの 基本はこれさ |
悪く取らずに 末をみださず |
|
『三』 |
髭をはやして 生れて来たか |
背広着込んで 外車で来たか |
誰もはじめは 一から出来ぬ |
元をわすれず 末をみださず |
|
『四』 |
プラス思考で 明るくやるさ |
やる気元気で 楽しくやるさ |
全てとりよう 金ではないぜ |
愛をつらぬき 末をみださず |
|
『一』 |
よごれた水を うすめたら |
よごれた水は うすまるが |
よごれた水を 捨て切って |
ああ |
よごれた水が 変わるのさ |
|
『二』 |
お世辞に嘘を みのがすな |
おべっか媚を みすごすな |
ベテラン古参 手を抜くぞ |
ああ |
ルーキー若手 芽を摘むな |
|
『三』 |
一つがすべて かたるから |
一つですべて かたられる |
一つのミスや しくじりは |
ああ |
一人でないと みなされる |
|
『四』 |
人気あっての あきないで |
人気落とせば あきられる |
模倣の出来ぬ アイデアと |
ああ |
模倣の出来ぬ ポリシーを |
|
アホかいな
(『奥飛騨慕情』の替え歌もどき) | 誠をつくせ
(『波止場しぐれ』の替え歌もどき) |
『一』 |
平和となえて 武器を売る |
パイプ襲って たれながす |
エコや自然と 言う割りに |
都市を破壊の バカがいる |
何とかしろよ アホかいな |
|
『ニ』 |
ベルを何度も 鳴らすのは |
何かわすれて いるからさ |
用もないのに 呼ぶものか |
落度あるのが わからんか |
一寸かんがえ アホかいな |
|
『三』 |
金にこだわり とらわれて |
愛をわすれて 死ぬ気かい |
それを選んで ひたすらに |
仕事ばかりの バカがいる |
遊びゆとりさ アホかいな |
|
『一』 |
見込ないのに やらせるか |
若いうちなら 買ってやれ |
苦労苦にせず 誠をつくせ |
それが骨にも 血にもなり |
いずれ花咲く 葉がしげる |
|
『二』 |
出来ぬ相手に 持ち出すか |
器量あるなら 受けてやれ |
苦労苦にせず 誠をつくせ |
それが知識に 知恵になる |
いずれ自信に 得手なる |
|
『三』 |
恩に着せたり じらしたり |
それは損売る 値を下げる |
苦労苦にせず 誠をつくせ |
それが意欲に 意地になる |
いずれ誇りに 名を変わる |
|
夢を追おう
(『雨の中の二人』の替え歌もどき) |
泉のごとく
(『雨に咲く花』の替え歌もどき) |
『一』 |
口でお世辞を 言うでなく |
腹でほんきで ほめるなら |
人はおもわぬ 力を出すさ |
それが励みに なるかもね |
倍の不思議を 出すかもね |
夢を追おうよ 何処までも |
|
『ニ』 |
恋に生まれは いらないさ |
育ちなんかも 気にかけず |
今がどうだで 心は決まる |
愛に変わって 行くかもね |
離れられなく 成るかもね |
夢を追おうよ 何処までも |
|
『三』 |
正義つらぬく 意志あれば |
不正たれ込め スッパ抜け |
欲がからめば 精神くさる |
知らぬ顔など 無理かもね |
おなじ穴には 無茶かもね |
夢を追おうよ 何処までも |
|
『一』 |
泉のごとく 悩みは深く |
運命怨んで 泣けてくる |
夢は中途で 途切れても |
瞼閉じれば わいてくる |
|
『ニ』 |
昔のごとく 働きたいよ |
手足動かず うらめしい |
狂う段取り はぐるまは |
元に戻らず サビを呼ぶ |
|
『三』 |
林のごとく 静かな人よ |
二十四時間 世話受ける |
治る見込が 見当たらず |
胸に辛さが こみあがる |
|
『四』 |
鰻のごとく 暴れて踊り |
達磨大師で いたくない |
これで七年 過ぎたのに |
夢を夢見て 暮らすのか |
主治医より一言
私なんかは、最近たいした理由もないのに夢を追いかけなくなってきています。飛田さんの詩を読んで刺激を受けたり癒されたりしているのは、私だけでなく全国にたくさんおられると思いますよ。これからも私達の泉のごとく宜しくお願いしますね。
|
|