『一』
他人の不幸の 噂に乗るが
金に成らねば 見向きせぬ
ケチで始末屋 世間に多い
不義理野郎の ろくでなし
へんな流れの しまり屋が
間口せばめる 変えている
『ニ』
古いしきたり 慣習などは
知らぬ存ぜぬ かかわらぬ
寄付と奉加は 隣りが先と
不義理野郎は あとまわし
冬のこころを とかすには
土筆ぐらいで 手が負えぬ
『三』
ハイは一度で 何度も不用
なにか用かと 馬鹿は聞く
口はあんぐり 愚問の極み
不義理野郎に こたえなし
儲けもの字に 飛びつくが
種のたの字は まく気なし
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『一』
夢に見た娘を 手に入れて
親の指示など 受けながら
船に乗り込み 二人で進み
俺はとっても
俺はとっても 幸せだった
『二』
人に負けない しがらみと
荷物この背に 負いながら
いつも手助け あったから
俺はとっても
俺はとっても 幸せだった
『三』
今の暮らしに なったけど
少し不自由は あるけれど
君のやさしさ 受け止めて
俺はとっても
俺はとっても 幸せなのさ
『四』
運というのは かなわない
欲はようやく 消えそうで
何もないから ゆとりある
俺はとっても
俺はとっても 幸せなのさ
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