飛田洋さん

なにくそ!俺はここにいる131

京都府 飛田洋さん(70歳)

飛田さんは、平成10年11月に脳梗塞を発症しました。

完全四肢麻痺、構音障害、嚥下障害を認め、入院中に胃ろう造設術、気管切開術が施行されました。平成12年6月に在宅へ移行され、かすかに動くようになった指先でパソコンを操り、創作活動を続けています。

毎日書きためたものは、月刊誌としてまとめられ、製本されています。

FAX送信のご挨拶

七月に入ると参院選がある。相変わらず、党利党略での
我が党だけと美辞麗句が町中を飛び交い、この時ほど本音
と建前を観察する事もない。こうなると過日の過激発言も
むしろ潔い。暴論だが結果直後に、党議拘束がなければ、
議員定数削減が決まるかも?党議拘束なければ、参議員の
良識が生かされるかも?なあんてね。寝たきりが興味持つ
参院選に行こう!今回から若者票が増えそう。 暴言多謝
お蔭さまで今日も明るい寝たきり爺で暮らしております。

【俺流・文句と違う・ぶんくやで】

※ 痛むとか 嘆きを聞けど 手が出せず

※ 文句愚痴 聞き役ぐらい 引き受ける

※ 世の中は 何だかんだと あるものよ

※ 選挙まで 我慢するのだ とりあえず

※ 雨降らぬ 梅雨空にらむ ややこしさ

※ 紫陽花に 罪がないだけ うらめしい

※ 株下がり 儲けそこねて あわてだす

※ 言う事と やる事いつも 差が目立つ

※ 投資せぬ 投機マネーが かきまわし

※ 伝わらぬ 音のベル持ち ひまつぶす

※ 世の中は 思いどおりに 行かぬもの

※ 偽善者は 上辺ばかりを 気にかけて

※ 夢のある 夢はないけど 生かされる

※ 野次馬は 騒ぎ出すけど すぐ冷める

※ 期待せぬ しろうと衆の 風呂の世話

※ 盗んだと 言うが史実は どうなのか

暑苦しい作品を送ります。ご健康をお祈り申し上げます。

平成25年7月1日(月曜日)

飛田 洋

貴女の行ない

言いがかり


『一』
貴女の行ない  つぶやきが
私のひらめき  あしがかり
文句みたいに  受け取るが
文句あるなら  取り上げぬ
 いつも興味を  欠かせない
 君でいるのは  みとめるよ

『二』
貴女の行ない  愚痴もどき
私のアイデア  ネタになる
理解しにくく  気にするが
言葉足らずと  悪しからず
 いつも感謝の  かたまりに
 そんな気持を  受け付けぬ

『三』
貴女の行ない  ひとりごと
私にある意味  辞書がわり
変化とぼしい  この部屋で
刺激くれてる  持ち込むよ
 それに不服が  あるのなら
 相手しないね  無視してる


『一』
文句ばかりと  言うけれど
 それは立派な  言いがかり
感謝こそすら  こちらから
文句云うなど  ありえない
 礼の云えない  もどかしさ
 いつも抱いて  いるのだよ

『二』
文句ばかりと  言うけれど
 思い過ごしか  言いがかり
手抜き介護を  してぬなら
恩にきせても  良いのだよ
 かりに不満を  抱いてれば
 こんな元気で  いるものか

『三』
文句ばかりと  言うけれど
 誰もおらぬぞ  言いがかり
疲れてるのか  ストレスが
君に言わすと  聞いている
 自信持つのさ  これまでを
 誇りなんだよ  いつまでも


井戸端会議

俺の暮らし


『一』
井戸端会議で  あるまいし
がん首揃えて  アホかいな
 被災地処理は  どうするの
 普天間拉致が  あかないな
時間ばかりを  無駄に食い
それでお役目  果たせるか

『二』
井戸端会議で  ないけれど
堂々めぐりで  終わる気か
 見解それなり  述べんかい
 座れば済むと  おもうのか
時間かせぎを  してるよで
恥かしいとは  ならないか

『三』
井戸端会議で  あるまいし
大声張り上げ  うるさいぞ
 親父の食事の  世話もせず
 泣いてる赤子  気にもせず
時間かぎりの  かしましさ
見てるTVが  聞こえない


『一』
俺の暮らしを
 パソコン命と  ひやかすが
 本音言うたら  そうでない
何だかんだと  ベル鳴らし
仕事の邪魔を  せぬように
選んだ結果が  閉じこもり

『二』
俺の暮らしを
 パソコン命と  言うけれど
 暴露したなら  ひまつぶし
作詞バカだと  振る舞えば
少しは気配り  せずに済む
挙句の結果で  とりあえず

『三』
俺の暮らしを
 パソコン命と  触れ合うが
 事実だけなら  そうでない
長くベッドに  いるだけに
不安と迷いが  押し寄せる
苦肉の策だよ  逃げるには


小面にくい

熱中症騒動


『一』
小面にくいと ☆
小面にくいと  祖母さんが ☆
 何かあるたび  言ってたな
子供ごころに  聞いてたし
意識しないで  過ぎたけど
 今はわかるさ  その気持ち

『二』
小面にくいは
小面にくいは  祖母さん語
 孫をあいてに  言ってたな
明治生まれと  バカにして
悪さなんかを  した日々が
 妙に浮かんで  なつかしい

『三』
小面にくいと
小面にくいと  祖母さんが
 腹を立て立て  言ってたな
遊び盛りにゃ  気にならず
逆にからかい  ふざけてた
 今はわかるよ  口惜しさが

☆小面~こづら   

☆祖母さん~ばあさん


『一』
暑い暑いの   食いつきで
幾らこの夏   書いたやら
 節電騒ぎに   まきこまれ
 熱中症にゃ   おどろいた
心配させて   いたけれど
柔な身体で   ないのだよ

『二』
暑い暑いの   フレーズで
苦労忘れて   書いていた
 再三再四に   聞かされて
 頭で溢れて   おりました
迷惑なのも   ネタにして
パソに連日   向かいます

『三』
暑い暑いの   書き出しが
否が応でも   出て来たよ ★
 節電したか   知らぬけど
 熱中症じゃ   ないみたい
冷房入れて   出ていかれ
後は寒くて   ふるえてた

★否が応~いやがおう

主治医より一言

<<俺の暮らし>>

 飛田さんの詞を楽しみにしているファンの方が多いと聞いています。小生もその1人です。時代の流れを誰よりも知っている国民の1人ではないでしょうか。