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嚥下機能評価研修会 ~第32回PDN VEセミナー東京~

嚥下機能評価研修会~第32回PDN VEセミナー東京~

1 実技1時間コースを1時間30分コースへ変更
 2014年診療報酬改定において胃瘻造設前の嚥下機能評価の診療報酬請求が可能となりました。その際、医療関連団体等による嚥下機能評価セミナー受講が条件となり、各学会やPDNなどで積極的にセミナーを企画し現在に至っております。セミナー開始当初は、この資格取りが受講の主目的であったように思われましたが、昨今では日々の臨床へのための受講が増えております。日本の高齢化と相俟って、嚥下機能検査が確実に一般臨床にも浸透しているのでしょう。
 従来の実技1時間コースを受講された職種を分析いたしますと、消化器内視鏡に習熟している内科や内視鏡科の先生が多く、単に挿入の仕方を学ぶのではなく、消化器内視鏡を用いて嚥下評価に特化した嚥下内視鏡を学びに来ています。また、消化器内視鏡の操作は十分に出来るが、耳鼻咽喉科等の喉頭鏡も知っておきたいと思う先生もいらっしゃいました。たった30分の延長で劇的に技術の向上は図れませんが、少しでも明日からの臨床に役立つようにと願っております。


2 実技1時間30分コースと3時間コースの使い分け

 

実技1時間30分コース

内視鏡に習熟している先生方が嚥下機能評価を始めるにあたっての手技や注意事項を中心に学びます。

消化器科等の経鼻内視鏡と耳鼻咽喉科等の喉頭内視鏡が選択できます。

実技3時間コース

内視鏡の未経験の先生方を対象に内視鏡の持ち方からの入門コースです。また、臨床現場での嚥下機能評価を始めるにあたっての基本を学びます。


 実技3時間コースは第28回から新しく企画いたしましたが、当初の予想と異なり、コロナ真っ只中でありながら、驚異的な受講申し込みがありました。前回の第29回セミナーも驚くような反響で、途中で講師の先生を増員して総勢12人で対応したほどでした。

 このように実技3時間コースの需要が高まったかの理由は、

 1)実際の臨床現場で嚥下評価が必要となってきたこと

 2)じっくり基本から臨床まで学びたい医療者が増えたこと
 が挙げられます。

 以上より、実技3時間コースは、上記1)、2)を選択の参考にして下さい。

実技演習1時間30分コース講師紹介
実技演習3時間コース講師紹介

受付を終了しました



平成26年度診療報酬改定により胃瘻造設時嚥下機能評価加算が新設されました。内視鏡下嚥下機能検査(VE)による嚥下機能評価は所定の研修を修了した者が実施することとされています。本研修会は、厚生労働省の示す研修要件に準じたものです。現在までに約8,000名以上の方にご参加いただきました。

※注意※研修の修了証を得た医師が実施した場合でないと、加算請求できません。

WEB講義(オンデマンド配信)の最大の利点は、いつでもどこでも何回でも繰り返し学べることです。今回、大幅に共催セミナーの枠を増やし、より実践的な講義を行います。 (WEB講義受講者は全てのセミナーをご覧頂けます)

※共催セミナーは受講必須ではございません。


プログラム予定(追加や変更になる場合がございます)

【栄養管理】

1.「PEG患者の栄養管理 ~半固形化栄養剤と新型コネクタ~」

 講師:丸山 道生(田無病院 院長)

 共催:イーエヌ大塚製薬株式会社、株式会社歯愛メディカル、PDN

2.「口腔ケアと栄養管理の重要性」

 講師:藤本 篤士(札幌西円山病院 歯科診療部長)

 共催:イーエヌ大塚製薬株式会社 、株式会社歯愛メディカル、PDN

3.「歯科での栄養管理」

 講師:石井 良昌(座間総合病院 歯科口腔外科 医長)

 共催:イーエヌ大塚製薬株式会社、株式会社歯愛メディカル、PDN

 

【口腔機能】

4.「摂食嚥下における舌の役割と機能訓練」

 講師:福岡 達之(広島国際大学 総合リハビリテーション学部

          リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻 准教授)

 共催:株式会社ジェイ・エム・エス、PDN

5.「舌圧と食事形態の関連」

 講師:栢下 淳(県立広島大学 地域創生学部 健康科学コース 教授)

 共催:株式会社ジェイ・エム・エス 、PDN

 

【嚥下障害】

6.「嚥下診療で知っておきたい知識」
 講師:上羽 瑠美(東京大学医学部附属病院 摂食嚥下センター センター長)
 共催:株式会社ジェイ・エム・エス、PDN

7.「ゼロから解説 サルコペニアの嚥下障害」

 講師:前田 圭介(愛知医科大学 栄養治療支援センター 特任教授)

 共催:株式会社ジェイ・エム・エス、PDN

8.「サルコペニアの摂食嚥下障害に対する包括的アプローチ」
 講師:永野 彩乃(西宮協立脳神経外科病院 看護部 摂食嚥下障害看護認定看護師)
 共催:株式会社ジェイ・エム・エス、PDN

