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なにくそ!俺はここにいる48
                         京都府 飛田洋さん(63歳)


二人で歩け
(『骨まで愛して』の替え歌もどき)
黙って勝負
(『噂の女』の替え歌もどき)
『一』
雨風吹いたが      乗り越えた
苦労したけど      身についた
みじかい人生      だったけど
二人で二人で
二人で歩けて      しあわせさ
 
『二』
気楽な会話と      ふるまいが
いらぬ誤解も      生んだけど
貴女は理解が      出来ていた
二人で二人で
二人で歩けて      しあわせさ
 
『三』
明日の夢なら      消えたけど
今日も明るさ      うしなわぬ
泣いても現実      変わらない
二人で二人で
二人で歩けて      しあわせさ
『一』
口にしたなら      男を賭けろ
軽く言うなよ      責任持てよ
根拠ないのに     噂にのるな
腹に持たずに     やるだけさ
後はひたすら     黙って勝負
 
『二』
一つ終われば     次から次で
最後聞くまで      油断は禁止
禁止だかろて      近視は困る
先を良く読め      近欲張るな
後はひねもす     黙って勝負
 
『三』
恩を義理とは      両手の花だ
水と言う義務      一途に守れ
人に言われて      決断よりは
思うとおりに       踏ん張るさ
後はひたすら      黙って勝負

 

明日の運命
(『旅笠道中』の替え歌もどき)
やじろべえ
(『大井追っかけ音二郎』の替え歌もどき)
『一』
水よひたすら      流れて海か
僕のこれから      明日の事を
どうか教えて      くれないか
風よ気ままに      季節を運べ
僕のこれから      心のいやし
どうか教えて      くれないか
 
『ニ』
雲よちぎれて      幾山越える
僕のこれから      誓いの行方
どうか教えて      くれないか
空よふところ      深くて広い
僕のこれから      記憶の整理

どうか教えて   くれないか

 
『三』
海よやさしい      お袋みたい
僕のこれから      未来の見込
どうか教えて      くれないか
月よ変わらず      隅々までも
僕のこれから      余裕と遊び
どうか教えて      くれないか

 

『一』
金が全てが      世間の相場
金が全てで      あるものか
金だ金だと      執着ならば
金に埋もれ      死ねばいい
さりげなく       なにげなく
なんとなく       かんとなく
野郎次第の      やじろべえ
 
『二』
恩を売る奴      最低なのさ
恩は自然に      振る舞おう
恩にきぬ奴      信用されぬ
恩を忘れず      抱いて行け
さりげなく       なにげなく
なんとなく       かんとなく
野郎次第の      やじろべえ
 
『三』
夢は遠くて      儚く消える
夢に何度も      灯をつけろ
夢が小さい      星屑だろと
夢を頼りに      生きられる
さりげなく       なにげなく
なんとなく      かんとなく
野郎次第の     やじろべえ
無理は覚悟
(『船頭小唄』の替え歌もどき)
人間だもの
(『旅姿三人男』の替え歌もどき)
『一』
俺は生きてる       なにげなく
夢ははいけど       なんとなく
欲は捨てたよ       さりげなく
何もいらぬよ       らしくなく
 
『ニ』
俺は過去には      こだわらず
見込ちがいを      ためらわず
望みなくとも       あきらめず
何があろうが      とらわれず
 
『三』
俺はこれから      こうするさ
人の真似でも      ああするさ
咎められても      そうするさ
無理は覚悟で      無理するさ

『一』
ひとを困らす      雨が降る
ひとに嬉しい      雨も降る
立場ちがいの     壁を越え
やがて仲良き
やがて仲良き     友になる
 
『ニ』
一人ぼっちの      酒もある
二人差し合う       酒もある
腹を割っての      相談じゃ
欲と見栄とは
欲と見栄とは      ご遠慮を
 
『三』
泣いて笑って      恋をして
泣いて笑って      愛をしる
そこの深さを      味わえば
一生はなれぬ 
一生はなれぬ     仲となる
 
『四』
親がいるのは      儲けもの
友がいるのも      儲けもの
情け知らずに      なる前に
恩と義理とは
恩と義理とを       感じるさ

主治医より一言
 “人間だもの”と云う言葉にほっとしたものを感じるのは、私だけでしょうか?