雨から雪に変わった午後、事前申込120名あまり。「この雪で欠席する方がどのくらいいるでしょうね」と心配する事務局スタッフに対し、『大丈夫、雪が降ってもきますよ、みんな律儀だから』と、講師の先生方。結果108名が参加され、茨城県民のまじめさを実感。
日立港病院 院長 末永 仁 先生 |
開会の挨拶は末永先生。すでに地元での勉強会や研究会での演台発表など精力的に活動しておられる先生だ。
口から飲み込めなくなった方への栄養を補給するにはどうしたらよいか?それが前提であって、そのためのルートが静脈だったり鼻だったり胃ろうだったり腸瘻だったり食道瘻だったりいろいろあるということ、そして一人一人の疾患や状態にあった適切な方法が選択されることによってQOLの改善につながっていく、みんなで勉強しよう!という呼びかけでスタート。
総合守谷第一病院 副院長 原 健 先生 |
原先生はPEGの適応、造設前のインフォームドコンセント(特に、造設後の生活がどのようになるかということも含めた説明が必要であると付け加えられた)、カテーテルの種類と特徴、造設方法、合併症などについて概略を分かりやすく説明してくださった。
総合病院取手協同病院 院長 新谷 周三 先生 |
新谷(しんたに)先生は、神経内科・麻酔科・リハビリテーション科を専門とされる。演台を離れ、レーザーポイントを駆使しながら終始参加者の方を向いて、造設後の管理について解説。造設医・病院主治医・在宅主治医・施設主治医(嘱託医)などの担当者の連携不足による患者の不利益を指摘。ご自身の症例を交えて、実際の管理方法やよくあるトラブルへの対応などについても触れられた。