9.「嚥下内視鏡の挿入手技」

 講師:福村直毅(健和会病院 リハビリセンター長)

 共催:リブト株式会社、PDN

10.「生活期における嚥下障害の評価と対応」

 講師:戸原 玄(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 医歯学専攻

           老化制御学講座 摂食嚥下リハビリテーション学分野 教授)

 共催:嚥下機能評価研修会、PDN

 

【唾液吸引】

11.「唾液持続吸引マウスピースを使用した唾液誤嚥への対応と臨床評価」

 講師:原 豪志(こばやし歯科クリニック)

 共催:泉工医科工業株式会社、PDN

会期

WEB講義 2024年3月4日(月)~4月14日(日)
実技    2024年3月17日(日)
(実技演習は、第6回口腔機能低下・嚥下障害と栄養管理に関するセミナーと共同開催になります)

実技演習3時間コース
1.9:00~12:00
2.13:00~16:00
実技演習1時間30分コース
1. 9:30~11:00
2.12:00~13:30
3.14:30~16:00

※3月17日は実技演習のみとなり、演習時間と実習会場を分散して同じ講義を複数回行います。どれか1つの時間帯をお選び下さい。

※胃瘻造設前嚥下機能評価加算の実技演習要件は1時間以上ですので、1時間30分コース、3時間コースのどちらの実技演習をご受講頂いても「実技有り」の修了証となります。

WEB講義 お振込を確認出来た方には、後日、アクセスするためのURLやパスワードをメールします。
サイトにアクセスすることにより、期間中は24時間いつでも講義動画を見ることができます。
動画閲覧期間は、3月の初め頃から約1ヶ月程度を予定しております。

会場(実技演習)

東京慈恵会医科大学 大学1号館(受付)

主催

PEG・在宅医療学会/NPO法人PDN

後援

日本消化器内視鏡学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会、
日本老年歯科医学会、日本嚥下医学会、日本臨床栄養代謝学会
(順不同)

対象

医師・歯科医師  ②左記以外の医療スタッフ ③医療系学生
※医師以外は、加算請求する事は出来ません。

定員(実技演習)

WEB講義 250名/医師・歯科医師・医療スタッフ
実技   200名/医師・歯科医師
(定員になり次第締切らせていただきます)

参加費

① 医師・歯科医師
・WEB講義+実技集合演習 1時間30分コース 30,000
・WEB講義+実技集合演習 3時間コース 50,000

   (3時間コースは実技を基礎から学びたい方のためのコースです)

・WEB講義のみ(実技集合演習 なし) 20,000
・実技集合演習 3時間コース(WEB講義 なし) 30,000(テキストの送付はありません)

   (過去に本研修会の講義を受講済みの医師・歯科医師の方のためのコースです)


※ 施設基準の届出の時点で、D299喉頭ファイバースコピー又はD298-2内視鏡下嚥下機能検査を診療として実施している経験を5年以上有している場合においては、当該演習は省略できる(厚生労働省保険局医療課 疑義解釈資料(その8)より抜粋)


② 上記以外の医療スタッフ 15,000円(実技演習はありません)

③ 医療系学生(医科・歯科の大学院生は除く)10,000円(実技演習はありません)

※テキスト含む、事前振込みをもって受講可とする

※一度お預かり頂きましたご受講料のご返金はお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。お振り替えに関しましては、ご相談ください。

※お申込みから10日以内のお振込をお願いします。

WEB講義
プログラム
(予定)

〔必須講義〕
講義①瀬田 拓(約60分)
 総論-1 摂食嚥下のメカニズム
 総論-2 嚥下障害とは
 総論-6 嚥下障害の診察法
 総論-7 嚥下造影検査の歴史、利点、欠点
講義② 金沢 英哲(約90分)
 各論1-1,2 喉頭内視鏡検査に必要な解剖・生理と喉頭内視鏡の機材
 各論1-4 喉頭内視鏡による嚥下内視鏡検査
 各論1-6 健常者の内視鏡所見と観察ポイント、見逃してはならない症候
 各論1-8 嚥下障害の典型所見とその対応
 各論2-5 嚥下障害に対する手術療法(嚥下機能改善手術、誤嚥防止手術)
講義③ 堀内 朗(約90分)
 総論-3 VEとPEGの将来
 各論1-1,3 経鼻内視鏡検査に必要な解剖・生理と経鼻内視鏡の機材
 各論1-5 経鼻内視鏡による嚥下内視鏡検査
 総論-5 PEGの適応
 各論1-9 嚥下内視鏡検査の偶発症とその対策
講義④ 西山 耕一郎 (約100分)
 各論2-3 摂食嚥下指導と実践的対応
 各論2-4 嚥下障害に対する訓練方法と訓練効果判定
 配布資料 VEの所見のポイント
 付録資料 兵頭スコア
 スライド 症例

