HOME > PDN通信 > PDN通信 第59号

患者と医療者のための情報誌「PDN通信」第59号のご案内

【巻頭言】PEGドクターズネットワーク(PDN)からPatient Doctors Network(PDN)へ
【PDN特別対談 胃ろうの疾患別適応を考える その3:がん編】

【巻頭言】
PEGドクターズネットワーク(PDN)からPatient Doctors Network(PDN)へ

NPO法人PDN 理事長 鈴木 裕

【PDN特別対談 胃ろうの疾患別適応を考える その3:がん編】
がんに対する胃ろうの適応は臓器別だけでなく、一次二次的な障害の有無を考慮すべき

NPO法人PDN 理事長/
国際医療福祉大学病院 教授・副院長・外科上席部長 鈴木 裕

東邦大学医学部臨床支援室・教授/
東邦大学医療センター大森病院 栄養治療センター部長・栄養部部長 鷲澤尚宏

【セミナーレポート】
目指すは褥瘡有病率1%未満、栄養管理AIを活用した褥瘡治療の今を知る

演者:東京大学医学系研究科 健康科学・看護学専攻 
   老年看護学褥瘡看護学分野教授 真田弘美

司会:医療法人明和会病院 看護部長 矢吹浩子

【医科と歯科のコラボレーション】
当院における誤嚥性肺炎防止対策~医科歯科連携の最高峰を目指して~

東邦大学医療センター大森病院口腔外科部長・准教授
栄養治療センター副部長・嚥下障害対策チーム担当 関谷秀樹

【Opinion ~私はこう思う~】

[医師]褥瘡、在宅最前線
高岡駅南クリニック院長 塚田邦夫

[歯科衛生士]退院後も見据えた口腔ケアを
東京医科歯科大学歯学部附属病院 歯科衛生保健部 木村文香

[看護師]地域包括支援センターでの看護師の活動について
多摩市中部地域包括支援センター センター長 淵野純子

[管理栄養士]早期退院に向けた栄養課の取り組み
前橋赤十字病院 栄養課課長 安部克幸

【私の病院、紹介します!】小さな町の診療所だけど・・・情報共有は、世界規模です!

鈴木内科医院(東京都大田区)院長 鈴木央

【咀嚼/嚥下機能の評価と口腔ケアの実践講座②】
摂食嚥下障害の診断には口腔機能の正しい評価が重要となる

東京医科歯科大学歯学部附属病院高齢者歯科 若杉葉子

【TOPICS】ご当地嚥下食WORLDシンポジウム

監修:田無病院病院長 丸山道生

レポート:NPO法人PDN 事務局長 神谷進

【PDNエッセイ~医の周辺①】医学と文学の両刀遣い 溝川徳二(エッセイスト)

PDN通信第59号 編集後記  PDN理事長 鈴木 裕

 2016年は、当初の予想を覆す大事件の連続でした。英国の欧州連合(EU)離脱から始まり、米大統領選のドナルド・トランプの勝利、さらにはイタリアの憲法改正の是非を問う国民投票で反対派の圧勝。いずれもポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭が強く関与しています。1930年代のイタリアのファシズム運動、ドイツのナチズム、アルゼンチンのフアン・ペロン政権などは、エリート層である大企業・外国資本・社会主義者・知識人などに強く反対し、大衆に対して雇用や労働条件向上を実現する変革を直接訴えました。世界は、このままポピュリズムが進展するのでしょうか。実際、来年から「ポピュリズム」の代名詞のような「トランプ劇場」が現実のものとなります。アメリカではなく世界を見据えた政治を願うばかりです。

 新年号ではPDNの歴史を熟知した鈴木博昭先生に年頭所感を書いて頂きました。PDNも設立17年目を迎え、鈴木博昭先生の思い描くNPO法人に近づけたいと思います。特集では群馬大学教育学部教授の吉野先生と小児の胃瘻について語り合い、近い将来の疾患別、重症度別の胃瘻のガイドライン作成に向けて一歩前進しました。実務現場の生の声は大変興味深い内容でした。PEG・在宅医療研究会の報告では、通常の研究会や学会ではタブーとされる患者さんと医療者の語り合いを特集しました。東京医科歯科大学の戸原先生には、嚥下の講義を頂きました。

 PDN通信は、少しでも患者さんに寄り添った医療への架け橋として2017年も精進いたします。どうぞよろしくお願いします。

(2017年4月27日発行)

定期購読について

バックナンバーや単品購入をご希望のお客様は、メールにて直接お問い合わせ下さい

過去のPDN通信の全文を無料公開中!この機会に是非ご覧下さい。
※現在公開中のPDN通信は、創刊号~第10号まで。順次追加していく予定です。