一般演題

一般演題座長　北部地区医師会病院 消化器科　幸地周先生

一般演題は、北部地区医師会病院　幸地周先生の座長で３題。

北中城若松病院　山田義岡看護師

１．経腸栄養を行う高齢者の誤嚥性肺炎に対する傾斜ベッドの有効性の検討/北中城若松病院　山田義岡さん。

栄養注入時に15度のベッド傾斜をとると誤嚥性肺炎の予防になると言う注目すべき講演であった。今後、更に症例を積み重ねてほしい。

沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 消化器内科　千代田啓志医師

２．当院で経験した胃瘻造設の合併症やトラブルについて/沖縄県立南部医療センター・こども医療センター消化器内科　千代田啓志先生。

ＰＥＧ偶発症としての結腸穿刺の経験から予防策としてバイプレイン透視下ＰＥＧが有用との報告。また、ＰＥＧ後の胃-腹壁離開の回避のために極度の低栄養患者をＰＥＧ適応から除外し、また、胃壁固定糸の抜糸を２週間以内に行うのは危険と。安全なＰＥＧを実践するために参考となる貴重な発表。

中頭病院　内視鏡センター　當山美也子看護師

３．地域連携の円滑化を目指した当院での胃瘻管理カルテの見直し/敬愛会 中頭病院 内視鏡センター看護士　當山美也子さん。

ＰＥＧ患者の地域連携、施設間の情報交換手段として必要な取り組みであり、未完成では、あるが重要な第一歩である。今後、病院内外での勉強会を含めて継続すれば、よい結果が生まれると思われる。更に今後に期待したい。

フロアからの活発な質問

講演終了後のアンケートフリーコメントで「中頭病院の発表で少し勇気をもらえた気がしました。今度のＰＤＮセミナーの発表は連携施設にしてもらいたい。何が問題か、どうしたら解決するかのステップにして欲しい為。各施設を巻き込んで順番に発表してもらっては？」との書き込みもありました。