飛田洋さん

なにくそ!俺はここにいる155

京都府 飛田洋さん(72歳)

飛田洋さんは、平成10年11月に脳梗塞を発症しました。

完全四肢麻痺、構音障害、嚥下障害を認め、入院中に胃ろう造設術、気管切開術が施行されました。平成12年6月に在宅へ移行され、かすかに動くようになった指先でパソコンを操り、創作活動を続けています。

毎日書きためたものは、月刊誌としてまとめられ、製本されています。

【雑文暴論】⇒覆水盆に還らず

後の祭りとも云う。最近TVで放映されている韓流ドラマは
今で云う中韓間の確執と血肉の争いがやたら描写されている

 その彼らは日本国は戦争好きだとか再軍備しているとか
戦後補償とか、一部の政治家と、そのもどきらが騒いでる

高校の授業で蒋介石が終戦処理を、恨みを恨みで還さず、と
の発言を学び忘れずいる。その当時の配慮を否定する発言に
先人の思いが薄れ悲しい限り。

 一方、中東では戦争をしない国と知られているらしい。

そこまで信頼を得て国連の平和維持軍に参加するのなら
迷彩服を脱ぎ、つなぎとTシャツと日の丸のユニホームは?

暴論過ぎるかな。いずれしても災難事故の待受ける時代こそ
加害者にはならず、せめて被害者でいたい。と思う昨今です

【俺流・文句と違う・ぶんくやで】

※ 美人○○ やたら多くて うっとうし

※ 落着きを 取り戻させる 宇治のお茶

※ 期待して いたが外れて うとんじる

※ 野党らの 僅かばかりの 憂さ晴らし

※ 地獄ミミ 衰えないから うるさいぞ

いよいよ本格的な、蒸し風呂状態だとか、定番化しましたね

この季節に負けない、皆様のご健康をお祈り申し上げます。

平成27年7月1日(水曜日)

飛田 洋

≪商いの記憶≫

≪俺とセガレ≫

二行きめる
『一』
一と一とで
一と一とで   二にしたり
三や四にも   五にもする
才覚なのが   あきないや
 金や儲けに   はしるなら
 人である事   消しなされ

『二』
苦情批判と
苦情批判と   ひやかしは
人気妬みと   やじろべえ
我慢が大事   しんぼうや
 指で弾くは   そろばんで
 人を手玉に   取るやない

『三』
客は王さま
客は王さま   わがままや
正義事実で   しくじらず
頭を下げて   やり過ごせ
 花を相手に   持たせ見る
 余裕含めた   ゆとり持て

二行きめる
『一』
俺のやらない  やれない事に
俺のセガレは  平気でなさる
 若気のいたり  恐れを知らず
 向こう水には  こちらが参る
  備えあるなら  不安もないが
  余裕なさそが  見るのも辛い

『二』
俺のセオリー  ポリシー等は
俺のセガレに  重たいみたい
 意外にすすむ  この世の中を
 渡りきるのは  難儀なようだ
  油断するなと  見守るだけが
  出来ぬ親父は  云われず辛い

『三』
俺の来たみち  やり方なんで
俺のセガレの  役にも立たぬ
 任せたからは  自由にやれよ
 手かせ足かせ  何にも見えぬ
  後のまつりと  言われぬ様に
  教えられぬが  死ぬより辛い


≪妄想タイム≫

≪俺は云わぬ≫

二行きめる
『一』
夢をみられぬ  そのかわり
妄想タイムで  ひまつぶし
妄想タイムで  過ごしてる
 どうせ元には  ならぬけど
 頭でえがいた  シナリオは
  釘をさされる  筋じゃない

『二』
筆を持たれぬ  口惜しさは
妄想タイムで  あれこれと
妄想タイムで  晴らしてる
 後のまつりに  なるけれど
 心のなかでは  活かしても
  念を押される  程じゃない

『三』
夜が更けても  寝られずが
妄想タイムで  ひとしれず
妄想タイムで  お茶にごす
 徹夜もどきの  夜更かしに
 姿はやつれて  みじめでも
  弱音吐くよな  柄じゃない

二行きめる
『一』
遅いことなら  牛でもするぞ
文句云わぬが  許していない
 何だかんだと  言い訳ばかり
 笑顔で聴いて  本音を云わぬ
俺は云わぬが
 俺は云わぬが  怒っているぞ

『二』
恩にきせたら  値打が下がる
そんな気配は  微塵も見えぬ
 いつも自然で  見事なものだ
 女房ならばの  誇りのひとつ
俺は云わぬが
 俺は云わぬが  自慢でいるぞ

『三』
口に出せぬが  感謝はしてる
礼が云えたら  苦労はしない
 こんな事なら  運命を知れば
 ちがった道を  歩いたものを
俺は云わぬが
 俺は云わぬが  口惜しい限り


≪世捨て人ではないけれど≫

≪聞き役だけでつまらない≫

二行きめる
『一』
世捨て人では  ないけれど
 暑いあついと  聞かすけど
 関わりないね  この身には
どうせ寝床で  明け暮れて
 部屋の外とも  ご無沙汰だ
 動けないから  気にならぬ

『二』
世捨て人では  ないけれど
 食のトラブル  見せられて
 関わりないね  この身には
ペグで滋養を  摂るだけで
 これで二年は  食べてない
 だから不安を  抱いてない

『三』
世捨て人では  ないけれど
 事故の多さに  おどろくが
 関わりないね  この身には
町に出ないし  出る気なく
 ほんの小さな  視野に生き
 世間せぬから  マイペース

二行きめる
『一』
何だかんだの  ドジ落ち度
 他人の間違い  そのぼやき
  聞き役だけで  つまらない
たぶん本音の  つぶやきも
 俺は漏らしは  しないけど
  嫌な気がする

『二』
カメの使いか  グズのろま
 他人の態度の  あれこれの
  聞き役だけで  つまらない
参加したいが  無理だから
 俺はストレス  貯めまくり
  嫌になります

『三』
毎度おなじみ  愚痴ぼやき
 他人へ文句の  八つ当たり
  聞き役だけで  つまらない
おなじ思いは  するけれど
 俺の立場じゃ  いかがかと
  嫌なものです

主治医より一言

≪世捨て人ではないけれど≫

 ペグに関わる食のトラブルがまったくなく、ほっとしています。これからも世相を反映(一刀両断)する話を楽しみにしています。