〔実技あり必須講義〕
所見演習(30分)
 所見①~④のいずれかを受講
 所見①喉頭内視鏡(西山 耕一郎)
 所見②喉頭内視鏡(金沢 英哲)
 所見③喉頭内視鏡(瀬田 拓)
 所見④経鼻内視鏡(堀内 朗)
テキスト テキスト内容(目次)

備考

※実技演習の際は、スタッフ(講師、セミナー運営者、展示などの業者など)のワクチン接種の有無を確認します。

会場までのアクセス

東京慈恵会医科大学 大学1号館

【 住所 】〒105-8471 東京都港区西新橋3−19−18

交通・アクセス

● 地下鉄

路線名 最寄り駅 出口案内 徒歩時間
都営三田線 御成門 A5出口 約3分
内幸町 A3出口 約10分
日比谷線 神谷町 3出口 約7分
銀座線 虎ノ門 1出口 約10分
銀座線・都営浅草線 新橋 8出口 約12分
都営浅草線・都営大江戸線 大門 A2出口 約13分
丸の内線・千代田線・日比谷線 霞ヶ関 C3出口 約13分

● JR

・JR新橋駅下車 徒歩12分

● バス

・東京駅丸の内南口(目黒駅経由)→ 等々力行き ・・・ 「愛宕山下」または「慈恵会医大前」下車

・目黒駅 → 新橋駅行き ・・・ 「御成門」下車

 

※患者様用の駐車場しかございませんので、公共交通機関をご利用下さい。

Googleマップ



受付を終了しました




【よくある質問】

Q.1時間30分コースと3時間コースのどちらを選べば良いですか?

A.1時間30分コースは内視鏡操作にある程度習熟されている方向け、3時間コースは内視鏡操作を学びたい方向けとなります。

【実技1時間30分コース】

・消化器内視鏡(経鼻内視鏡)を用いて嚥下機能評価を行いたい場合
・消化器内視鏡の操作には習熟しているが、耳鼻咽喉科等の喉頭鏡を用いた嚥下機能評価の基礎を学びたい場合
・胃瘻造設時嚥下機能評価加算2,500点を確保するための修了書を得るため(VEセミナーの受講の医師に限る)
・長期療養型病床において中心静脈栄養を実施している状態にある者の摂食機能または嚥下機能の回復に必要な管理体制を行う場合

【実技3時間コース 】

・耳鼻咽喉科の内視鏡(喉頭鏡)を用いた嚥下評価の未経験の先生方
・臨床現場で実際に嚥下評価を行いたい医療者
・耳鼻咽喉科の内視鏡(喉頭鏡)を用いた嚥下機能評価の基礎を学ぶ環境にない医療者
・耳鼻咽喉科の内視鏡(喉頭鏡)を用いた嚥下機能評価の基礎を学びたい歯科医
・胃瘻造設時嚥下機能評価加算2,500点を確保するための修了書を得るため(VEセミナー受講の医師に
限る)
・長期療養型病床において中心静脈栄養を実施している状態にある者の摂食機能または嚥下機能の回復に必要な管理体制を行う場合

 

Q.1時間30分コースでは2種類の機材がありますが、どちらを選べば良いですか?

A.①耳鼻咽喉科内視鏡システム(咽頭内視鏡)と②消化器内視鏡システム(経鼻内視鏡)の2種類がございます。①は耳鼻咽喉科等で使用されている喉を診るための内視鏡です。②は消化器科等で使用されていの内視鏡となります。

 

Q.胃瘻造設時嚥下機能評価加算をとる場合、普段の診療でも内視鏡を使用しているのですが、実技演習を省略できますか?

A.実技演習省略の条件は、「施設基準の届出の時点で、D299喉頭ファイバースコピー又はD298-2内視鏡下嚥下機能検査を診療として実施している経験を5年以上有している場合においては、当該演習は省略できる」とされています。

実技無しの受講の場合、胃瘻造設時嚥下機能評価加算を取るためには、お申し込みをされた先生が診療をし、先生のお名前で過去5年以上、D299喉頭ファイバースコピー又はD298-2内視鏡下嚥下機能検査を保険請求をしている必要がございます。
詳細が不明な場合は、実技有りでのご受講をおすすめします。

 

Q.実技演習の当日の感染症対策はどうなっていますか?

A.実技演習を実施するにあたり、下記の対策をとります。

・受講者およびスタッフ(講師、セミナー運営者、展示などの業者など)および受講者のワクチン接種の有無を確認します。

 

Q.実技演習当日に熱が出た場合はどうなりますか?

A.実技当日の発熱などのやむを得ない理由がある場合は、次回以降開催予定の研修会に振替可能とします。


Q.実技演習の開始時間に遅刻した場合はどうなりますか?

A.厚生労働省の研修要件がございますので、必ず開始時間の5分前までに受付を済ませてください。

◆この研修会に関するお問い合わせ◆
VEセミナー運営事務局(NPO法人PDN)
〒104-0054 東京都中央区勝どき3-3-6 勝どき田窪ビル3階
E-mail : ve@peg.or.jp  Tel : 03-5859-5518 Fax : 03-5859-5519