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なにくそ!俺はここにいる⑰
                         京都府 飛田洋さん(59歳)

PEGの交換日記


PEGも五年を過ぎると、扱いに慎重さが欠けてくる。愛用者の私ですら、その存在を意識してない。今回はペグのエピソードを少し書いてみよう。


 この九月にペグの交換が終わったその夜、久しぶりの食事も完了しテレビを見ていたら、いきなりチューブを引っこ抜かれ驚かされた。出血してたらしく加害者はひどく恐縮して詫びてたが、痛みがあった訳でないから、気にしないでいた。心配してくれてたが、その翌朝には予定通り私は風呂にはいり泰然自若としていた。

  それから一ヶ月後の事である。食後すぐに笑いすぎてた私のPEGがタポタポと音を立てており、それを聞いて妻と久しぶりに大笑いをした。どうかすると胃液らしきものが感じられる。倒れる前も経験はあったので体を30度くらい上にあげて貰い、五分テレビを見ていると良い状態に戻った。

 私はPEGと仲良しのようだけど、まだまだ知らない事が多い。第一は構造であるが、(初期病院で説明されたかも知れぬが)記憶になく体に穴のあいた位のもので、色々と興味を持っている。


主治医より一言
 申し訳ありませんでした。一度じっくりとPEGモデルを使って構造の説明をさせていただきます。

 


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