休憩を挟み、末永先生がPTEG(Percutaneous Trans-Esophageal Gastro-tubing:経皮経食道胃管挿入術)についてご講演。PTEGの適応や実際の手技、また現在保険適用からはずされていることも紹介した上で、茨城県をはじめ、造設のみPEG扱いで保険請求できる県があるので、保険再適用まで、PTEGを必要とする患者さんのために行政にも働きかけようという熱いメッセージ。
画像の随所にかわいいワンちゃんの写真(やっと歯が生えそろった頃の、嚥下訓練中というショットは大ウケだった)で『うちの子自慢』をしながら、分かりやすい集中的な3演題であった。
ネクタイの柄もワンちゃんです。 |
今後、末永先生らを中心に茨城県PEG・PTEG研究会が発足する。6月に水戸で第1回研究会が開催される。詳細は決まり次第PDNのホームページでもお知らせするが、PDNセミナーと同研究会は同日開催で企画されている。先にPDNセミナーを開催、そのあとに研究会が開催されるとのこと。
飲み込みが難しい方をサポートするためのいろいろな方法を学び、一人一人に最も適した方法でQOLの改善を目指すということに改めて目を開かされた思いがした。『ゴールドスタンダードはまだない(末永先生)』からこそ、正しい知識と手技を身につけ臨機応変な対応力が求められるのであり、それこそが医療の鉄則「First,do no harm(まず、患者に害のないように)」なのだと思う。
報告者:PDN事務局 岡崎