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経腸栄養バイブル(丸山道生・編著)


経腸栄養のバイブル

本邦における現時点での経腸栄養療法の集大成。


東京都保健医療公社大久保病院外科部長 丸山道生   編著

ISBN978-4-7849-4270-1

311ページ  2007年02月
定価 5,000円(税別)
発行:日本医事新報社
TEL:03-3292-1555(販売)・1557(編集)

 経腸栄養療法の基本的事項はもちろん、病態別栄養剤の選択、最近注目の栄養成分、 栄養剤の固形化、薬剤投与法、在宅経腸栄養療法等に至るまで詳述した実践的な内容。 NSTをはじめとした新しい臨床栄養の流れを踏まえ、各職種35名以上が執筆。

 静脈栄養vs経腸栄養の捉え方ではなく、シームレスな栄養管理を念頭に解説しています。臨床現場の疑問に答えるコラムも充実。栄養剤の微量元素含有量、主要経腸栄養ポンプ・濃厚流動食等組成一覧も一挙掲載。

第1章 経腸栄養概論

1.経腸栄養療法の特徴と適応

2.経腸栄養と消化・吸収・代謝のメカニズム

3.経腸栄養と腸管免疫

4.静脈栄養法との比較

5.早期経腸栄養

6.経腸栄養療法と保険制度

第2章 経腸栄養剤

1.一般経腸栄養剤の分類と種類

2.一般経腸栄養剤の選択

3.病態別経腸栄養剤(1)肝不全

4.病態別経腸栄養剤(2)腎不全

5.病態別経腸栄養剤(3)肺疾患

6.病態別経腸栄養剤(4)糖尿病

7.病態別経腸栄養剤(5)immunonutrition

8.病態別経腸栄養剤(6)癌、小児、エイズ

9.病態別経腸栄養剤(7)微量元素

10.病態別経腸栄養剤(8)脱水

11.注目されている栄養成分(1)グルタミン、アルギニン

12.注目されている栄養成分(2)n-3系多価不飽和脂肪酸とMCT

13.注目されている栄養成分(3)プロ/プレバイオティクス

14.注目されている栄養成分(4)BCAA

15.注目されている栄養成分(5)核酸、抗酸化物質

16.経腸栄養剤の固形化

17.その他の形状調製栄養剤

18.経腸栄養剤の今後―Eco-Nutritionの提案

第3章 腸管アクセス法

1.経鼻

2.経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)

3.経皮経食道胃管挿入術(PTEG)

4.空腸瘻 [参考]胃瘻的空腸内経腸栄養チューブ留置術

第4章 経腸栄養の投与の実際

1.調整

2.投与システム:チューブ、ボトル、ポンプなど

3.経腸栄養法の処方設計、投与計画、スケジュール

4.経腸栄養用器具の洗浄・管理

5.薬剤投与法

第5章 経腸栄養の合併症

1.細菌

2.消化管合併症

3.器具による合併症

4.代謝性合併症

第6章 疾患における経腸栄養

1.褥瘡

2.摂食嚥下機能障害

3.炎症性腸疾患

4.急性膵炎

5.critical ill patients

6.肝臓疾患

7.腎不全

8.周術期栄養管理

第7章 さまざまな場合における経腸栄養

1.小児における経腸栄養(1)特徴

2.小児における経腸栄養(2)実際

3.高齢者における経腸栄養

4.在宅経腸栄養

5.地域一体型NSTと経腸栄養

第8章 NSTと経腸栄養

1.看護師の役割

2.薬剤師の役割

3.管理栄養士の役割

資料

1.主要経腸栄養ポンプ

2.主要濃厚流動食等の組成一覧

コラム―そこが知りたい!

