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患者と医療者のための情報誌「PDN通信」第80号のご案内

【巻頭言】
栄養療法の基本
質の高い訪問診療実現のために

【巻頭言】食べるための胃ろうを目指して ~コロナなんかに負けない!~

 医療法人 信愛会 日比野病院 脳ドック室長 三原 千惠

【特集】2022年診療報酬改定 栄養療法の基本(経管栄養と静脈栄養の適応)

 帝京大学 医学部 外科 福島 亮治

【特集】2022年診療報酬改定を受けた 胃ろう造設時胃壁固定の適否

 東邦大学医療センター大森病院 栄養治療センター 鷲澤 尚宏

【連載③】「経管栄養」ナースの役割

 NPO法人多摩胃ろう・摂食えん下ネットワーク 大津陽子

【私の病院、紹介します! 岩手県立中央病院】

 院長 宮田 剛

【私の病院、紹介します! 沖縄県ちゅうざん病院】

 副院長 吉田 貞夫

【Opinion ~私はこう思う~】

[医師]小児の栄養管理とNST
 神奈川県立こども医療センター 地域保健推進部 高増 哲也

[歯科衛生士] 地域の病院歯科のあり方
 医療法人社団成仁会 市ヶ尾病院 歯科・歯科口腔外科 松原 麻梨子

[歯科医師]多摩地区での摂食・嚥下班活動

 医療法人社団 香有会 理事長・歯学博士 初野 有人

[管理栄養士]食べることは、人生の楽しみ、生きることの幸せに
つながります

 医療法人社団 八千代会メリィホスピタル 栄養科 南口 将樹

【Topics】質の高い訪問診療実現のために

 かなまち慈優クリニック 院長 髙山 哲朗

【病院・施設の食事探訪⑬】 加工食品や栄養補助食品を取り入れた ムース食

 鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院(神奈川県鎌倉市)

PDN登録医療機関一覧

PDN通信第80号編集後記

PDN通信第80号 編集後記  PDN理事長 鈴木 裕

 この数日間の出来事が、あまりにセンセーショナルで私の記憶の一部が混線しています。個人的にはこの年になって初めて入院の経験をしました。何といっても残念の極みは、参院選の街頭演説の最中に銃弾に倒れた安倍晋三元首相の突然の死です。彼は、首相在任中、強力なリーダーシップで、リーマン・ショックや東日本大震災などで打撃を受けた日本経済を上向かせ、さらに世界の物言える政治家(世界のリーダー)に昇り詰めました。そして、首相退任後もウクライナ侵攻や新型コロナウイルス禍からの回復など課題が山積する日本経済再生へ経験や人脈を生かした活躍が期待されていました。親交の深い世界中の要人たちからも突然の死を惜しむ声が相次ぎました。
 福島先生に、2022年4月の診療報酬改定における「療養病棟において中心静脈栄養離脱に向けた摂食・嚥下機能回復に取り組まない場合の点数引き下げ」について解説いただきました。多くの医療者が疑問を抱いていた医学的に中心静脈栄養の適応がない患者さんに漫然と中心静脈栄養を行っている現状にメスが入ったのです。これは、国の凛然たる姿勢と捉えるべきでしょう。とは言え、中心静脈栄養を主に行っていた病院にとっては死活問題で喫緊の対応が望まれます。
 他の原稿へのコメントは紙面の関係で割愛いたしますが、どれも面白く明日の臨床に直結する内容でした。これから夏本番を迎えます。十分ご自愛下さい。

(2022年7月29日発行)

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