「胃ろうは一生使うもの…??大きな誤算!」5
PEG実施後の追跡調査を!
昨年から今年にかけて私の知っている範囲で3名のALS患者が[いろうの手術]でトラブルを起こしてしています。PDNに投稿してくれるように誘うのですが、応じたのは和中さんでした。ALS患者は、PEGのみでなく、実施者が主治医ならば尚更今後のことを考えると何も言えなくなるのかもしれません。ただ、私が思うには、患者は特異体質かも知れませんが、麻酔が効いていないのに手術の続行、主治医や当直医のあり方などこれでいいのだろうかと疑問です。
[いろうの手術]は、簡単で直ぐに終わって手術のうちに入らない、と説明されます。
しかし、患者の不安を取り除くための説明ならいいのですが、医師が手術は簡単なものという安易感を持って、症例の少ない医師にまかせっきりにしていいのかなと思います。
PEGの歴史は浅いのに、既に国内では20万人を超しています。その良い面は強調されます。それは事実なのですが、実施後の追跡調査も必要なのではないかと思います。
3・5・7・10・15年と追跡すれば、その功罪や改良すべき点がより鮮明になると思います。PEGは、それがやり易い条件があります。PEG実施患者は、引続き入院か在宅療養になりますが、[いろうの交換]は医師が行なうので、連携さえ取れれば容易と思います。連携が一番難しいのかも?
私自身は造設後7年が過ぎましたが、トラブルはありません。始めの4-5年は綺麗なものですね、と誉められました。その後、カテーテルに黴が生えました。対策は、PEG大すき(酢喜)です。
照川貞喜さん