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1.マーゲンチューブについて

  退院当時の鼻の管はサフィード・レビンタイプ 14でしたが、神経の回復と反比例して、挿入しずらくなってきました。(尚、市立函館病院入院中に、NSに挿入方法を教えて頂き、在宅に備えておりました)

毎週訪問して下さっている西部訪問看護ステーションの池亀NS(マーゲンチューブの取り扱い経験が豊富でした)の材質と太さを変えてみてはとの助言により、金井内科ホームドクターより、クリエイトメディック 12Frを頂き、平成10年4月8日にチェンジされました。その後、ほぼスムーズに挿入できるようになりましたが、時折挿入困難になることもありました。鼻の管の交換処置を第一優先に体調を整えておき、池亀NSと母とのナイス・コンビが続きました。

が、その後、痰の多い日や、のどの状態の思わしくない時(例、痰が沼のような状態になっており、マーゲンチューブがそこでぶつかり前進できない状態等)とてもむせますが痰を全部出させて、ひと休み(2時間位) させて、のどの状態を観察して再度実施するようになり、その為、訪問NSとの、時間の調節が困難になり、平成11年11月頃から、母一人で、今度は訪問ヘルパーさん(市、社会福祉協議会)のいらして頂いている時間帯に合わせて、ヘルパーさんには、口からあふれるツバを取って頂く役を引き受けて頂き、10日に一度の割合で交換するようになりました。平成14年5月17日のPEG施術まで続きました。

織絵はほぼ自由にできる右手で鼻をかゆがったりしてましたが、ただの一度もチューブを抜く様なことはありませんでした。その点、本当に助かりました。

平成5年12月から平成14年5月まで8年6ヶ月の経鼻生活でした。

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