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NHK ETV特集 あなたはどう考えますか?
―食べなくても生きられる~胃ろうの功と罪―

PDN通信33号の2-4面に、「NHK ETV特集 あなたはどう考えますか?―食べなくても生きられる~胃ろうの功と罪―」という記事を掲載しました。2011年7月25日に放送された同タイトルの番組に対して、PDNに寄せられた感想の紹介です。通信では紙面の都合で一部抜粋させていただいた投稿もありますので、全文はこちらでお読みください。(掲載の諾否および実名・匿名につきましては、ご本人からのご承諾を頂いております。)

男女を合わせた平均寿命が80歳を越え、日本は世界最高の長寿国になった。その理由の1つが、欧米とは異なり積極的な延命治療が行われていることにある。中でも、胃に直接栄養を送る経管栄養(胃ろう)は急激に普及し、現在およそ40万人に施されている。もともと胃ろうは、摂食障害のある子どもたちのために開発された技術だが、患者への負担が少なく生存率が画期的に延びるため、高齢者にも応用されるようになった。現在の日本では、嚥下の能力が衰え、ものを食べられなくなると、ほぼ自動的に胃ろうが施されるまでになっている。

しかしいま、この現状を変えようという動きが医療現場で起きている。「ただ生かすことが、本当に患者のための医療か」「自然な死を迎えられない現状が良いのか」という声が上がっているのだ。その動きの中心にいるのが、胃ろうの技術を日本に広めた第一人者の外科医だ。「私には延命至上の現状を招いた責任がある。だからこそ、勇気をもって訴えていかなければならない」という。私たちは、胃ろうをどう考えるべきか。そして、どう生き、どう死ぬべきか。その答えを模索する一人の医師に密着する。

ご本人に代わって胃瘻を選択されたご家族、されなかったご家族、胃ろうを造るべきかどうかを医師らと話し合った末に選択されたご家族、それぞれの揺れる思いが番組では紹介されました。

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