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Q1.PEG(胃ろう)ってなんですか?



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PEGとは

PEG(ペグ)とは、Percutaneous Endoscopic Gastrostomy の頭文字をとったもので、経皮内視鏡的胃瘻(いろう)造設術といいます。

PEGは、口から食事のとれない人、飲込む力の無い人のために、直接、胃に栄養を入れるためのおなかに小さな「口」を作る手術です


PEG造設の様子

内視鏡的に行いますから、おなかに5~6mm程度の傷がつくだけで、出血もほとんど無く、手術も5分から10分程度で終ります。軽い麻酔の手術で行いますので、苦痛は軽減されます。手術後は多少痛みますが、軽い痛み止めで取り除くことができます。その後、痛みも和らぎ違和感もほとんど無くなります。


胃ろうの胃内部

しっかり固定されていますので、抜ける心配もありません。また違和感も少なく、目立ちませんから患者さんが自分で抜いたりせず、手足を縛られるような苦痛もなくなりました。


内視鏡を使用して造設します

PEGは1979年にアメリカで開発されました。管理が容易であること、患者さんの苦痛が少ないことから、欧米でまたたく間に普及し、年間約20万件が施行され、長期経腸栄養の標準的な投与ルートになっています。