今回は同級生の看護学校の学生さんの歯科についての質問について歯科衛生士youkoがズバリ回答します。口腔ケアのためにはこれだけは絶対にはずせません。ご自分でもマスターしましょう。

●1奥歯の溝にはまったチョコが取れない

 奥歯の溝の汚れを上手に落とすにはちょっとしたコツがあります。うまくよごれが落とせない方は一生懸命ゴシゴシこすりすぎていることがほとんどです。

ハブラシのどこを使うと汚れが落ちるのでしょうか?正解は毛先です。毛先がうまく当たれば汚れがとれてきれいになります。ゴシゴシ力をいれてしまうと、毛先は当たりません。当たっているのは…ココ(↓)

ブラシの腹の部分一番汚れを落とせそうにない部分です。


 どうすれば毛先が当たるか指でハブラシを触ってみましょう。かなり軽い力でないと、すぐに毛先が開いてしまいます。軽い力とは?計ると100g位です。


毛先が開かないくらいのやさしい力で、こきざみに動かすのが汚れをうまくとるコツです!


軽い力で磨くために・・・
歯ブラシはえんぴつ持ちに

●歯ぐきも磨く?

 歯医者さんで『歯ぐきも磨いて下さい』『歯ぐきにも当てるつもりで磨いて下さい』

と言われた!なぜ?

 理由はひとつ!! 歯とはぐきの境目に汚れがたまるから。

 自分が小さく小さくなって、口の中のバイ菌になったと思ってください。ツルツルした歯の表面と歯と歯ぐきが段差になっているところ、どっちにくっついていれば生き延びることができそうですか?

 表面はくっつくのも大変な上に、しゃべるたびに唇の裏側が当たるし、食べ物も当たる。そしてハブラシも当たるので危険がいっぱいですね。それに比べると歯と歯ぐきの境目は少し(2~3mm)溝があるのでゆっくり休んでいられるし、唇も食べ物もハブラシも当たりにくい。居心地が良いのでバイ菌はココ(↓)にたまっています。

 何となく歯磨きしてるし大丈夫!と思っていませんか?

 そんなことを言っている場合ではありません何となくではだめです。

 本気で磨きましょう。

 本気で磨けば何となく歯の表面にもブラシは当たります。

 歯と歯ぐきの境目だけ磨くつもりで、ちょうど隙(キワ)にブラシの先端を当てましょう。

 ちなみに手の甲をハブラシでこすって見て下さい。けっこう痛いでしょう?歯ぐきはここよりもずっと弱い粘膜です。ブラシでゴシゴシこすると傷つきます。あくまで歯を磨くのです!

かみ合わせはデコボコ