飛田洋さん

なにくそ!俺はここにいる139

京都府 飛田洋さん(70歳)

飛田洋さんは、平成10年11月に脳梗塞を発症しました。

完全四肢麻痺、構音障害、嚥下障害を認め、入院中に胃ろう造設術、気管切開術が施行されました。平成12年6月に在宅へ移行され、かすかに動くようになった指先でパソコンを操り、創作活動を続けています。

毎日書きためたものは、月刊誌としてまとめられ、製本されています。

FAX送信のご挨拶

風邪?を貰ったらしい。ノロかインフルエンザか知らない

常備していた風邪薬が効いたらしく熱は二日目で治まり、
異常に激しかった咽込みも治まり、同時に痛みを感じてた
喉の痛みも消えた。二週間ぶりに主治医の許可で介護入浴
したが、介護士の社交辞令か知らないが、病後の衰弱を
心配してたが意外と普通だとか、熱で食欲減退して、体力
低下が一般老人とは違う、私はペグで寝たきり爺、気分や
食欲等と贅沢言わず、定刻にはペグで栄養補給してたよ。

【俺流・文句と違う・ぶんくやで】

※ 月替わり 鵜の目鷹の目 してござる

※ 老いし妻 笑みは悟りか あきらめか

※ 目の前の 汚染さて置き なじるとは

※ 投機して 投資している つもりバカ

※ 騒ぎたて 煽るつもりと 夜更かしと

※ 都知事選 雪の邪魔さえ なかったら

※ ソチ五輪 メダルは遠く 取りがたし

※ 人並みに 熱と咳きとに なやまされ

※ 誤解呼ぶ チョコが思わぬ  ストーカー

※ 五輪バカ ルール覚えて ひけらかす

※ 咽るとは こんな苦しい ものなのか

※ 威かされ 期待してたが ネズミ出ず

※ 四年後を 口にするとは しあわせな

※ 下馬評で 騒ぎ過ぎだよ マスメデア

※ 二浪期が 花であったと なつかしみ

厳寒の中、迷惑かけました、お蔭さまで元気回復です。

皆様のご健康をお祈り申し上げます。

平成26年3月1日(土曜日)

飛田 洋

やになるな

治りゃせぬ


『一』
暑いあついと  聞かされて
 毎度まいどは  やになるな
いくら平気に  していても
 俺にたまるよ  ストレスが
  何処かはけ口  ないかいな

『二』
暑いあついと  言うけれど
 暑さ増すだけ  やになるな
それじゃ昔の  レコードで
 針がとぶよに  くたびれた
  今のふたりで  ないかいな

『三』
暑いあついを  待っている
 辛い暮らしが  やになるな
朝は起きての  パソコンと
 何だかんだで  明け暮れて
  役に立つこと  ないかいな


『一』
俺は寝たきり  治りゃせぬ
 寝るのは楽と  言うけれど
 退屈すぎるよ  度を越すと
ネタが湯水と  湧くでなく
時間つぶしも  ままならぬ

『二』
俺はぶさいく  治りゃせぬ
 寝るのは楽と  聞いたのは
 経験ないのが  ほざいてた
常にベッドを  背負う身が
辛さなんかが  わかるかい

『三』
俺の寝たきり  治りゃせぬ
 寝るのは楽の  でまかせに
 お尻が痛くて  たまらない
背中ばかりを  つけないで
横を向きたい  世話かけず


論より証拠や見せなはれ

文句云える俺じゃない


『一』
発言せぬのに  出来ぬのに
抗議やらはり  愚痴どすか
アホも賢こも  あらへんわ ☆
云えへん者が  云うかいな
何にも知らん  知らんのや
論より証拠や  見せなはれ

『二』
関係ないのに  知らんのに
そない何度も  かなわんわ
おかど違いも  ええとこや
相手にするの  やめといて
寝てはる子供  起こしなや
論より証拠と  言うやんか

『三』
問題のうても  ええかげん
何ものうても  いじけるわ ☆
どない目ン玉  してるんや
何処かで事実  見てたんか
邪魔して気分  こわしなや
論より証拠や  見せなはれ

☆ 賢こ~かしこ

☆ 何も~なんも


『一』
不平不満にゃ  泣けたとて
文句の云える
文句の云える  俺じゃない
 何から何まで  世話になり
 感謝している  しているよ
口が裂けても  文句は禁句

『二』
不便不自由は  あるけれど
文句の云える
文句の云える  俺じゃない
 次から次へと  つけくわえ
 面倒かけてる  かけている
下手な苦情だ  文句は禁句

『三』
不幸不運じゃ  あるけれど
文句の云える
文句の云える  俺じゃない
 寝たきり暮し  していても
 命があるだけ  もうけもの
だから今後も  文句は禁句


誰とは名指ししないけど

後のまつりの口惜しさよ


『一』
誰とは名指し  しないけど
他人の嫌がる  おふざけも ☆
アンタが一番  ぶっちぎり
 飽きず続けて  良くやるな
 そんな根気を  活かせたら
 万事目出度い  お目出度い

『二』
誰とは名指し  しないけど
後のしまつの  持ち込みは
アンタが横綱  ほっとけぬ
 右にひだりに  いじるけど
 疲れてるのが  わかるなら
 休みやすみに  馬鹿をしろ

『三』
誰とは名指し  しないけど
いらぬ仕事を  増やすのは
アンタが大将  ぶっちぎり
 何だかんだと  しばるのは
 多分世間じゃ  寝たきりと
 思うだろうが  さにあらず

☆ 他人~ひと


『一』
なにも痛くは  ないけれど
お前見るたび  泣けて来る
 当たり前だと  世話するが
 苦労ばかりで  すまないね
  こんな事なら
  後のまつりの  口惜しさよ

『二』
眠れない夜の  おつきあい
寝ぼけ眼にゃ  泣けて来る
 疲れてるのが  わかるから
 気配させずに  居たけれど
  我慢しきれず
  申しわけない  ことをした

『三』
見込ないのに  ひたすらな
お前見てると  泣けて来る
 こんな具合に  なるのなら
 苦労させずに  居ただろに
  返すがえすも
  後のまつりの  口惜しさよ

主治医より一言

<<FAX送信のご挨拶>>

 久し振りの急性気管支炎でしたね。早く完治され、本当に良かったです。

 こんな時は、水分・栄養剤を状況によって調製出来、薬剤投与も出来るPEGは本当に有用で誇らしく思いました。