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患者と医療者のための情報誌「PDN通信」第50号のご案内

医療と介護をつなぐ PDN通信第50号【巻頭言】倉敏郎
PDN通信第50号【対談】東口髙志 鈴木裕

【巻頭言】記念すべきPDN通信50号発刊にあたって

町立長沼病院 院長 内科消化器科 倉敏郎

【PDN特別対談 日本の栄養療法の現状と未来】

患者さんの幸せにつながる栄養療法に本気で取り組もう

藤田保健衛生大学医学部 外科・緩和医療学講座教授 東口髙志

NPO法人PDN 理事長/
国際医療福祉大学病院 副院長・外科上席部長 鈴木裕

【特別寄稿】「胃ろうのやめ時・はじめ時」

医療法人西山医院 院長 西山順博

【今さら人に聞けない疾病解説講座】「脳卒中について① 脳卒中ってどんな病気?」

安田女子大学・安田女子短期大学 家政学部管理栄養学科教授 三原千惠

【知っておきたい最新治療解説】「嚥下機能改善手術」

浜松市リハビリテーション病院 えんげと声のセンター 副センター長 金沢英哲

【Opinion ~私はこう思う~】

Opinion1.「私が考える生命倫理2」
東京大学 大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター
上廣死生学・応用倫理講座 特任准教授 会田薫子

Opinion2. 「在宅医療の真髄2」
仙台往診クリニック 院長 川島孝一郎

Opinion3.「歯科医による訪問嚥下機能評価、訓練の実際2」
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系
口腔老化制御学講座高齢者歯科学分野 准教授 戸原 玄

【西山先生の嚥下セミナー】第1回 「高齢者の嚥下機能と健康づくり」

西山耳鼻咽喉科医院(横浜市南区)/

東海大学非常勤教授/藤田保健衛生大学客員准教授/

北里大学非常勤講師/横浜市立大学非常勤講師 西山耕一郎

【事例から学ぶ介護保険のポイント】「第1回 居宅療養管理加算」

東京ふれあい医療生協梶原診療所 主任 管理栄養士 介護支援専門員 奥村眞理子

【カンファレンスをしよう!】

接続チューブの入手に困り日常生活に支障を来した症例

【PDNインタビュー】
「胃ろうを付けたまま自宅で最後を迎えるには「できることを探す」が大切」

暮らしの保健室 室長 秋山正子さん

PDN通信第50号 編集後記  PDN理事長 鈴木 裕 

 PDNが設立されて14年が経過しました。その間にPEGは、驚くほど奇異な状況に晒されました。「とても患者さんに優しい医療なのでできるだけ普及させるべきだ」「手技の欠点を克服した器材を開発すべきだ」「地域が患者さんを支える医療が必要だ」「高齢者を長く生かしてしまう胃ろうは罪悪だ」など、胃ろうの評価は時代とともに大きく変貌を遂げました。
 私は、昨今の胃ろうに関する適応の議論や診療報酬の改定の問題は、日本の胃ろうのあり方を問う絶好のチャンスと思います。胃ろうは何のために造るのかと問われれば、迷いなく患者さんやご家族の負担を軽減して苦しみを少しでも和らげることです。ですから、もし胃ろうが患者さんの苦痛を和らげていないのであるならば、胃ろうの存在意義は薄いのです。
 今回、特集で日本静脈経腸栄養学会の理事長の東口髙志先生との対談を行ないました。彼は日本に栄養サポートチームを導入し、チームで行なう医療の重要性を知らしめました。また、彼は、患者さんの視点と日本という国の視点という2つの立場を持った数少ない医師の1人です。これから10年、20年先の日本の医療のあるべき姿が薄っすらですが見えました。
 PDNの理念はぶれません。患者さんやご家族を孤立させない。その思想をPDN通信は追い求めます。

(2015年2月27日発行)

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