「口から飲むのも経腸栄養?」

「ミキサー食も経腸栄養剤?」

「唾液は、三大唾液腺から均等に分泌されるのですか?」

「消化吸収に使われるエネルギーの量は?」

「三大栄養素の消化吸収係数は?」

「患者さんの消化機能の評価法は?」

「開腹手術後など、腸管麻痺が認められる場合に経腸栄養を行っても大丈夫ですか?」

「消化管吻合がある場合でも経腸栄養を行って大丈夫ですか?」

「栄養管理実施加算の施設基準をクリアするのは難しいでしょうか?」

「粘度を増強させた栄養剤の一般化」

「早川のEn Map」

「腎不全には腎不全用経腸栄養剤でなければならないのでしょうか?」

「標準型経腸栄養剤と呼吸器疾患用の栄養剤の違いは何ですか?」

「COPD患者の栄養管理のポイントは?」

「免疫増強経腸栄養剤(IED)はどのような患者に最も効果が期待できますか?」

「IEDを投与すべきでない場合はありますか?」

「IEDの長期間投与時の注意点は?」

「癌化学療法時の栄養補助」

「発熱がある場合の水分投与の目安量は?」

「Naの補正はどのようにして行うのですか?」

「n-3系多価不飽和脂肪酸は、どのようなものを、どれだけ摂ればよいのでしょうか?」

「プロバイオティクスにはどのような商品がありますか?」

「食事の経口摂取ができない人が食物繊維を摂るためには?」

「BCAAの血中の正常値は?1日に最低限どれくらい必要ですか?」

「Fisher比の基準値は?」

「BCAA製剤のBCAA/ AAA比は?」

「BCAAの骨格筋での代謝経路は?」

「核酸の構成成分とその臨床的有用性は何ですか?」

「抗酸化物質にはどのようなものがありますか?」

「寒天調理が煩雑なのでトロミ剤で固形化してはダメですか?」

「ボタン型のPEGカテーテルでも固形化経腸栄養剤の注入は可能ですか?」

「プラスチックシリンジが数日使っただけで動きにくくなってしまいます」

「チューブ挿入の確認」

「PTEGの自己抜去された場合の対応は?」

「腸瘻のカテーテルが抜けてしまいましたが、腹膜炎にはならないのでしょうか?」

「腸瘻のカテーテルは入れ替えられますか?」

「空腸瘻からの栄養はどのように注入するのでしょうか?」

「術後に経腸栄養を始める場合、希釈して使用したほうがよいでしょうか?」

「ロータリー型経腸栄養用ポンプに使用するチューブも、そのメーカーが勧めるものしか使えないのですか?」

「誤接続防止装置になってから、メス側のコネクターが壊れやすくなったような気がするのですが」

「栄養剤の希釈」

「経鼻胃管留置中の経口再開の際の注意」

「市販されている高濃度流動食をそのまま使用しても何かが欠乏するのですか?」

「成分栄養剤を投与している症例に対する脂肪乳剤の投与は週に1~2回でよいのですか?」

「栄養素や電解質の欠乏を補う際の心がけを教えて下さい」

「誤嚥性肺炎の予防には何をすればよいですか?」

「当院では摂食嚥下評価や訓練を積極的に行っていません。どうしたらよいでしょうか?」

「当院にはSTがいません。摂食嚥下機能障害の患者さんに対して十分なケアができるでしょうか?」

「クローン病の経腸栄養法を行う際に成分栄養剤と(半)消化態栄養剤のどちらを使用したらよいでしょうか?」

「欧米ではクローン病に対して、なぜ栄養療法を行わないのでしょうか?」

「留置チューブの先端を小腸に留置すれば、経腸栄養を開始しても逆流の危険はないのですか?」

「腸蠕動音以外に経腸栄養を開始する目安はありますか?」

「脂肪乳剤の点滴静注は危険ですか?」

「バクテリアルトランスロケーション(bacterial translocation)とは?」

「タンパク質・エネルギー低栄養状態(protein-energy malnutrition;PEM)」

「夜食(late evening snack;LES)」

「透析時非経腸栄養(intradialytic parenteral nutrition;IDPN)について」

「在宅栄養療法における本邦での二大発明」

「栄養アセスメントにおける体重測定の意義は?」

「経腸カテーテルが白く濁ってきました。どうすればよいでしょうか?」

「在宅成分栄養経管栄養法指導管理料の要件を満たす人工栄養剤は?」

「薬歴と経腸栄養/静脈栄養」

「ワルファリンと経腸栄養剤」

「疾患別等経管栄養食品を長期に使用する場合の日常臨床上でのpitfall」

「胃食道逆流予防目的で増粘するには、何がよいですか?」

「褥瘡がある時は何を使用したらよいでしょうか? また、具体的にどのような食品がありますか?」


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