飛田洋さん

なにくそ!俺はここにいる177

京都府 飛田洋さん(74歳)

飛田洋さんは、平成10年11月に脳梗塞を発症しました。

完全四肢麻痺、構音障害、嚥下障害を認め、入院中に胃ろう造設術、気管切開術が施行されました。平成12年6月に在宅へ移行され、かすかに動くようになった指先でパソコンを操り、創作活動を続けています。

毎日書きためたものは、月刊誌としてまとめられ、製本されています。

■ハンサ・無責任/二行きめるの個人の

《子はかすがい》


 子ぼんのうで敬老家?イケメン成らぬイクメンの先駆けだと自負
して来た○子供は乳幼児期に、一生分の親孝行をすると聞く○

確かにそう思うしそうであって随分と癒された○鳶から鷹と期待した
が鳶の子でない働き蜂の子の未来は誰も知らない○父子の時間
の実情を書いてみるが親バカが横道にそれたら悪しからず○

 

 私は三男育ちで二人の弟妹と 妻は長女育ちで四人の弟妹と
暮らしたからか意外と子育てに父親になる不安感はなかった○待
ち望んだ子の無事をただ願い結果息子が誕生した○弟妹達を世
話した記憶が根底にあったのか泣いた笑ったと大過なく来た○

 それでも初秋に生まれ初めての夏を迎えた息子にはクーラーの
無かった部屋は暑かったらしく寝付きが悪くて九時を過ぎ家業の手
が空くと乳母車に乗せて寝かす目的で夜の街を徘徊したものだ○

鴨川原で花火を見物させて寺町二条、木屋町筋、先斗町等の
夜の盛り場の社会見物をさせて四条から鴨川沿いに帰路に着くと
眠りに入りかけてくれ帰宅○子守歌は何故か一筋太郎の浪曲子
守歌であった○

 成長して歩き出すと家では午前中ひとりでは危ないので私と同
行、外出に連れ出した○幼稚園に入る三歳までは色々と行き
色々あった○

 私が週二度は馬券買いが日課だったので特に春秋の競馬場へ
は晴の日は良く行った○助手席に座らせて信号待ちの信号の見
張りを頼んだ○横の信号は黄色になれば知らせて私を起こす役で
ある○その間私は目を瞑り休んでいたが居眠りはしていない○

幼児期は退屈させない楽しい子で我が家の人気者であった○

 そこで 《子を持って増す事多し親の恩》 なーんてね 次回に

■ ハンサ・無責任者二行きめるの《二行詞》


・ 冷房の効いた部屋から来るなりに 暑い蒸すねは聞き捨てならん


・ 野合とか寄り合い所帯でただ保身 住みよい暮らし今よりたのむ


・ もめごとが御家芸でも引き入れて うつりはせぬか何故か気掛り


・ 早朝は寒いさむいにコロモ替え 明日が気になるシーズン来たる


・ 排除とは上から目線の小池さん ことしゃ木枯らし早く吹くかも


・ 指をもみ指を気にするナースおり 浜辺でヒスイ見つけた気持ち


・ 筋書きのないテレビみたいな政治劇 三流ドラマ見飽きて御座る


・ 五十肩七十ババぁが口にする わたしゃ寝た切り肩こり知らぬ


・ お漏らしも事情あってじゃ許されい オムツの中で被害すくなし


・ 仕組まれた政治屋たちの出来レース エサを撒かれて群がる庶民


・ メモとれぬマヒの暗記に泣けて来る ボケの予防とプラスの思考


・ 当事者に文句を言えば直ぐに済む 俺に愚痴るなストレスたまる


・ 赤ヘルの上手の手から水が漏れ ホームチームがやられボロボロ


・ おなじ局世話を増やさぬために見る どうせ気になる番組もなし

≪始末の一代≫

≪一人の女性≫


『一』
質素始末は   基本の基
始末の一代   来たけれど
始末の一代   一代限り
 稼ぐ気持で   いるのなら
 汗を嫌うな   骨を折れ
 儲け仕事は   そうはない

『二』
こまい金から  財を為す
始末の一代   バカ真面目
始末の一代   私で最後
 出入する度   記入して
 払うそのつど  記録しろ
 金を侮り    扱うな

『三』
金は大事の   生活も
始末の一代   はやらない
始末の一代   一代限り
 金は何にも   言わぬけど
 箪笥預金が   主流なら
 金が泣いてる  寂しがる


『一』
たった一人の  女性ひとなのさ
俺の元気の   秘密だよ
 甘えられずに  いるけれど
 言葉失い    仕方ない
  常に感謝の   感の字が
  頭かすめて   離れない

『二』
きっと一人の  女性なのさ
俺の相棒    女房だ
 刺激乏しい   この部屋に
 何だかんだと  運び込む
  割と同感    同の字で
  巡る思いは   お互いさ

『三』
ずっと一人の  女性なのさ
俺の歩みを   共に来た
 変な誤解を   されたけど
 別に弁明    不必要
  いつも辛抱   辛の字を
  君に背負わせ  悪しからず


≪やる気励む気向かう気だ≫

≪紅葉の季節はまだかいな≫


『一』
やる気励む気  向かう気だ
真向勝負と   なにくそと
仲間増やせよ  助かるぞ
 人も三枝の   礼があり
 いつも謙虚に  目立つなよ
人は見ている  眺めてる

『二』
やる気励む気  向かう気だ
何だかんだは  なにくそだ
油断するなよ  悔いを呼ぶ
 犬すら三日で  義理を知る
 過去をたまには 振り返れ
監視カメラが  町中だ

『三』
やる気励む気  向かう気だ
一で踏み出し  二で掛かれ
試験試練は   戴きだ
 思い込んでの  ひたすらで
 そこに花咲く  事だろう
人は見ている  行ないを


『一』
九月十月    駆け抜けて
 暑い暑いの   嘆きから
 紅葉の季節は  まだかいな
寒い寒いが   先走り
 俺が俺がと   背伸びする
 凌ぎ良い日は  幾日か

『二』
朝晩冷え過ぎ  寒いほど
 町は人手で   溢れ出す
 紅葉の季節は  まだかいな
寒い寒いと   口癖の
 声が恐怖に   なりまして
 やがて冬へと  衣更え

『三』
夏日恋しい   早や秋じゃ
 だのに銀杏の  変身や
 紅葉の季節は  まだかいな
寒い寒いと   騒ぐのが
 君の元気の   証だと
 プラス思考で  過ごそうか


主治医より一言

ハンサ・無責任/二行きめるの個人の《子はかすがい》

私も「子供は3歳までに一生分の親孝行をする」と聞いたことがあります。その頃、子供の一挙一動に大変癒されたのを想い出します。子供は3歳までは親のものでそれ以降は、子供の人生とも云われています。親は、子供の人生に、寄り添いながら色んな意味で成長させてもらったと思います(現在、進行形ですが・・・。)。