≪口臭の研究が進めば≫
  古くから身近な問題であった口臭ですが、しかし科学的根拠に基ずいた医学による解明が遅れがちな分野でもあります。お口の細菌の増加→口臭→感染症→全身への影響という流れは推測できてもどのようなレベルの口臭が全身への影響を考慮すべきなのか?という議論はほとんどなされておりません。
  1996年に東京都が行った『成人期健康栄養調査』対象は都内在住の18歳~64歳の成人318人の回答結果でも、「口臭が気になる」と答えた人は20,7%でした。実に5人に1人の人が口臭を気にしているのです。

口の中の自覚症状(複数回答)1996年東京都成人期健康栄養調査

1

歯と歯の間に食べ物がはさまる
50.2%
2
むし歯がある
37.8%
3
歯が痛んだりしみたりする
24.7%
4
歯ぐきが腫れたり血が出たりする
23.0%
5
口臭が気になる
20.7%
6
歯並びが気になる
20.7%
7
口内炎ができやすい
14.4%
8
グラグラする歯がある
9.1%
9
口の開閉時にあごが気になる
6.1%
10
噛みにくい食べ物がある
6.1%
11
入れ歯が合わない
2.4%
12
その他
1.2%
13
特にない
13.7%



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