実を申せば	命あるだけ
『一』 俺は前から　　　千里眼 人の噂じゃ　　　地獄耳 　盗聴疑惑が　　　噴出し 　問題提起の　　　実力で 　実を申せば 　真向勝負が　　　信条さ 『二』 俺の理想は　　　太鼓腹 だけど現実　　　胃潰瘍 　食事は偏食　　　無関心 　仕事が優先　　　日常で 　実を申せば 　飯屋の主の　　　候補生 『三』 俺は意外と　　　暢気型 裏を返せば　　　無頓着 　備えを怠る　　　不見識 　人生油断が　　　禁物と 　実を申せば 　後の祭りの　　　体験者 ★　主～あるじ	『一』 右手の指は　　　少しだけ 左手なんか　　　マヒしてる 腕は弾みで　　　動いても 自分の意識で　　無理みたい 後遺症かも　　　しれないが 命あるだけ　　　儲けもの 『二』 頭は熱く　　　　冬なのに 何度も替える　　アイスノン 今は昔の　　　　面影で 不細工爺は　　　赤ら顔 後遺症だと　　　聞くけれど 命あるだけ　　　仕方ない 『三』 眠りは浅く　　　寝つかれず 夜に何度も　　　起きるから 十年この方　　　懐かしい 親の夢見た　　　記憶ない 後遺症かも　　　しれないが 命あるだけ　　　ある限り

エイリアン	恥じゃない
『一』 不細工改め　　　エイリアン 女房が最近　　　呼び出した 面白がって　　　言い出した ＴＶの報道　　　見ていたら 変な持論を　　　聞いたとさ 『二』 喜ぶ言葉か　　　エイリアン 選挙の応援　　　買って出る 軍団だって　　　ペグもどき 政治の素人　　　だとしても 口と腹とは　　　変えるべき 『三』 私の顔見て　　　エイリアン 女房に真を　　　言わせたら 冗談だって　　　言わないね 政府に除外　　　されてても 変な言葉は　　　やめてくれ ★　真～まこと	『一』 鷹山さまには　　およばぬが 節約するのは　　恥じゃない 始末をケチと　　言うけれど 粗末はバカの　　することだ 自分で選ぼう　　マイペース 『二』 太閤はんにゃ　　なれぬけど 如才ないのは　　恥じゃない 知識とチエを　　コラボさせ 誰からサルと　　言われても 勝手に守ろう　　マイペース 『三』 角栄さんにゃ　　追い着けぬ 総裁なれぬが　　恥じゃない 功罪いろいろ　　あるけれど やる気で夢を　　もたらした 理想を忘れず　　マイペース ★　鷹山～ようざん ★　如才～じょさい

文句でなくてぶんくです	背中に寝汗をかきながら
『一』 俳句でなくて 文句でなくて　　　ぶんくです 　五・七・五は　　基礎ですが 　季語に意識は　　いりません 思うがままに　　ありのまま 飾らず書けば　　良いのです 『二』 川柳みたいで 文句でなくて　　　ぶんくです 　五・七・五に　　詠むだけで 　あまり知識も　　いらぬけど 苦情を買って　　しまいます 誤解を生んで　　いるのです 『三』 二行詩亜流で 文句でなくて　　ぶんくです 　五・七・五の　　しらべこそ 　大和ことばを　　のこします 何処でも誰も　　はばからず お手軽なのが　　ぶんくです ★　詠む～よむ ★　大和～やまと	『一』 背中に寝汗を　　かきながら 古いカーテン　　みつめてる 　西日で日焼け　　してるのか 　剥げた布地が　　いとおしい 見慣れた景色　　見ていると 心が落ち着く　　やすらぐよ 『二』 背中に寝汗を　　かきながら 何故か湿度が　　気にかかる 　小さい文字が　　みにくいが 　言えば老化で　　決まりだろ 年寄りなどと　　言われても 大きな表示を　　みて見たい 『三』 背中に寝汗を　　かきながら 常にパソコン　　向かってる 　パソコン風で　　あるだけで 　実はアナグロ　　ワープロさ 夜明けに挑み　　ひねもすを 言葉の遊びで　　過ごしてる